蓬莱学園の怪談
『 河童の犯しかた…… 』
「カッパて、怖いのかな…?」
緑色の全身タイツに身を包み、背中にざるを背負い、頭に紙で作ったお皿をのせた彼女…二年庚申組・遠山サクラが、深夜近くの森の中に隠れて出番を待ちながら思案する。
所属する部活の友人達との他愛の無い話から盛り上がって、急遽行われる事になった…
『納涼!コスプレ肝試し!』…
かなり、おバカな企画だと思わざる得ないが、敬愛する部活の先輩が率先して、のりに乗った状態で参加している今の状態では、自分だけが逃げ出すわけにも行かなくなっていた。
結果として、カッパのコスプレ(衣装は先輩が作ってくれた……着用を断る事が出来なかった)をして、もうすぐ現れる筈の後輩達を驚かすために物陰に隠れて出番を待っているである。
遠くの方で悲鳴が聞こえる…
「みんな頑張ってるんだな…」
そう思う、自分の他にも、先輩は吸血鬼のコスプレで、他にも雪女のコスプレやら、化け猫のコスプレなどをして、それぞれにいろんな場所に隠れて、やってきた後輩達を脅かしては楽しんでいるようだ…
「うん!自分も頑張ろう!」
ほとんど開き直りという感じで、サクラが気を引き締めて、もうすぐ現れるであろう後輩達を待った。
しかし、隠れているサクラは知らなかった……遠くで聞こえる悲鳴は、お化けにコスプレした彼女達の姿を見て、後輩達が驚いてあげた悲鳴ではない事を…
『納涼!コスプレ肝試し!』それが、行われると知っていたのは、この企画を始めた彼女達だけではなかったのだ、密かに噂が流れ始める、この『納涼!コスプレ肝試し!』に参加した女性達を狙い、何人もの男達が集まり計画を練り始めていた。
『納涼!コスプレ肝試し!』変じて男達は新たな企画をそれに名づける、『闇夜のウサギ狩り大会』と言う企画名を…
そして、それはこの『納涼!コスプレ肝試し!』と同時に開催されたのであった。
そして、サクラの耳に聞こえている悲鳴の全ては、ウサギ狩りに参加した男達が、獲物のウサギ達……肝試しに参加した女生徒達を捕まえて、その場で犯している、犯されている女生徒達の悲鳴であったのだ。
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「でも…この衣装て、少しおかしくないかな…?」
自分がしているカッパのコスプレ衣装の事を考えながら、一人自問自答するサクラであった。
頭の紙で作った河童に皿だとか、背中のしょっている甲羅代わりのザル…何かは、まだ許容範囲内というか、ごく当たり前のカッパの衣装だと納得できるが、全身を覆っていると言うか身に付けている緑色の全身タイツ…これは、どう考えても変な気がする。
身体にぴっちりと密着して、身体の線をくっきりと浮かび上がらせている緑の全身タイツ…先輩が昔、部活の最中に使用していたお古をわざわざ緑色に染め上げて…
『サクラちゃんに、似合うと思うよ!』
と、言って手渡された代物……しかも、下着を着けるとその線がくっきりと浮かび上がるので、この緑の全身ストッキング以外は何も身に着けていない、その上に先輩と自分の身体のサイズが違うせいだろう、胸だとか御尻が、異様にきつく感じてしまう。
「早く出番を終らせて、着替えて帰ろう……そうしよう、ふ〜……」
深い溜息をついて、気を取り直して、森崎奈々さんと舘沙織さんの二人が現れるの待った……
木陰に潜んで二人を待つサクラ、注意は前方の闇に向けられている、だから彼女は知る由も無かった。背後に現れた人影の事などは…
「ひぅ!」
口に付けていたカッパマスクごと、背後から伸ばされた掌によって口を覆われ、そのままサクラは更に深い森の奥へと引きずり込まれて行く、何が起こったのかを理解する暇すら与えられずに、サクラは森の奥へと連れ去られていく……そして、数分後にサクラは草むらに放りだされ、周囲を取り巻く男達の口から、これから何が行われるのかを知らされた。
「やだぁぁーーー!!」
草むらの放り出されたサクラが、立ち上がって逃げ出そうとするが、すぐに男達に追いつかれ、その場に押し倒される。
その姿を傍から見れば、冗談にしか見えないだろう。全身緑色のタイツを着て、眼鏡をかけたカッパのコスプレをした少女が、突如として草むらから登場して走り出したかと思うと、それを追いかけて行く男達の姿、そして逃げ惑うコスプレカッパ眼鏡娘に追いついて押し倒す…
ある意味、極めつけの冗談としか言えない代物であった。
しかし、男に押し倒されたサクラにとっては悪夢のような出来事であり、サクラを押し倒した男達にとっては、楽しくも期待に満ちた始まりであった。
押し倒されたサクラの頭にのせていた紙製の皿が放り投げられる、背中に背負っていたザルは逃げ出す途中で外れていた…残るは、全身を覆っている緑色の全身タイツだけである。
「いやっ!やめてください やだぁぁーーー!!」
草むらに押し倒されたサクラの全身タイツに手が掛かるが、伸縮性に富んでいるタイツは、簡単には引き裂く事が出来ない…業を煮やした男の一人が、ポケットからナイフを取り出すと、それをサクラに突きつけて言う。
「大人しくしろ!あんまり騒ぐと、乳首をチョン、するぜ」
眼前に突きつけられたナイフの鋭い刃先…恐怖に満ちた眼差しでそれを凝視するサクラ、ナイフは、タイツを切り裂き始めた…
胸元から差し込まれたナイフが、タイツを切り裂きながら下へと降りていく…切り裂かれたタイツが縮まりながら、肉体を露出させていく…タイツの下には、何も身につけていない…露になっていくサクラの肉体を男達は感嘆の眼差しで凝視し、視姦して行く…
「いやぁぁ、やめてください、おねがい……お願いします」
ナイフで脅されたサクラは、身動きすら出来ずに体を強張らせ、喘ぐような声を出し哀願を繰り返すが、男達の耳に届く事は無い、ただ剥き出しになっていくサクラの肉体を期待に満ちた視線で犯すだけである。
ほぼタイツが全て切り裂かれた…全裸に剥かれたサクラの手足を押さえ込む男達、順番はすでに決めていたのであろう、最初の男が押さえつけられているサクラの身体の上の覆いかぶさっていく…
「やだ…おねがいだから、いやぁぁ…」
喘ぐような声、その声を聞きながら、男はサクラの豊満な乳房を揉み上げ…舐め…しゃぶり…噛み…下へと顔を動かしていく…
「ああぁぁ、誰か……だれかぁ、たすけて!」
ショリショリとした陰毛の感触感じつつ、男の舌先がサクラに股間に差し込まれる、そして膣口を押し広げるように蠢きながら、膣内に進入して行く…ズルズルと溜まった唾液を啜る音と、ペチャペチャと言う股間を舐め上げる音…二つの音が股間を嬲り犯していく…
「さてと…」
サクラの股間から、顔を上げた男が一言漏らす…涎とサクラが溢れ出させた液体で、でべちょべになった口の周りを舌で舐め上げる、そして舐めた時に口に入ったサクラの陰毛を、ペッとサクラの顔に吐き出すと、両足を抱え上げている男達に指示をする。
一層大きく広げられるサクラの両足…その間の男は、身体を滑り込ませると、下半身をグイッ!と密着させた。
「ひぃぃぃ―――――!!」
ビチビチと切り裂かれていく肉体の痛みが、サクラに悲鳴を上げさせる。
男がサクラの身体の上で動く、足を抱え上げながら更に身体の奥深くへと、自分の肉棒を捻じ込んで快感を貪欲に貪っていく、すでに男にとってサクラは人間ではなかった…言うならば、自分に快感を与えてくれる肉の塊…それがサクラであった。
我慢出来なくなった周囲の男達もサクラの肉体に群がる、口に捻じ込む…掌で扱かせる…乳房に擦り付ける…顔面に射精する…尻の穴へ捻じ込む…性欲を処理するための肉袋と目された、哀れな少女…サクラ…その饗宴は、まだまだ始まったばかりであり、これからが本番と言えた
一応…終
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