『 目撃者 』

                                  異伝

                             【 加害者 】


                                   序
                              
「 あきらめ 」


 すでに彼女は諦めていた。
 何に対して諦めたかと聞かれれば、全てに対してと彼女は答えだろう。全てを諦めれば、楽になる事だけは出来る……彼女はそう考え、それを実行し、そして楽になる事が出来た。
 ただしそれは、希望も何も無い絶望の日々が永久に続くと言う意味でもあった。


                                壱乃談
                           「 犯しやすい女 」


「あうっ!」
 乳房を力任せに揉まれ捻り上げられる、そして膨らみ勃起している乳首の先端を噛みあげられ、転がす様に舐め吸われる。
 全てを諦めたとしても、諦めた全てを積極的に受け入れ、自分の快楽にすると言うまでには、彼女はいまだになれなかった。
 すでに拒否感こそ無いが、男の責めを喜びとして受け入れる事は、未だに出来ないでいた。
 男としては、それを多少不満に思いながらも反面では、その反応を楽しむ……だからいっそうに女を嬲りながら犯し続ける、そして初めてこの女を犯した時の事を思い出す……

 それは偶然の機会だった。
 俺の取っては、とてつもない幸運であり、女にとっては最悪の不運と言う出会い、特に目的のような物があったわけでも無く、偶然にその道を歩いていた俺の目の前に、その女は現れた。
 視線を逸らしながらも、その女をじっくりと見て観察する。特に目を引く美人と言うわけでもない、美人と言うよりは可愛いと言う感じの女、身に着けている衣服も女の雰囲気に合った清楚な衣服だ。薄手のカーディガンに白いブラウス、履いているスカートも膝の辺りまで足を隠した代物、男の欲望を誘うような服装ではない、だが逆に言えばそれが良かった。
 思わず、その服の下の隠されている素肌を見てみたくなる、そんな感じを俺に与える……言うならば、強姦してみたいタイプの女とでも言うべき、そんな感じの女だった。
 たまに居るのだ。自分では気がつかないだろが、まるで自分を犯してください……とでも言っているような雰囲気を周囲に振りまいている女が、そして女と出会った時間と場所も絶好だった。
 時間は、夜遅いという時間ではないが、人通りが少なくなる時間帯で、実際に人影はまったく無い、そして場所は街灯こそ点いて歩道付近を照らしているが、その脇には暗い雑木林が黒く存在している、実の事を言えばその場所で別の女だが襲った事があり、勝手知ったる場所でもあった。
 暗い雑木林……まるで周囲から切り取ったように、そこだけは草木が茂っており、外界から隔離されたような空間が形作られていた。
 この場所に連れ込めば、誰にも邪魔される事なく、女を犯せるのは経験済みだ。俺は思い立った瞬間、それを実行に移す事ににした。

 最初何が起こったのかを把握していなかったのだろう。女は、俺に抱え込まれたまま、林の中に易々と連れ込まれる。だが、さすがに何が起こり、これから時分に何が行われるのかに気がついただろう。女は途中から急に激しく抵抗をし始める。
 俺に抱え込まれながら、必死に暴れだす女だが、もう襲い……すでにここまで林の奥に連れ込めば、いくら大声を出したからと言って、密集した草木が声を遮り、林の外には聞こえない、そしてもう少しいった場所には、女を組み伏せて強姦するのに、ちょうど良い場所があるのを、俺は知っていた。
 じたばたと逃げようと女の足掻きも、ある意味ちょうど良い感じの抵抗だ。確かに多少は手こずる所もあるが、俺の力で押さえ込めない程の抵抗でもない、逆に無抵抗のマグロのようだったら、これほど興奮もせず面白くなかったろう。
 俺は悲鳴をあげながら抵抗を繰り返す女を、目的の場所まで引きずってくることに成功する、そして目的の場所に女を放り出し、立ち上がって逃げようとした女を、その場に押し倒す。
 組み伏せられながらも暴れる女……さすがに、その悲鳴や抵抗の具合が面倒臭くなって来る、少しは静かになるかと思い、泣き叫ぶ女の顔に数発の平手打ちを食らわせる。
 その拍子に女がかけていた眼鏡が吹き飛ぶ、まとまっていた髪もリボンが解け振り乱れる、そして口の中でも切ったのか、唇の端から血が滲み出してくる。
 少しは大人しくなった女、その姿をポケットに入れていた携帯のカメラで、を写し撮る……むろん後で使うためだ。
 女の姿を撮影した携帯をしまい、女の服に手をかけて一気に下着ごと引き裂く、時間をかけて脱がすと言う様な面倒な事はしない、いくら人気が無くて悲鳴が外に漏れない場所だとしても、密室というわけでもないのだ。手早く楽しむ事を第一に心がける。それが野外でする場合の強姦の掟だ。
 引き裂いた服の下から現れた乳房の感じは、予想以上に良い――よくある事だが、服の上から見た時には気がつかないが、裸に引ん剥いたらガリガリで胸がまったく無かったり、不恰好な形の乳房だとか、乳首がピンポン球くらいあったり、乳輪がCDディスクくらいあるだとか、真っ黒な遊んでいますと言う様な色だったり…とかしたら、せっかく強姦をしてやろうと言うのに、期待外れもいい所だ。
 それで言えば、いま目の前に出現した乳房は充分に満足できる乳房だ。それほど巨乳ではないが、ほどよい膨らみと仰向けにされてても崩れない綺麗な形、そして小粒な乳首のサイズと月明かりの中でも分かる淡い乳輪の色具合も、まるで俺を誘っているように見える……たとえ乳房の持ち主である女に、その気がなかったとしてもだ。
 再び携帯で、剥き出しになっている乳房を撮っておく事にする、俺に汚される前の貴重な胸だ、いい記念になるだろう。一通り胸を撮った後に、改めて剥き出しになっている乳房へと手を伸ばし、問答無用に思いっきり揉む、やわらかな感触が手に伝わり、その柔らかさを更に求める為に、乳房へと口をつけて乳首を吸い、しゃぶる様に舌で転がしながら、傷一つない綺麗な乳房に歯を立てる。女の抵抗が再び激しくなり、胸を舐めている俺の頭を叩き、吸い付いている胸から押し離そうと顔に手を当てて足掻く、だがそんな抵抗は何の意味も無い……男と女、その圧倒的な体力差の前には、その抵抗すら俺を興奮させ滾らせてくれる材料だ。
「助けてぇ!誰か、お願い、いやぁぁーーー!!」
 だが、耳元での悲鳴と言うか叫び声は、多少うるさいと言うか、耳元で大きな声を出されては、耳が痛くなってくる……それが、多少気に触る。
 乳房を口で嬲りながら、空いた手を下半身の方へと伸ばし、スカートに手を書け、一気に引き下ろす。
「だめっ!やだぁぁーーー!」
 抗いの悲鳴と抵抗は更に激しくなる、さすがに耳元で叫ばれ続ける事に対して腹が立ってくる。俺は、泣き叫ぶ女の腹に、思いっきり拳骨を叩き込む。
「うっ!ぐぅ」
 くぐもった悲鳴がした後、女の悲鳴が収まる、そして抗いも無くなる……意外とあっけないが、手加減抜きの殴打だ当然の結果だろう。
 大人しくなった女の下着に手をかけると、それが濡れている事に気がつく、腹を殴られたせいか、それともそれ以前なのか、小便をちびっていた。思わず笑みが浮かび上がる、そして女の耳元に口を近づけて言ってやる。
「この小便垂れ、最低の女だな」
 苦痛で歪んでいた女の顔に、それとは別の羞恥の表情が浮かび上がる、そして呻くような声で哀願を繰り貸す
「いやぁぁぁ…お願いしますから…おねがい…」
 呻くような、そして喘ぐような弱々しい哀願の声を聞きながら、俺は手にかけていた下着を剥ぎ取り、その下着を投げ捨てる、少し離れた場所で、ベチャリ!と言う濡れた音が聞こえた。
 再び、全裸となった女の姿を携帯で撮った後、俺はズボンと下着を脱ぎ捨て、下半身を剥き出しにして、横たわっている女の上に覆い被さった。
「いやっ!やめて、おねがい…お願いします!」
 俺の嗜虐心をそそるだけの哀願の声、その哀願の声を聞きながら、俺はカチカチに硬くなっていりペニスを、女の股間部へと一気に突きたてた。
「あっ!痛い!いやぁつ!いやぁぁーーーー!」
 乾いた抵抗感を突き破りながら、一気に付き込む蹂躙して行く感覚――この痛がり様からすれば、やはり初めてか……考えれば、女を襲い強姦した事は何度もあったが、処女と言うのは初めてだ。
 これは思いっきり楽しまなければ損という物だ、俺は出来るだけ激しく腰を突き動かしながら、女の股間を乱暴に嬲る、その度に女は苦痛の悲鳴をあげ、哀願し続ける……
「やめて、お願いです!痛いんです。やめてぇぇーーー!!」
 哀願された所で止める筈も無い、俺はその悲鳴が聞きたいんだ――見知らぬ男に襲われ、処女を奪われる悲痛な叫びを、だから俺はもっと激しく腰を突き動かしながら、耳元にささやいてやる。
「安心しな、もうすぐ出してやるから、そうしたら止めてやるよ……たっぷりと出した後でな、だからまってろよ……」
 俺の声を聞いた女は、狂ったように叫ぶ
「だめ!出さないで、中に出さないで!外に!外に!お願いします!お願い!」
 引き攣り恐怖に満ちた顔で、自分を犯している俺を見上げ、哀願を繰り返しながら、突き込まれているペニスから逃れようと足掻く、だがその姿は逆に俺を絶頂へと誘った。
 少しでも多く――そして女の胎内深く、子宮の奥底に俺のザーメンを注ぎ込んでやるために、腰をぴったりと密着させる。
「でるぞ!」
 俺は小さな声で言う。そして一滴残らずと言う感じで、女の中に全て注ぎこんでやった。
「あっ!ああ…外にって…赤ちゃんできちゃう…やだ…やだぁぁ…」
 注ぎ込まれていくザーメンの感触が分かるのだろうか、女はザーメンを注ぎ込まれながら呻くように泣き出す。最後の一滴まで注ぎ込み終わった俺は、女の身体を離して立ち上がる。そしていまだにピーピー泣いている女の尻を叩き、女の体勢を仰向けから、うつ伏せの格好に変える、そして四つんばいの上端へと姿勢を変換させ、女の腰をへと手をあてがった。
 最小は大人しくなすがままだった女だが、さすがに腰を掴まれた時点で、ようやくにこれから何をされるのかを悟ったのだろう。その姿勢のまま逃げ出そうと足掻くが、俺は当然、逃がすつもりなど無い
「いやっ!もういやぁぁーーーー!!」
 泣き叫びながら足掻く女の下半身を押え込みながら、俺は身体を屈め正確な位置を確かめる――何の正確な位置か、それは女の尻の穴の位置だ。そして尻の穴の場所を確認した俺は、いまだ硬く勃起したままのペニスを、確認した場所へと突き出した。
「ひぃぎぃぃぃぁぁーーーーー!」
 たぶん女が、今夜……いや今までの人生の中で、一番大きな悲鳴を出したのだろう。夜の闇を引き裂くような悲鳴……尻の穴を貫かれたままの女が、悲鳴を上げ続けながら、半ば無意識と言うか反射的な感じで、逃れようと手足を動かし足掻くが、それを押さえつけながら俺は腰を突き動かし、さらに深く尻の穴を犯す。そして尻の穴を犯しながら、背中に覆いかぶさりながら腕を伸ばし、背後から腕を伸ばし乳房を揉み、肩口に噛み付きながら背中に歯型を刻み込み犯し続ける、耐え切れなくなった女が崩れ落ちそうになるが、髪の毛をつかみ上げ、強引に身体を持ち上げながら執拗に背後から犯し続ける……今夜はこれが最後の凌辱行為になるだろう。だとしたら、出来るだけ女肉体を味わおう……そう思ったからだ。だから、女の身体を嬲り犯し続ける――背骨に沿って背中を舐め、肩口に噛み痕を刻み込んで行く、背後から伸ばした手で胸を握りつぶすくらいに揉む、そして痙攣する様に震える女の動きを味わいつくした末に、俺は女の身体を突き放した。

 ぐったりと倒れている女の姿を横目で見ながら、脱ぎ捨てたズボンを履いている途中で目に付くもがあった。
 それは小さな手提げの袋のような物、当然の事だが俺の物ではない、だとしたら目の前で倒れたままの女の持ち物と言う事になる。
 袋を開けて中を見ると、コチャコチャとした小物や財布と一緒に携帯電話等が入っている、その中身を見て俺は薄笑いを浮かべる。これで、わざわざ女に一体誰なのかを聞かなくても、この女がどこの何と言う奴なのかが分かる。
だとすれば、この場からは早めに立ち去った方が利口だろう……俺は倒れたままの女の姿を、手持ちの携帯で撮った後、その場を立ち去る事にした
 この後の段取りを考えながら、そして犯した女の肉体の感触を反芻しつつ、また味わう時の事を想像しながら……


                                   弐乃談
                               「 脅迫と凌辱 」


 袋に入っていた生徒手帳に記載されていた住所と名前(この時に初めて、俺が犯した女の名前が如月未緒と言う名前の女だと知った)で、家の場所を確かめ脅迫状と携帯で撮影した写真を共に送りつけたのは、数日後の事だった。
 その間に、一人では何かと不便なので、仲間を誘い色々と準備をし、場所の確保と機材の準備……一度だけで済ますつもりはない、せいぜい楽しむつもりだし、金を稼ぐ算段もする、あれだけ可愛い娘だ。仲間内だけで楽しむというのも勿体無い、数枚の万札を出したとしても、楽しみを共有しいと言う男は、何人も居るだろうし、他にも金を生ませる方法はいくらでもある筈だ。
 念の為にと、女……如月未緒の家の前に、人目につかないように張り込んだのは正解だった。
 脅迫状を入れた日の夕方、未緒の奴は男を連れて帰宅した。状況から考えれば、脅迫状と無関係とは考え難い……どうするかと相談の上、一気に攻め立てる事にする。
 玄関から男が帰って行く、間髪を入れずに未緒の家に電話をかける……このタイミングは予想すらしていなかっただろう。
 俺達に言われるままに、脅迫状を持った未緒が家から出てきたのは、数分後だった。そして、そのまま止めてあった車へと誘導し、本当なら漁って使う予定だった場所へと連れ込んで、仲間達と一緒に輪姦し、再び未緒の肉体を味わった。

 恐怖に怯えながら、抗いの悲鳴を出し続ける未緒の奴の手足を押さえ付け、その場に押し倒し、着ている服を脱がし始める、四人がかりでの輪姦だったので、抗い続ける未緒の衣服を脱がす事は、服を破く事無く簡単に出来た。
「あっ!駄目っ、やめてください、お願いします!」
 手際良く脱がして行く衣服の下から現れた未緒の裸……最初に見た時は、月明かりの中で見たという事もあり、ハッキリとした印象が無かったが、こうして明るい電球の下で見る裸は、全てが曝け出されており格別と言えた。
 抵抗を抑える為に腕を捩じ上げ、強引に抑え続けるが抵抗はなかなかに止まない、あの時のように殴りつければ、それなりに大人しくなるかも知れないが、あまり顔に傷をつけるのは拙い
「ぐっ…」
 腕を捩じ上げられた痛みに声を漏らす未緒の耳元に囁いてやる。
「なあ、もう少し協力してくれねえか?大人しく協力してくれたら、今回で終わりにしてやってもいいんだぜ?」
 その言葉が聞こえた瞬間に、未緒の抵抗は止まる、そして聞き返してくる…
「本当ですか…」
「ああ…嘘は言わない…」
 勿論嘘だ……だが、これはきっかけだ。未緒の奴も嘘だと半分は気がついているだろうが、抵抗を止める為のきっかけ、言うならば自分でも無駄だと知っている抵抗を止める、そのきっかけが必要なのだ。
 大人しくなった未緒へと、俺達は群がる。そして俺達は、思う様に未緒の肉体を犯し始めた。
 そんな中で、俺が最初にした事は、フェラチオだ……最初に強姦した時には、口に突っ込んだ時に、反撃され噛切られる可能性を考え、さすがに恐ろしくて出来なかった事だが、無抵抗となった今、あの時に出来なかった事を最初にやって見たかったのだ。
 頭を押さえる様に掴み、口を開けと命令する……すでに観念した未緒は、命じられるままに口を開けた。
 小さな口がおずおずと開けられる、紅い唇と白い歯……そしてピンク色の舌も見る事が出来る。俺はその開けられた口へと、あの時と同じ様に硬くなっているペニスを突き込んだ。
 柔らか感触がペニスを包み込むのがわかる、暖かいと言うよりは熱いと言う感覚、そして濡ている感触が、ペニスに染み込んで来るようであった。
 その熱く濡れた感触を味わう為に、突き込んだペニスを激しく動かしながら、未緒の口の中で縦横に突き動かし、ゴリゴリと口蓋や柔らかな舌へと押し当て、更に喉の奥の方へと突き込んで行く
「しゃぶれ!舐めるんだ、舌を使って吸い上げるようにしゃぶるんだ!」
 自分で動かしながらも、顔を歪め苦鳴を漏らす未緒に命令し、突き込んだペニスを舌で 舐めしゃぶれと命じる、苦しさのあまり涙を流しながら未緒は、命じられるままに舌でペニスを必死に舐めしゃぶり、奉仕をし続ける。
 俺が未緒の口を犯す一方で、誘った仲間の一人は、未緒の下に潜り込みながら、ふるふると揺れる未緒の乳房を下から持ち上げるようにして揉んでいる、柔らかな塊が揺れ動き歪んで弾む、その胸を揉みあげる動きの激しさに、ペニスを咥えさせられている口から、呻くような声が漏れ出すが、ほとんど塞がれている状態では、その呻き声すら途切れ途切れとなる。そして胸を嬲りながら、下から未緒の膣へと直立したペニスを埋め込んだ。
 背後に回った別の男は、尻に手を押し当て、両の尻を押し広げ肛門を露出させる。そして剥き出しとされた肛門に、舌を触れさせながら唾液を付着させながら、薄い茂みに隠れている秘部へと、舌を移動させながら舐め上げ、肛門から秘部にかけて唾液で充分に濡らした後に、その分け広げられ濡れた部分へと、ペニスを突き込んで拒絶する反応を味わいながら、捻じ込み犯して行く……
 三人の男が、三つの穴を持つ少女の肉体を犯し嬲る、そしてその犯される少女の姿を構えたビデオで撮影する男の姿、それに気がついた未緒が、手を伸ばし、必死に止めてくれる様に、呻くように哀願するが、それを無視し、逆にその哀願を繰り返しながら犯される姿を、念入りに撮影して行った。
 口を犯していた俺は、尻の穴を犯している男に合図を送る、尻の穴を犯している男は、下に潜り込む膣を犯している男に合図をする。
 三人の男達は、更に激しく未緒の肉体を責めあげ嬲る……そして、タイミングを合わせ、三人は同時に射精した。
 口……膣……肛門……三つの穴から、精液が溢れ出し滴る、顔に粘りついている濃い精液の滴り、抜かれた肛門から排泄物と一緒に出てくる精液、再び蹂躙され出血した膣口から、血と交じり合いピンク色に染まった精液が漏れ出している。そして、これで凌辱は終わりではなかった……
 次々に、未緒が凌辱されていく姿が撮影されて行く、膣口へ同時に二本のペニスが突き刺さっている姿、顔面に射精された白濁の液がパックのようにへばりついている姿、胎内の奥深くにぶちまけられた瞬間の姿、自分で膣口を押し広げ溢れ出てくる精液をすくっている姿、無理やりに笑顔を浮かべさせられている姿…
 俺達は何度、未緒の身体に射精したかを忘れるほどに、未緒の肉体を犯し続けた……そして、ようやくに俺達が一息つき、凌辱をやめた時には、精液に塗れた未緒が半死半生と言う状態で横たわっていた。
 徹底的に犯しつくし、抵抗する意思の全てを奪う……それが目的だった。
そして目的は、見事に達成された。
 倒れたままの未緒を蹴り飛ばし、優しく耳事に囁いてやる。
「おら、今日は終わりだ…さっさと服を着ろ」
 これで未緒は悟っただろう……これから自分が、どの様な日々を過ごす事になるかを……


                                 終乃談
                              「 後始末 」


 その後は楽だった。 
 未緒の奴は、俺達に言われるままに呼び出されては、何度も犯され続け、頃合を計って客を取らさせ始めた。
 純情そうと言うか、擦れていない態度と清純な外見が、逆に魅力的だと客付きも上々で金を稼いでくれる。それどころか冗談で撮影したビデオ……俺の家で飼っている犬と、冗談半分で交尾させたビデオを、知り合いの裏ビデオ屋に流したら、大人気となりかなりの金を稼ぎ出してくれると言うオマケも付いた。
 まったく、金の生る樹……とでも言う女だ。だが、それも長くて後数ヶ月という所だろう。
 人気が出て、噂が広がればリスクも大きくなる。今はまだ良いが、いろんな意味でやばい事になる事は明白だ。
 そうなる前に始末を付けなければならないだろう……どこかに売り飛ばすか、それとも山の中にでも埋まってもらうか……どちらになるか不明だが、遠い将来ではない、それまでは、せいぜい金を稼いでもらい、そして飽きるまで抱かせて貰うつもりだ。

 そんな事を考えながら俺は、未緒を抱く……せめて、もっと激しく反応し、あられもない声を出しながら、自分の方から言われる事無くペニスにむしゃぶりつき、時分から腰を振る淫乱女に調教し終るまでは、始末を付けたくないと考えながら……全てを諦め、受け入れ始めている未緒を、乱暴に欲望の赴くままに抱きながら……




                                                 おわり



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