G・B氏の優雅な一日…
あるいは
ある少女の最後の日…
『 不快 』
彼…G・B氏は不機嫌であった…
開催される時には必ず参加する、闇オークションハウスと呼ばれる催し、その会場にて十中八九競り落とした思った商品の女を横どりされるような形で競り落とされてしまったである。
元々は、その女は本来の商品ではなく会場のスタッフとして雇われていた女を裏金や今までにギルティにて培ってきたコネをフルに使って、B氏が商品として緊急的に出品させたのである…何故?わざわざそのような事をしたのか…答えは単純なことであった。
前回の闇オークションの時に、その女が見せた自分に対する嫌悪の表情…無論、露骨な表情ではなかったが、押さえた自己の感情の下から見せた表情は明らかに自分を侮蔑していた…その表情を見た瞬間…その女を犯して…いや!壊してやりたくなったのだ!
自分の前に引き出されて、恐怖と絶望の表情見せる女をたっぷりと嬲る…考えただけで興奮してくる事である、だからけして安くない(とは言えB氏には大した金額ではなかったが)金を使い商品にしたのだが…
競り落としたと思った瞬間…新参参加者が横からかっさらっていった。
金額的には競り合える額であったが一瞬の驚きが行動を妨げ、競り落とし損ねたのである。
「糞ったれが!」
その品性に似合う、下貧な言葉を吐き出し近くにうずくまる奴隷女、元々は高貴な血筋の箱入り娘だったという(事実、ほんの二週間前までは確かに処女であり男と言うものをまるで知らなかった)娘を蹴飛ばす!それでも、まだ腹の虫が収まらない、そして考える…この娘を壊してみるか?と
な〜に、今回は競り落とし損ねたが、まだチャンスはある、あの男から改めて買いとってもいいし、いざとなれば別の手段もあるではないか、それまでは予行演習として、いま肉奴隷として飼っている牝を2〜3人ぶっ壊すのも楽しいかもしれない…
B氏はパンッ!と手を叩く、どこからともなく、屈強な男が数人現れ蹴飛ばされたままうずくまる娘の手足を掴み、立ち上がらせる…
「地下四階に連れて行きセッティングをしておけ…」
地下4階!その言葉を聞いた瞬間、ぐったりとしていた娘が暴れ出す。
「いや、いやいや!あそこはいや!…なんでもします。だからーー!いやぁぁーーー!」
娘の悲鳴を薄笑いを浮かべながら、B氏は聞き惚れる…本日のB氏の優雅な日々が始まろうとしていた…
『 期待 』
地下四階…実際に地下の四階にあるわけではない…四と死を引っ掛けた呼び名である。
地下四階へと続く下りの階段を三人の男達に娘が引きずられながら下りていく…その後方にB氏がいる、無論歩いてなどいない…三人の娘(当然のことながら衣服は身に着けておらず首には鋼鉄製の輪が着けられており、その鉄輪も溶接され完全に閉じられている)が騎馬戦の馬のように手を組み、その上にB氏がふんぞり返っているのである。
泣き叫び、哀願の悲鳴を上げる娘…その娘の姿を満足そうにB氏は見る、直通のエレベーターが無いわけではないが、四階…死階へと連れて行かれる恐怖と絶望に身をよじる娘の姿を少しでも多く見ていたいと言う歪んだ感情が、わざわざ階段を選ばせたのだ。
「ブヒュルルヒュル〜…」
奇妙な笑い声を出しながらB氏が騎馬の上で身をよじり笑う、肥満したB氏の肉体がブルブル蠢き、その度に騎馬をつくっている娘達の腕に体重がかかり、ミチミチと腕が鳴り、少女達の顔が苦痛に歪む…
やがて地下四階のたどりつく、目の前には鉄の扉がある、騎馬をつくっていた娘達が首に着けられている鉄輪に鎖が通され扉の前に繋がれる。
扉が開かれ、娘と娘を引きずってきた男達とB氏が扉の中に消えて行く、そして扉が再び閉じられた後、繋がれた娘達は中に連れ込まれなかった安堵のため息をつき、自分達の幸運に感謝した…
明るく広い部屋だった…その部屋の中には様々な物が置かれている、彫刻、オブジュ、絵画、ただしそれらは、すべて娘達により創られていた。
彫刻…そう見えたのは佇む娘であった…身体は石膏で塗り固められ頭部のみが素顔を出している…オブジュと見えたのは奇怪な格好に縛り上げられた娘であった…絵画…10m四方のキャンパス…そこには娘達が塗りこめられていた…バラバラに…半身を塗りこめられてる娘…四肢を塗りこめられてる娘…尻だけを突き出してる娘…乳房のみが突き出されてる娘…恐怖と苦痛に歪んだ表情…微かに漏れ聞こえる呻き声…哀願…父を…母を…恋人を…それらに助けを求める声…恨みを…呪詛の言葉…それらが室内に篭り…反響し…吸いこまれ…大きく…小さく…響き渡る…
もしも地獄という物がこの世界に存在するのなら、ここは紛れもなくそうであった…ただし、その地獄は狂ったようなエロチズムに満ち溢れていたが…
「ひっ…ひぃぃ…ひや…やだ…やめて…」
脅えきっている娘にB氏は言う…
「今日は、人形で遊ぼう…操り人形でな、げひひぃぃ…」
そして作業が始まった。
「お願いしますよ……」
B氏が闇の奥に声をかける…コートを着た男が、声に呼ばれて現れる…
「これが…今回の人形でやすか…」
娘を見て男が言う…
「ぶひゃひゃひゃ…本当は違う娘の予定でしたが、今回はこの娘で創ってください…操人形をね…ぐひゅひゅひゅ…」
「いいでやんすよ…見合う銭さえ頂ければね…誘拐…人殺し…その他、どのような非合法な事でも引きうけてやんすからね…我々の一族は…」
どこか虚無を感じる表情で男は答える。
「そうそう、充分な額を御渡しあるとおもいますが……」
「へいへい…それでは、糸操人形に仕立て上げやすか…」
男がゆっくりと娘に近寄って行く、すでに脅えることしか出来なくなっている娘は微かに首を左右にふり擦れたような声で哀願の言葉を出す事しか出来なかった。
「い…いや…助けてください…なんでもします…なんでも…ご奉仕しますから…殺さないで…死にたく…死にたくないです…おねがい…」
男は、娘の首筋に手を触れて安心させるかのように優しく言う…
「大丈夫でやすよ…死にません…たとえ殺してくださいと頼まれても…死なせるなとの御指名でやすからね…」
「ひっ!…いっ!」
叫び声をあげようと娘はしたが、しかし声は途中でとまる、自分の意思ではない、首筋に打ち込まれた針…それが娘の全てを封じる。
「これは、せめてもの情け…とでもしときやすかね…」
男の手に銀線が握られている…その銀線がバラリと解けたかと思うと娘の体内にめり込んで行く…チュポリ…糸の先端が皮膚を突き破り娘の肉体の内部に侵入していく…外から内に…内から外に…縦横に皮膚を縫い取る様に蠢く…乳房に潜りこみ…乳首の先端から銀糸の先端が飛び出す…臍から潜りこみ…クリトリスから出てくる…十数本の銀糸がヴァギナに潜り込み…尻の穴から溢れるように出てくる…娘に地獄の苦痛を与えていた…見開かれた瞳が充血し毛細血管が切れ目が赤く染まる…ギチギチと噛み閉められた歯が欠け砕ける…髪の毛が逆立つ…せめて声を出す事が出来るのなら叫び…その苦痛のいくらかを軽減できたかもしれない…しかし声は封じられ身動きすることもできない…
「ぐひょひょひょ…おわりましたか?」
地獄の苦痛に責め苛まれる娘の姿を見ながらオナニーをしていたB氏が、精液がまだ垂れている自分のペニスを握り締めながら言う…
「へい、終りやしたよ」
男が銀線の出ている手袋をはめながら言う…手袋から出ている数十本の銀線、その先に娘がいた。身体中に銀線を絡め立っている、男が銀線の手袋を動かすと、それにあわせる様に娘の体が動く、自分の意思で動いてるわけではなく、身体から銀糸により操られているのだ、操り人形…まさにそれであった…
「うひょひょひょ!いいですね…で、挑戦しますか?…デモンに?」
「さて、勝てば約束の銭の2倍…思案のしどころでやんすな…」
「3倍出しますよ…どうです?」
「…5倍なら…」
「うひゃひゃひゃ!わかりました6倍だしましょう…いいですね…デモンの準備をしますから…楽しみですね…ぐひゃうひゃはぁ…」
B氏が笑う…その笑い声は実に楽しそうであった…
『 デモン 』
デモン…それはそう呼ばれていた。それは、デモンは、飢えていた…約二週間前に与えられた餌はすでに完全に食い尽くし、骨も残っていない…ガチャリと扉が開く、デモンは喜びに満ちた低いうなり声を出す。扉が開く時…それは、新たな餌が与えられる時なのだから…
左右に二十メートル…高さが10メートル程の三方は鋼鉄製の檻、のこる片側が壁…その壁には扉が一つ…その空間の中に二つの人影があった…一人は黒いコートを着た男…その男のはめている手袋から数十本の銀線が伸び…もう一つの人影へ、全裸の娘の身体に繋がっている…
壁がわに付けられていた扉がガチャリ…と開かれる…低いうなり声を出しながら…それは現れた。
「ぶひゃひゃ…すごいでしょう?」
出てきたモノ…それは虎であった。
「名前はデモンと言います…こいつの弟の虎…ビーストは有名な猛獣使いの娘を噛み殺したうえ、その後に脱走して何人もの人を殺しました、こいつはそれ以上に狂暴で、残忍で大食いですよ、今までに何人もの人間を食いましたからね…ぶひゃひゃひゃ…」
デモンがゆっくりと娘に近寄る…一激では殺さない…嬲りものにして、生きたまま獲物を食べるのがデモンの食事の仕方である…しかし…デモンは違和感を覚える、なぜこの獲物は脅えないのか…?いままでに、食らってきた獲物は自分の姿を見ただけで…脅え…泣き叫び…逃げようとあがいていた…なのに何故この獲物は逃げ出さないのか?恐怖のために動けないのか?…違う!デモンは、獲物をいたぶるのを中止する、獣の本能が警告を発する…すぐに殺せ!と…
デモンの強烈な前足による一撃が、娘が立っている空間を薙ぐ!…しかし、そこにすでに娘の姿は無かった。驚愕…次の瞬間!デモンは強烈な衝撃を腹部に受け吹き飛ぶ。
「ガァギャーオーン!」
娘が放った蹴りがデモンを吹き飛ばす…尋常な力ではない…
「人操糸でやんすよ、糸で人を操り人形とし、人の持つ力を全開以上に引き出しやす…もっとも、身体の方がもちやせんがね…」
確かにそうであった…娘の蹴りを放った足が奇妙な方向に曲がっている、男が銀糸を操る、娘がデモンの上に跳び乗りギリギリと首を締め上げて行く、人喰いの魔獣デモンと繰り人形と化した娘の激闘が始まった…
デモンが背に娘を乗せたまま走る、そして鉄格子に身体をぶつけ娘を引き剥がそうとするが、その直前に娘の身体は背から離れ地に降り立つ、身体を鉄格子にぶつけた反動を利用しデモンが娘に襲い掛かるが、寸での所で娘は位置を変え身をかわし様に、着地したデモンの身体へ蹴りを跳した、蹴りはデモンの身体に直撃し、蹴りを喰らったデモンがキリキリ舞しながら跳ね飛ばされる、多重が数百キロ以上もあるデモンを蹴り飛ばす蹴りの威力は、蹴りを喰らわした娘の身体にもダメージ与えるが、銀糸により操られている娘の身体は、それを無視しデモンの元に素早く駆け寄り追撃を加えようとするが、繰り出されたデモンの腕の一撃が娘の胸をえぐり、左の乳房を引き裂いて抉り取る、しかし乳房を抉られながらも娘の動きに変化はなく、素早く延ばされた腕がデモンの左目へと抉り込まれ引き抜かれる。、
「ギャァオォォーーン!」
吼えるデモンの咆哮が、周囲を振るわせる、娘の掌には抉り出されたデモンの左目の眼球が握られていた。
『 満足 』
十数分後…倒れ伏したデモンの側に娘が立っていた…無論、無傷ではない…へし折れた足と腕、顔を抉られ眼球が片方消失している、そしてデモンの爪で抉られた乳房、噛み裂かれている尻の肉…全身血まみれの姿である。
「いやいや…本当にデモンに勝つとは…凄いモンですな…ぶひゃひゃひゃ!」
笑いながらB氏が血まみれの娘に近寄る…
「まだ生きてますよね?」
男は頷く…B氏は笑みを浮かべると娘を四つんばいにするように男に命ずる…血塗れの娘…その娘を背後からB氏は犯す…滑る血を自分の身体に塗りこみ…引裂かれた乳房を揉みしだき、その傷口の内部に手を抉り込ませ滑る血の感触を味わう、裂けた尻の肉を更に自分の口で噛み裂きながら、その一部を咀嚼して飲み込んだ後の、大きく避けた尻の傷口の自分のペニスを突き込んで射精をして、その傷だらけの凄惨な肉体を嬲り犯す、更に折れた足を振りまわし、辛うじて一部の肉と皮膚で繋がっていたその足を引き千切りって弄ぶ…このような目に会いながらも、娘は生きており意識はかろうじてあった。本来ならすでに死んでいる傷であるが、操り人形と化した娘は激痛の中にありながら生きていた…
「げぇ…ぶっぐぅ…ごろじ…おね…がい…ごろじ…で…」
デモンとの闘いの最中に千切れた銀糸の中に、娘の声を塞いでいた銀糸があったのか、娘は最後の哀願を繰り返す、だがそれを無視してB氏は娘を責め苛み続ける…娘が、ようやく死ぬことが出来たのは、一時間後のことであった…
こうしてG・B氏の優雅な日は終った…そして、明日はまた別の優雅な日をG・B氏は過ごすのであった。
「 G・B氏の優雅な一日 」…了
成人向け書庫へ戻る