サブマリン707R


                            速水家の崩壊〜第二章    


                                 『 悪夢 』


 犯され尽くしたその肉体をソファの上に投げ出して呆然としている速水みゆきが、我に返ったのは柱時計が午後二時の時を告げたときであった。
 あと1〜2時間もすれば学校へ行っている娘が帰ってくる、その前のこの惨劇の後を片付けなければいけない、その思いが重く動かない身体を強引に突き動かし、バスルームへと身体を運ばせて行く、よろめきながらみゆきは立ち上がり、バスルームへと向かう…そして汚された身体を洗いはじめる。
 身体に降りかかる熱いシャワーの感覚、それでもあの男に触れられた感覚は消えない、いくら身体を擦っても、刻み込まれた痕は消えない、洗っている身体を見れば男に刻み込まれた歯型がある、それを擦る腕を見れば抵抗した時に付いた蒼痣がある、いくら洗った所でその傷痕が消える筈が無いのに、みゆきは身体を洗い続ける、嗚咽を漏らし、泣きながら必死になって…
 不意に下半身から何かが、抜け落ちるように垂れてくる感覚があった…下半身へと眼をやったみゆきの眼に映し出されたのは、自分の股間から漏れ出してくる男の精液…力無く、その場に崩れ落ちたみゆきは泣きながら、股間から垂れてきた精液を、指で掬い取りながら洗い落す…だが、精液は何時果てるとも無く股間から染み出すように垂れ続けた……


                                 『 凪の日々 』


 夫である速水洋平が作戦行動から家へと帰ってきたのは、一ヵ月後の事であった。
 この一ヶ月間、常にみゆきは脅えていたと言ってよかった。あの男が最後に言った言葉…
『約束どおりに、お前さんのオナニーしている画像は消去してやったよ、でもなこれはまた別口だ、これを消去して欲しけりゃ、この次もよろしく頼むぜ』
 その次が何時なのかを、ある意味で言えば脅え続けながら待っていたのだ…だが、男からの連絡は一切なかった。
あれで終ったのだろうか?
 そんな筈は無いと思いながらも、家へと帰ってきた夫との平和な生活が、その事を忘れさせていった。

「ようやくに、母港へ帰ってきたんだ、君に入港したいな…」
 そんな夫の求めに応じたのは、夫が帰ってきてから7日目の事である、あの時に身体につけられた傷痕は全て癒えており、傷痕は判らなくなっているものの、夫に抱かれた瞬間の自分が他の男に犯された事がばれてしまう…そんな恐怖感があり、夫の求めにはアノ日だからと応じる事を避けていた。
 だが、何時までも誤魔化せる筈もなく、7日目の今日…夫の求めに応じて、帰ってきてから初めて抱かれた。

 だが身体が強張るのが判る、私の胸を揉み、あの部分を愛撫する手が夫の手だと心では理解している筈なのに、言いようの無い恐怖が身体と心の両方を蝕んでくる…それでも私は必死に耐えて、夫の愛撫に反応する…無理やりにでも、そうしないとあの事がばれてしまうような気がしたから…

 二ヵ月後、夫はまた海へと戻って行く、そして最後の晩にも夫に抱かれる…この二ヶ月間の間、夫は私を抱いた時の反応をどの様に感じたのだろうか?
 私の身体に対して何か異常を感じ取られたりはしなかったのだろうか、空港へと夫を見送った後、自宅へと帰ってきた私を待っていたかのように電話が鳴る、玄関の鍵を閉める間も無く、慌てて電話へと出た私の耳に…
「はい…速水ですが…」
「奥さん、約束どおりに今から行かせてもらうよ…」
 電話の向こうから声が聞える、それは忘れ去りたかった声であった。
 そして、電話は切られて、玄関のチャイムが鳴り、ドアが開く音がした…


                                 『 悪夢再び… 』


 電話の受話器を持ったまま、その場に凍りつくように立ち尽くす…ドカドカと言う足音が聞える、そして見覚えのある男を先頭にした数人の男達が私の前に姿を現した。
「よお、奥さん…約束どおりに遊びに来てやったぜ、また楽しもうや、今日は友人も連れてきたから、飽きさせる事は無いはずだぜ」
 先頭の男が、そう言いながら私の方へと近づいてくる、受話器を持ったままあとずさった私の手から受話器を取り上げ、それを電話に置きながら言う。
「さて、始めようか?」
 凍りついたように立ち尽くす私の身体を抱え上げた男達は、昨晩に夫と交わりを交わしたベッドルームへと私を連れ込んだ…

「いやっ!やめてっ!」
 凌辱はすぐに始まった。
 ベッドの上に押し倒されたみゆきの手足が抑えつけられ、身に着けている衣服が引き剥がされて行く
「久しぶりだな奥さん、待ち侘びてたぜ…あんたの身体を、また味わいたくてな」
 引き千切ったブラウスから、露出したブラジャーに手をかけながら男は言う、すでに三ヶ月以上前から男達は、彼女を再び凌辱する計画を立てていたのだが、家に夫である速水洋平が帰宅したことにより、危険を避けるために今まで我慢していたのである、そして速水洋平が再び出かけた事を確認した直後に、早速現れてみゆきの凌辱を開始したのであった。
「はなして、やだぁぁーー!」
 まるで少女のように泣き叫ぶみゆきを組み伏せながら男達は、その身体から衣服を剥ぎ取って行き、白い素肌を露出させて行った。
 ブラジャーが引き伸ばされ、バンドがはち切れて引き千切られる、そして剥き出しとなった乳房へ男達の手が伸びて、我先にと乳房が握り潰され揉まれる。
「痛い!いやぁぁーーー!」
 一つの乳房に何本もの手が伸びて乱暴に揉む、乳首が挟み込まれ引き伸ばされる、スカートへと伸びた手がスカートをずり降ろしストッキングを引き裂く、順番も何も無く男達は我先にとみゆきの衣服を引き裂き、その下から現れ出た肌へ手を伸ばし触れ、その身体の感触を掌に味わわせて行った。
「へへへ…待ってたんだよ、旦那が居なくなるのをな…待ち遠しかったぜ、これからは毎日でも犯してやるよ、時間の限りな!」
 みゆきにとって、その言葉は死刑判決にも似た言葉である、男の言葉は嘘では無いだろう…私は、これから毎日のように男達に犯され続けてしまうという事が、何故か逆らう事の出来ない運命のように思えてしまう。
「いや…いやいやぁぁーーーー!!」
 抗いの言葉を発して、押え付けられている身体を足掻かせ、何とか男達の手から逃れようとするが、身体はベッドの上に押え付けられたままでビクともしない、引き裂かれた衣服から露出した素肌には男達の手が、伸びて行きそれぞれが思う存分にその肌の柔らかさを掌に味わわせながら、肉体を嬲り犯して行った。

 すでに順番は決まっている、最初の男は服を脱ぎ捨てるとパンティー一枚と言う姿で、男達の手により嬲られているみゆきの上に覆い被さり、それと同時にみゆきの身体を嬲っていた手が引っ込められ、手足を掴んでベッドへ押し付ける。
「ひっ!どいて、はなれて!やぁぁーー!」
 自分に覆い被さってきた全裸の男、その男が自分の身体の上で蠢きながら乳房を揉み、身体に舌を這わせる、突き放そうと足掻いても他の男達に手足を押さえつけられて、満足なな抵抗をする事が出来ない。
「暴れるなよ、暴れても痛い目を見るのは、あんたの方だぜ」
 手足を押さえ着けている男達が、囃し立てるように言う中、みゆきの肉体を嬲っている男は、その手を最後に残されていたパンティーへと伸ばして行った。
「駄目!やめてください、お願い!やめてぇぇぇーー!」
 みゆきの哀願の声を無視して、あっさりとパンティーは引き下ろされ、その秘められた部分が男達の目に晒される、両足が大きく左右に引っ張られて、黒い茂みの奥に隠された肉色の割目が見て取れる。
「ひひひ、昨日の晩は旦那とこのベッドの上で、してたんだろ?これから俺達が続きをしてやるから、感謝しなよ」
 そう言うなり、みゆきの上に覆い被さっていた男が、押し広げられた股間へと自分の男根を突き込んだ。
「ひぃぐぅっ!」
 自分の胎内に突き込まれた夫以外の異物、それがみっちりと膣に広がり満ちて行く感覚…
「ぐぅぅ…いやっ!抜いてください、いやぁぁーーー!」
 男は抜くどころか、かえって突きこんだ男根を一層奥深くへと捻じ込んで行く、必死に抗い叫び声を上げ続ける女の姿を腹の下に見下ろしながら、自分の中にある征服欲が満たされていくのを感じ、さらに激しく突き込んだ男根を動かし、更なる悲鳴を女の口から吐き出させ満足して行く、そして男は犯している女に問いかける。
「おい、昨日旦那とやった時はゴムを着けてたのか?もしも着けてなかったら、大変だぜ…俺や他の奴らが、たっぷりと膣出しするんだ…ガキが出来ちまったら、誰のガキかわからなくなっちまうぜ」
 犯される苦痛に悲鳴を上げていた女が、その言葉を聞いた瞬間に悲鳴が止まり、恐怖に満ちた顔で自分を犯している男の顔を見る、楽しそうな笑みを浮かべ抗っている自分を見ている男の顔を…
「いや…そんなの、いやよ…やめてよ、やめてよ…いやよぁぁーーー!」
 犯されていると言う直接的な恐怖とは違う、恐ろしい事が頭の中に広がって行く、昨日の晩に夫とSEXをした時に…
『そろそろ、二人目をつくろうか?』
 と言う夫の言葉で、避妊具は使用していなかった…時期的に危険日でもある、今この状態で膣内に射精をされたら…
「はなしてぇ!どいてぇぇーー!ぬいて、抜いてちょうだい!お願い、お願いだからぁぁーー!」
 必死に足掻くその姿と、その動きを味わいながら男は、みゆきの胎内へと思う存分に精液を迸らせ満足感を味わった。

 起き上がる男に合わせて、股間を貫いていた男根が引き抜かれる、自分が放出した精液に塗れた男根をぶらつかせながら、次の男へとバトンタッチをする…
「さて、次は俺のを味わってもらおうかな?」
「いやぁぁ…もうやめて、出さないで…お願い…お願い…」
 放出された精液の汚れを胎内に感じつつ、みゆきは哀願を繰り返すが、それは男の嗜虐心を昂ぶらせるだけである、引き抜かれたばかりの穴へと再び挿入される男根の感触…
「あうっ…いやっ…やめてください…お願い…」
 激しく腰を動かしながら、哀願を繰り返すみゆきの唇を貪るように舐める、そしてその口へと舌を差し込んで、口を汚しながらその口中を舌で嬲る、溢れ出た唾液が顎を濡らし首筋へと垂れて行く、それにあわせながら男は乳房を揉むほぐし、唇からどけた口を乳房へと持って行き、大きく口を広げ乳房を頬張りながら乳首を舌で舐めるように嬲り上げて行く
「うぶっ…ぐぅ!ひぃっ!」
 突き込まれたままの男根が、ビクビクと膣内で蠢く、乳房を嬲る口が舌先で乳首を弄ぶ…乳房から顔を上げた男が、両手で揉み潰すように乳房を押し潰しながら、突き込んだ男根を激しく突き動かし、絶頂へと快楽の階段を駆け上がって行く
「だめっ!だめぇぇーーー!」
 再び膣内へと射精される恐怖で、引きつった悲鳴を上げるみゆきであったが、その悲鳴は男の吼えるような快楽の叫びの前に掻き消される!
 そして、再び膣内へと射精をされたみゆきは、三人目の男が覆い被さってくるのを、受け入れることしか出来なかった…



                                                           つづく


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