旧校舎にて…前編


                          
【 裏切りの男子トイレ 】


「いたっ!」
 ドン!と身体を押された拍子に、その場に尻餅を着いてしまう。
 尻餅をついてしまった場所は、旧校舎内にある男子便所の中、そこで私は数名の男子生徒に取り囲まれていた。
 ジワリ…と、座り込んでしまった床から下着に染み込んで来る湿った感触、その気持ち悪い感触を感じながらも、私は取り囲んでいる男子生徒達の中の一人に言う。
「嘘だよね…冗談だよね…隆志くん…」
 彼に告白したのは三週間前…初めてデートをしたのは二週間前…生まれて初めて唇を許したのは一週間前…そして、旧校舎へと彼に呼び出されたのは一時間前だった。
 問いかけられた男子生徒が、告白した時に、デートをした時に、初めてキスをした時に…私に向けて見せてくれた優しい微笑を浮べながら言う。
「ああ…嘘だよ、君の事が好きと言う事がね…」
 変らない笑みを見せながら、彼は言う…
「ちょうど都合が良かったんだよ、借りた金が返せないなら、犯れる女を紹介しろと皆に言われていてね…本当にちょうど良かったよ…」
「うそ…」
 そう言うだけで精一杯だった…何に対して嘘と行ったのか自分でも良く判らない、だけどその言葉しか出す事が出来なかった。
 彼は優しく微笑んだまま、クルリと私に背を向けて、その場から立ち去っていく…後に残されるのは、私と数名の男子生徒達だけ…
「いや…行かないで、隆志君!おねがい!こっちをむいてぇぇ――!!」
 遠ざかっていく彼の背中に、私の悲鳴のような叫びがぶつかるが、彼は振り向きもせずに歩み去っていく、そして残された男子生徒達が私へと近寄ってきた。
「さて、取り敢えずは剥いちまうか」
 多分リーダー格と思しき男が、私を見ながら言う。
「いやぁっ!」
 私は立ち上がると、男達から逃げ出そうとして駆け出すが、すぐに取り押えられて、再びその場にドンと突き倒されてしまう。
「知ってるか、あいつが俺たちに幾ら金を借りていたか?」
 男は指を3本立て、それを私に向けて言う。
「三万円だぜ、つまりあんたは、三万円で俺達に売り飛ばされたのさ」
 三万円…それが、私につけられた値段だった…


                            【 凌辱の順番 】


「いやっ!おねがい…やめてっ!」
 周囲に散らばる制服とスカート、そして引き裂かれ布切れと化した下着、その中央で両手両足を押えられ、かけている丸く大きな眼鏡の奥から哀願の眼差しと、哀れみを請う叫びを繰り返す女を見ながら、俺達は相談をする。
「さてと…順番は、どうやって決める?」
 ジャンケン…くじ引き…コイントス…この女を犯す順番を決める手段は、行く種類も提案されたが、そんな中で一つの提案が採択された。
「んじゃ、まずは材料を調達しますか」
 そう言った男が、剥き出しにされている女の股間へと手を伸ばす。
「やぁっ!触らないで、お願い!」
 伸ばされていく手に恐怖を感じた女が、戒められている男達の手から身体を何とか振り解こうと、必死に動かすが微かに身体を蠢かす事しか出来ない、そして伸ばされた男の手が、ようやくに茂みを作り始めている部分へと触れる。
触れた手が、ようやくに生え揃い始めている恥毛を掴み、それを引き千切った。
「ひぎゃぁい!」
 掴まれ毟り取られる恥毛、男はその毟り取った恥毛から五本、ちょうど男達と同じ人数分の恥毛を残して残りを吹き飛ばす、そして残った五本の恥毛を軽く握り、その先端部を出しながら言う。
「さあ、くじ引きだ…一番長いのを引いたのが、お初と言う事だからな」
 これから犯す女の恥毛を使ってのくじ引き…ある者は笑いながら、ある者は真剣に選びながら、またある者は『カ・ミ・サ・マ・ナ・ユ・ウ・ト・オ・リ』…などと神頼みをしながら、その握りこまれた女の恥毛を引き抜いていく…そして男達の間で、女を犯す順番が決まった。

 すでに着ている衣服の全てを剥ぎ取られ、全裸となった身体を押え付けられ晒されている少女、その身体の上に恥毛によるクジで一番を引き当てた男が圧し掛かる、男も服は着ていない、上も下も脱ぎ捨てて大きく怒張したペニスを少女の眼前に晒し、それを誇示するかのようにビクビクと動かす。
「いやぁぁ…やめて、おねがい!助けてぇ!やめぇえてぇぇ――!!」
 悲鳴を上げ、押さえつけられている身体を何とかしようと足掻く少女、だが多少は身体が動くものの逃げ出せる筈も無い、逆に身体を揺り動かすたびに仰向けにされているにも拘らず、豊かな膨らみと形良く整っている乳房が揺れ、まるで男達を挑発するかのようであった。
そして、その乳房へと男の手が覆い被さり、強く乳房を揉み上げた。
「ひっ!いたぃいぃ!」
 乳房の柔らかさと弾力を貪るだけの、愛撫とも呼べない乱暴な行為、形良く膨らみ豊かさを備えたと言っても、まだ成長し切っていない蒼い乳房へ伸びた手の動き、乳房を握り潰しながら変形させ、乳首を抓り指先で擦り上げ嬲る。
「いあっ!やめて、痛い!いたぁぁいよぉ!」
 喘ぐような悲鳴を上げ顔を仰け反らせる少女、両の手で乳房を嬲り続ける男の顔が、仰け反る少女の顔へと向かい、その顔を舐めるようにしながら唇を貪る。
「ふっ!ぐぅぅ!んがぁっん――!」
 男の唇が少女の口を嬲る、さすがに噛み切られるのを恐れて舌までは差し込まないが、閉じあわされた唇を舐め、舌でその唇を抉じ開け歯茎を舐りまわし、唾液を口の中へと染み込ませ犯して行く、舌が少女の顔面を舐めあげ瞳から溢れださせた涙を啜り、眼鏡の下へと舌を差し込んで瞳から直接に涙を舐め取る。
「ひぐぅっ、いやっ!たすけてぇ!誰か、おかぁぁさぁ――ん!!たすけてょょ―――!!」
 助けを求める悲鳴だけが、廃校舎の男子便所の中に響き渡る、その悲鳴を聞く男達は、その悲鳴に興奮して行くの感じ始める…女を犯す喜び、弱者を甚振る快感、一人の人間を自由にできると言う優越感…醜く歪んだ歓喜のみが男達を駆り立てて行く
 舌が少女の顔面を嬲り首筋へと下りて行く、鎖骨の窪みへ舌を這わせ舐めあげながら、さらに下へと…両の手で握り揉み嬲りあげた乳房へと舌を這わせ、その柔らかな乳房を思いっきり噛締める。
「んぎゃっん!」
 乳房を噛み千切られるような激痛、事実噛みつかれた乳房に歯の痕と、その噛み痕から滲み出てきた血が滴る、しかもその歯型の痕は一箇所ではない
「んぎぃ!ひぃぃ―――!!やめっ、いたぁぁいよぉ!いぎぃぃぃ―――!!」
 右の乳房…左の乳房…乳輪…乳首…何箇所もの噛み痕が刻み込まれ、そこから血が滴る…
「ひぐぅ!やだよ…やぁぁ〜…噛まないで!舐めな…んぐぅっ!」
 滴る血を舐め上げる男の舌先、その舌先が身体を降る…下乳を舐め、肋骨の感触を舌で確認しながら臍へと舌先が潜り込み、舐りあげながら臍の孔を犯すように蠢く
 臍の孔に唾液が溜まり、その唾液を啜り上げながら、さらに下半身へと降りていく舌先、腰を掴み上げた手先が腰骨の硬い感触と、柔らかな肌とその下の肉を掴み取り押え込む、そして乱暴に引き千切られた恥毛を掻き分け、ショリショリとした恥毛の感触を舌先で味わいながら、肉の裂け目へとその舌先を捻じ込ませた。
「あひぅ!」
 押し付けた鼻腔に微かな臭気が潜り込んでくる、犯されると言う恐怖の為に小水でも漏らしたのか、それとも嬲られた肉体が、肉体を守るため受け入れる準備を、少女の意思とは関係なくし始めているのか、その部分は湿り始め粘液を滲み出させ始めていた。
「ひぅっ!いやっ…いやだょ…ああっ…誰か…たすけてよぉぉ…ううぅぅ…」
 ペチャペチャと舌が肉の割れ目を嬲る、唾液が塗りたくられる、少女自身からも液が少しずつ滲み出して行く…男が股間へと押し付けていた顔を上げる、口の外へと伸ばされた舌先、その先端から幾筋もの細い糸が股間の茂みの奥へと繋がり…切れていく
 男は立ち上がると、硬く怒張しているペニスへコンドームを被せる…約束事であった、一回目に犯す時は、コンドームを装着して犯す。
 さすがに、自分だけならまだしも他の奴らの精液が充満している場所へ、自分のペニスを突き込むと言うのは、あまり気持ちが良くない…だから、最初の時だけはコンドームを装着して犯す事に男達はしていた、それは同時に一度犯した後で、さらに何回も少女を犯すと言う事でもあった。


                              【 一巡目 】


「少々残念だよ、生であんたの初めて味わえなくてな!」
 そう言いながら、男が少女の身体を一気に貫く、ゴムを装着したペニス、ゴム自体にもゼリー状の潤滑剤が塗られている、そして散々に嬲られて濡れ始めていたあの部分…挿入自体は、意外にスムーズであった。
「ひぎゃぁっ!んがぁいぃ―――あぁぁ―――!!」
 ただスムーズと感じたのは男の方だけであり、挿入された少女にとっては、さながら錆びたナイフか刃引きされた刀で、身体を突き刺されたようなものであり、肉を引き裂きながら潜り込んでくる肉の塊に対して、悲鳴をあげながら押さえ込まれている身体を震わせ、その激痛に耐えるしか術が無かった。
「はっはぁ――!いい絞め具合だ、処女か?処女なんだろうな、嬉しいぜ!」
 突き込んだペニスを激しく律動させ、同時に乳房へと置いた手を動かし捏ねるように揉みあげ嬲る、己の快感だけを得る為に少女の肉体を攻め嬲る男、その男に貫かれ続ける少女の肉体…突き込まれた塊が内臓を抉りながら蠢き、その度に少女は血を吐く様な悲鳴を上げ続ける。
「いだぁい!いだぁぁぁ―――いぃいぃぃいぃ―――!やめてぇ、ぬいてぇぎぃひぃあぁ――!!」
 それでも男は、少女の肉体に突き込んだペニスを激しく律動させ続ける、快感を搾り取り己を喜ばせるために…そして…
「くそっ!生で出してやりたかったよなぁ!」
 ビクビクと少女を抱え込むようにして、自分の下半身を押し付けていた股間を振るわせる…そして突きこんでいたペニスを引き抜く、引き抜かれたゴムに包まれたペニス…そのゴムの中には吐き出された精液がなみなみと溜まっていた。
 引き抜かれたゴムの表面に、薄っすらと血が張り付いている…それは少女の破瓜の血なのか、それとも強引な挿入により傷付いた血なのか判らない、ただペニスを引きぬかれた箇所から、血が流れ少女の太腿に赤いスジを何本か刻んでいる。

「よっしゃ、次は俺の番だな!」
 パン!と今まで少女を犯していた男と、少女を押さえつけていた男が、手をタッチさせて入れ代わる、そして入れ代わった男は服を素早く脱ぐと、我慢出来ないとでも言うように素早くゴムをペニスに装着し、一気に覆い被さるようにして、いま男が引きぬいた箇所へとペニスを捻じ込んだ。
「ひぃぎゃぁぁ――――!!」
 断末魔の悲鳴とでも言うような叫びが、少女の口から吐き出される、言うならば抉られた傷口を、別の刃物で再び抉られる様な激痛、それが今の少女の常態と言えた。
 ただしそれは少女にとっての事であり、挿入した男にとっては、突き込んだペニスを締め上げながら包み込む快感を貪るだけであった。
 最初の男と同様に乳房を揉み、突き込んだペニスを激しく動かし、快楽を貪り続ける男、少女の血を吐くような悲鳴も哀願の叫びも、男には欲望を満たす味付けにしかならない…そして、二人目の男も同様に欲望を吐き出した。

 三人目が既に身体を痙攣させ、喘ぐような呻き声を出すだけとなっている少女に襲い掛かる、すでに手足は押さえつけていない、押さえつけなくても抵抗する気力は無くなっている、その少女を抱えあげるようにして、犬か獣のように四つん這いにさせたうえで、背後から男は少女を犯し始める、腰に手をあてがいながら激しく腰を尻へと打ちつけ、肉と肉がパンパンとぶつかり合う音を立てさせながら、背後から覆い被さるようにして肉体を犯し続ける、庇護から回された手が乳房を捻じり上げるように揉み、下へと引っ張り乳首を伸ばし、ブルブルと振るわせ弄ぶ、滲み出す汗が身体に粘りつき、三つ網にしていた髪が解け乱れながらのたうつ、背後から突き上げられるたびに頭を揺らし、舌を突き出しながら苦痛に呻き、半開きとなった口から涎が溢れ出ていく
「ひぃっ!はぐぃ!いっはぁ!」
 背後から貫かれ、かけていた眼鏡が外れ落ちる、それでも男は背後から責め続け身体を嬲り犯し続ける、己の欲望を満たすためだけに…

 四人目は少女を抱き上げると、立った姿勢のまま少女を犯し始める、男が抱え込んだ少女の身体は、貫かれた股間に埋め込まれているペニスだけで支えているわけでは無いが、少女の体重がかかり一層胎内の奥底へと、男のペニスが捻じ込まれる、そして突き上げられる身体は、揺れ動きながら犯され続けて行った。

 床に放り出され半分失神している少女へ、最後の男が覆い被さり犯し始めるが、すでに反応は鈍くなり、なすがままとなった少女の肉体は、人と言うよりも出来の悪いダッチワイフと言うような感じであった。
「おい…最後だから、生でしてもいいだろ?」
 さすがにその反応の鈍さに不満を持った男が、周囲の男達に不満そうに言う。
「チッ!仕方ねえな、ちゃんと終ったらお前が洗えよ」
 多少不満そうな口調ながら、他の男達は最後の男が生でする事を了解した。
 その言葉に男は、途中まで装着し始めていたゴムを放り出す。
「おっと…どうせなら、眼鏡はかけていたほうが、俺の好みだからな…」
 そう言いながら、投げ捨てたゴムの代わりに床に落ちている眼鏡を拾い上げ、呆然としている少女へかけなおし…改めて、少女の肉体を犯し始めた。
 生で犯せるという事が、男を興奮させる。
「あうっ…うぅ…あっぁぁ…」
 微かに呻くような少女の反応、それを楽しむかのようにしながら、その嬲られ汚された肉体を再び犯して行く、唾液と歯形から滲み出た血で汚れた乳房を舐め上げ、その腫上がり始めている乳首をしゃぶる舌で転がす、胸から腹へと手を撫で下ろしその華奢な骨格を撫で擦りながら、骨と肉の感触を掌に味あわせる、ギシリと肋骨を押し折れそうなほどに撓ませ嬲る。
「ぎぃ…ひぃぃ…」
 呻き声を上げさせ、それを聞きながら男は、少女の身体を責めて弄び嬲り続け楽しみ、他の男達が蹂躙した穴へと欲望に滾った肉の塊を捻じ込ませた。
「ひぃっ!」
 何度も貫かれ犯されていた、だがいま胎内へと減り込んできた感触は、今までまるで違っていた。
「いやっ!だめ、だめぇぇ―――!」
 捻じ込まれた物を押し出そうと足掻く、覆い被さってきている男の身体を跳ね除けようと抵抗する、だが圧し掛かりつきこまれる感触は変らず、より一層激しく胎内の奥へと突き込まれて行く、そして胎内に広がっていくおぞましい感触を知る事になる。
「あっあぁぁ――――!!」
 何かが染み込んでくる感覚、魂を汚し汚染して行くようなどす黒い汚物…それが自分の身体へと注ぎ込まれていく不快感…
「やっぱり、生の中出しは気持ちいいぜ…」
 少女の上から、身体を持ち上げる男…突き込まれていたペニスもズルリと引き抜かれる、そして引き抜かれたペニスの先端から垂れる白濁した粘液…少女は知る、自分の胎内へ何が吐き出されてしまったのかを…




                                   前編終了〜後編【 二巡目の宴 】へと続く



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