マサキ看護兵の災難




 ペガサス級揚陸戦艦ホワイトベース(以下WBと記述)が、サイド7にてシャア・アズナブル少佐率いる特殊部隊と交戦状態となり、サイド7で収容した民間人多数を載せたまま地球圏に降り立ってから、数日がすぎさっていた。

「はぁ〜……」
 WBの物資倉庫内で、薬品の在庫を調べながらマサキ看護兵【兵長待遇】は、深い溜息をつく、調べれば調べるほどに、必要な薬品や医療器具などが、何もかも不足して足りなかった。
 考えれば当然の事なのだ。なにせ本来ならジャブローを出発したWBは、サイド7でRXシリーズのモビルスーツを受領した後は、そのままジャブローに帰還し再整備を行う予定だったので、戦闘艦として必要な武器弾薬は別として、その他の各種物資……食料、薬品等の一般生活物資は、最低限しか積んでおらず、途中寄港したルナ2に置いてもWBが、そのままジャブローに直行すると言う事で、満足な補給をしてもらえなかった。
(もっともルナ2自体の補給物資に余裕がなかったと言う事もあるのだが)
 その後は、更なるジオン軍の襲撃の為に大気圏突入コースをジャブローに取れず、ジオンの勢力圏内へと降下する羽目となり、元々欠乏していた各種の生活物資・医療物資は、予定外である船内の避難民達の分を合わせて、危機的な状況となっている。
 医療班である自分やサンマロ医務官、そして、食事を一手に管理している料理長のタムラ曹長も、自分同様に食料の事で頭を痛めているようだ。
「サンマロ医務官に言っても、仕方がないし……どうにかならないかしら」
 考え込むマサキ看護兵であったが、考えた所でどうなる筈もない、とにかく今ある物資で何とか、急場を凌ぐしかないのだ。しかし物資は何とか工夫して誤魔化すとしても、もう一つどうしようもない事がある、それはマサキ看護兵自身の問題であった。
 ただでさえ人員不足のWB(MSを受領する事が任務だった事もあり、正規の兵の数は少なかったのだ)なのに、戦闘続きで死者や怪我人が続出した結果、更に人手は不足し、それだけではなく収容している難民達の治療や健康も管理しなければならいと言う、超多忙状態にマサキ看護兵は陥っていた。
 これが医療と言う専門行為でなかったのなら、誰かに任せる事も可能だったが、専門知識を必要とする種類の事なので、彼女が頑張り続ける他に手段はなく、この数日間で取る事が出来た休養の時間は、ほんの数時間程度と言う事になっていた。
 いい加減ぶっ倒れても不思議ではない状態なのだが、持ち前の義務感が彼女を辛うじて支えていた。支えてはいたが、実際に限界は間近に迫っていた。
「あっ……」
 棚の下の方に置いてある薬品ケースを持ち、立ち上がろうとした瞬間にマサキ看護兵は、立ち眩みを起こす。
 この瞬間に体力の限界が来たという所であろうか、マサキ看護兵はそのまま倉庫の床に倒れ込むと、意識を失なってしまう……と言うか倒れ込んだまま、す〜す〜と言うかわいい寝息を立て、限界を超えた疲労により瞬間的に深い眠りに陥ってしまったのは、仕方のない事であったろう。

 その男は不満であった。
 戦争に関係なく、平和に暮らしていたというのに、突然に始まった戦闘により、サイド7で築き上げてきた自分の生活の全てが失われたのだ。家も金も……その上に、避難した連邦の軍艦での扱いが酷い、大人だからと言う理由で飯の配給は後回しにされる、非難した時にできた怪我の治療も、重傷者が優先と言う事で後回しにされてしまう。
 とてもじゃないが、やってられないという所だ。だから男は密かに食料や薬が置かれている筈の物資倉庫へ忍び込むことにした。足りない食料と薬を手に入れるためにである、幸いに人手不足と言う状態なので艦内で見咎められるという事も無く、忍び込む事に成功する……倉庫のドアも、鍵が掛けられておらず空いていたのも幸いした。
 倉庫内に入り込んだ男は、まず食料を探し出して食べる。見つけ出した軍用のクラッカーやレトルトタイプの食料品などを食べ、一息ついた後で持ってきた袋に、それらを詰め込む、そして更に何か必要な物がないかと倉庫内を、うろついた先で床に倒れ込んでいる 人影を見つけた。
 床に倒れ込んでいる人影、それは疲労により意識を失い寝入ってしまったマサキ看護兵であった。

 倒れているマサキ看護兵を最初に見た時、男は死んでいるのかと思ったが、なにやら違うようであり、近寄って確かめる事にした。
 そっと、男はマサキ看護兵に近寄り、倒れているマサキ看護兵に顔に触れ、息を確かめる……クークーと言う、寝息が聞こえてくる、疲労による意識の消失からそのままマサキ看護兵は、眠りの世界に入り込んでしまったらしい、今までの働きぶりを考えれば当然の事とも言える。
「たしかこの女兵士、マサキ看護兵とか言ったよな?」
 男は、倒れている女が誰であるかを知っていた。難民の怪我の治療などを担当していた女兵士だ。なかなか好い女だったので記憶に残っている、男は再びマサキ看護兵の寝顔を見直し、そして一つの事を考え始める。
 人間の持っている三大欲望、まず男は睡眠欲だけは今までに充分に満たしていた。そして食欲も忍び込んだ倉庫内で満たす事に成功していた。ならば残る欲望……性欲を満たしたいと考えるのは、ある意味当然の事ではないだろうかと考え始めたのである。

「んっ……あぁ……」
 男はとりあえず、マサキ看護兵を倉庫の一番奥へと担ぎ上げて連れて行く、完全に寝入っている状態の彼女は、目を覚ます事無く小さな声を出しただけで、男にその身体を運ばれていった。
 倉庫の一番奥まった場所、男は置かれているコンテナの上にマサキ看護兵をいったん下ろして、周囲を見回し準備をし始める、何の準備か?
 もちろん、寝入っているマサキ看護兵を犯す準備である。探し出した軍用毛布をコンテナの上に何枚か敷いて、あらためてマサキ看護兵をその上に寝かせる、そして両腕をこれまた捜し出して来たロープで、大きく広げた状態にしてコンテナに縛り付け固定する。そしてマサキ看護兵の着ている制服を脱がしていった。
 最初は、制服を力任せに引き裂こうかと考えて実行に移そうとしたが、簡易的な防弾・耐ショック機能が付加されている連邦軍制服を引き裂くのは無理であった。
 仕方が無く、ベルトを外しファスナーを下ろし……と言うように、服を脱がす手順に沿って着ている制服を脱がしていく事にする。その間も寝息を立てて目覚めないマサキ看護兵を見ている男の中に、微かな良心が芽生える……こんなになるまで、おれ達難民の為に必死に働いている彼女を、犯しても良いのだろうかと言う考え……しかし、その考えも、ようやくに脱がせる事に成功した制服から現れた、剥き出しになった乳房の膨らみを見た瞬間に吹き飛ぶ、男はその乳房に舌を這わせた。

「あ…ん…うん…」
 何かが胸の上を這っている感じがする、でも眼を開けることができない、疲れた…眠い…いまはただ、こうしていたい……
 男は這わせている舌を一瞬止める、微かに身体を身動きさせて小さな声を出すマサキ看護兵の反応に、驚きを感じたからであるが、それも一瞬の事ですぐに舌の動きを再開させた。
 多分忙しくて着替えや風呂などにも満足に入る事がないのであろう、微かに汗の臭いと味を舌先に感じ散る事ができる。それほど大きくない乳房を手で覆うようにして、ゆっくりと揉み上げて、やや陥没気味の乳首を膨らませながら、その先端にしゃぶりついて舐め上げる。口の中でころころと転がしながら、更に膨らんでくる乳首の感触を口中の味わいながら、膨らんできている唇で軽く食む
「うぁっ!」
 その瞬間に、マサキ看護兵は眠りに落ちたままの状態で、小さな喘ぎ声を出し身体を震わせた。
 その声を聞いた男は、先程とは逆に乳首を更に責め上げてから、唇を下腹部の方へと下ろして行き、制服のスラックスを脱がせていく、薄いピンク色のスキャンティーに包まれた下半身が、男の目の前に晒された。
 官給品ではないであろう、薄いピンクのスキャンティーにマサキ看護兵の女を感じ取り、淫猥な笑いが顔に浮かび上がるの自覚する、自覚しながらその笑いを収める気はない、それどころか更に隠微な笑みを浮かべ、そのスキャンティーを今度は力任せに剥ぎ取る。
私物であろうスキャンティーは、簡単に引き裂かれて布切れと化して、マサキ看護兵が押し倒されているコンテナの下へと落ちる。
 両腕を縛り上げられ固定され、上半身の制服を大きく押し広げられ剥き出しにされた乳房、下半身は既に何も着けておらず、素肌の上に柔らかく茂っている股間の陰毛が、酷く淫猥な印象を与えてくれる、男は自分の履いていたズボンを下着ごと脱ぎ捨てると、マサキ看護兵の両足をそれぞれの腕に抱え込み、その間に身体を入れる、熱く硬く膨らみ切った男のペニスは、マサキ看護兵の女の部分へと添えられて……次の瞬間に、一気に押し込まれた。

「ひっぎぃ!」
 不意に身体を裂かれるような激痛を感じ、うとうととした眠りの園から現実に引き戻される、何が起こったのか、何が起こっているのかを理解する事ができない、ただ覚醒した意識の中で最初に見たのは、自分の上に覆い被さっている男の姿であった。
「なにっ!何なんですか、いやっ!離れて!いたい!いたいぃぃーー!!」
 男は私の声を無視して、身体を離そうとしない、突き放そうとして気がつく、両腕を戒められている事に、そしてようやくに気がつく、いま私はこの男に犯されているのだと言うことに……

「いやぁぁーーー!!はなしてぇ、誰か!誰か助けてぇぇーーー!!」
 悲鳴を上げて、身体を動かして必死に男から逃れようとするが、両腕をどこかに縛りつけられた状態では、自分の身体の上で蠢いている男をどうする事も出来ない、そして身体を引き裂きながら体内で蠢く感触、激しい痛みとそれ以上の嫌悪感
「痛い!痛いのよぉ!抜いてちょうだい、お願いだからはなしてぇぇーー!!」
 叫びも哀願の声も男には通じない、身体の上で蠢く男の動きが激しくなる、肉体を引き裂かれる感覚も強くなってくる、これから何が起こるかを否応無く想像させる。
「だめ!だめ!出さないで、内で出さないでぇぇーー!それは、いやぁぁーーー!!」
 私の悲鳴とも哀願ともつかない声を聞いた男が、私の方を見て笑った…酷く醜く、吐き気を催すような笑顔で、そして言った。
「せいぜい神様にでも祈るんだな、赤ん坊が出来ちまわないようにな!」
 次の瞬間、肉体に注ぎ込まれる男の、おぞましい体液の感触が身体中に広がって行くのを私は感じた。

 挿入した瞬間に、女は意識を取り戻した。
 破瓜の血が流れ出している所から見ても、処女だったのだろう。その破瓜の痛みで目が覚めたと言う所か?
 自分が置かれている状態を、まだ完全に把握していない女が、何かを叫びながら俺から逃れようと足掻くが、縛り付けられている両腕がそれを赦さず、また下半身も俺にがっちりと抑え込まれ、挿入されている状態ではどうしようない、ただ必死なり泣き叫び哀願を繰る帰すくらいしかできないでいる、俺はその足掻く姿を見て、挿入したペニスに感じる締め付けを味わいながら、更に激しく身体を突き動かして、絶頂へと向かっていく、射精の瞬間が近いのを悟ったのか、女は膣内に出さないでと必死に哀願するが、俺はその哀願に笑顔で答えてやり、言ってやる。

「せいぜい神様にでも祈るんだな、赤ん坊が出来ちまわないようにな!」
 最高の瞬間であった、その言葉を聞いた女が、絶望に顔を歪めるが引金となり、俺は女の膣内に思う存分射精を繰り返した。

「ひっ、ひぃぐぅっ……」
存分に出し終えたペニスを、ドロリとした液が溢れ出し始めている膣から引き抜く、強引に押し広げられ蹂躙された部位は、すぐには元に戻らずに開かれたままの膣口から、放たれた精液と破瓜の出血が入り混じった粘塊をドロリと滴らせる。
 呻くような泣き声を漏らし続ける女の姿は、酷く刺激的で被虐心を煽ってくれる……明日にでも、この船はジオンの奴らに破壊され、その船に乗っている俺は死ぬかも知れない、だとしたら、この状態を楽しみ続けるのも悪くないだろう。
 だから俺は、泣き続けている女に言ってやった。
「第二ラウンドを始めようか」と……
 泣いていた女の顔が強張り、驚愕に引き攣る。そしてその口が大きく開かれ、何事かを叫ぼうとした。
「いやぁぁ!だれっ!んぐぅぅぁぁ!」
 女を縛り付けているコンテナ、その上に放り出していた下着の切れ端を、女の口に詰め込んで慌てて声を塞ぐ、いまさらなのだが大声を出されるのは、やはり拙い……引き千切った女の下着や、俺の脱いだ下着やベルトなどを使って口を塞ぐ、完全には塞ぎきれなかったが、それでも低い声で呻く程度には抑える事が出来た。
 そして二回目の凌辱を開始する……乳房へと再び手を這わせる。ビクビクと身体を痙攣させる様に蠢かせ、抗いの反応を示す女、それが最初に犯した時に比べ興奮を誘ってくれて楽しい、膨らんでいる乳首を指の間で挟みながら、乳房を撫で擦るように揉む、嫌悪感からであろう、乳房と言うよりは全身に鳥肌が立っているのが解る。
 足掻きながら必死に抵抗を試みる身体の動きと、呻くような叫び声……それを聞きながら俺は女を犯して行く、両足を大きく押し広げながら抱え込み、いまだに吐き出した精液と破瓜の血が混じり合いながら垂れ出している膣口に口を押し当てる。
「ふぐっぅ!」
 女の身体が爆ぜる様に動くが、戒められた両腕と抱え込まれた両足は、その動きを押さえ込まされる。
 膣口に押し当てられた唇は、音を立てながら内部に放たれた濁液を啜り込み、口の中一杯に溜めた。
 押し当てていた膣口から、ゆっくりと唇を離し、そのまま恐怖に歪んでいる女の顔の上に、顔を向けにやりと笑う。
「んっ!んーーぁあぁーー!」
 何かを察したのか、女は顔を左右に振り、呻き声を上げながら必至に抗い出す。だが男は、抗う女の顔を両手で挟むように固定し、その顔の上へと口中に含んでいた濁液を吐き出す。
「んふぅぅーー!んぁっぁ!」
 ドロリと垂れ出す濁液が、女の顔の上に滴り落ちて広がる……男の手がmその濁液を顔面に塗り広げ後に、その濁液が塗り込められた顔を舐めまわし始める。
 必死に男の舌から逃れようと足掻くのを押さえつけながら、瞼を舐め、瞳を舐め、鼻の穴を舐め……同時に、更に濁液を塗りこめながら、首筋から乳房へと舌を這わせながら舐め尽して行く、ヌルヌルとしたおぞましい感触が身体中に広がり、それが身体に塗り込められて行く、何時の間にか染み出し始めた女の汗、それと混じりあいながら広がり濁液、乳房が揉まれ染み込む悪寒、コツリとした肋骨の感触を確かめ、柔かな腹部へと舌を下ろし、臍の穴を穿るように舌が舐めあげ、更に塗り込められる濁液……
 再び膣口へと押し当てられるペニスの感触を感じとった時には、女の抗いは消え入るように無くなっていた。

 二度目の射精を終えた時には、女の肉体から抵抗は消え去っていた。そして三度目の凌辱を俺はする事にした。
 まずは両腕を縛り上げているロープを解き、仰向けにしていた女の身体をうつ伏せへかえる。念の為に再度両腕を、その姿勢で固定するように縛り付ける……犯す場所は決めている。三つある穴のうち、すでに一箇所は犯したが、残る二ヶ所のうち口を犯すという行為は、流石に危険を感じるので、残るもう一つの穴……尻の穴を犯す事に決めたのだ。
「抵抗せずに、力抜いとけよ、そうしないと裂けるぜ」
 既に抵抗する気力もなく、為すがままとなっている女に向かって言うが、当然の様に微かな呻き声を出すくらいで、まともな反応はない……俺はそれに構わずに、一気に尻の穴を犯した。
「うぶぅぁぁーー!!」
 いままで死んだ様に大人しかった女の身体が、生き返った……と言うよりは、最後の断末魔と言う感じで、激しく動き始め塞がれている口からも、それを吐き出すかのような呻き声が、吐き出される。
「そうだ、そうだよ!こうじゃなけりゃ面白くねぇ!」
 暴れる女の身体を押さえつけながら、更に深くペニスを差し込む内蔵を抉る。その快感に身を任せながら、俺は女がどんな顔をしているのかを見たくなる。
 暴れる女の髪を掴んで、強引に顔をこちらのほうへと向けさせる。下手をすれば女の首の骨が折れるかも知れないが、構うものかと思う……そして、強引に俺の方へと向けさせた女の顔は、一言で言えば醜く歪んでいた。
 見開かれ血走った瞳から流れ出している大量の涙、大きく開け放たれた鼻の穴からは、同様に鼻水が垂れ出し(涙の一部も逆流しているのだろう)、塞がれた口の端からも涎が、泡となって溢れ出している。しかも先に塗り込めた濁液により、汚れたままの顔には振り乱れた髪が張り付き、まともな状況では二目と見る事が出来ない、酷い面であった。
 だが俺は、その醜く歪んでいる顔に興奮する。もっと醜く歪ませ、さらに悲鳴を張りあげさせたい!俺は、女の口を戒めを外した。
「いだぁいぃぁぁ!はなしぃてぇぇ、いやぁぁーー!」
 激痛と嫌悪に足掻く女の身体、そして惨めな悲鳴の迸りを聞きながら、俺は女の内臓に思う存分、欲望を吐き出した……二回連続で……

                           ************

 気が付いた時には、身動きが出来なかった。
 女を欲望のままに犯しつくした数日後、ジオン軍の放ったミサイルの一発は、俺の居た傍に着弾し爆発をした。
 その爆発を感じた次の瞬間に俺は意識を無くし、気が付いた時は身動きすら出来ない状態で、横たわっていた。
 はっきりとしない目で、周囲を見回した先に人影が写る……俺を見て笑顔を、恐ろしくなるほど冷酷で残酷な笑みを浮かべている女の姿、それはまぎれもなく、あの時に欲望のまま犯しつくし放置した女であった。
「それじゃ……注射を打ちましょうね」
 その女は変わらない微笑を浮かべ、身動きできないままの俺の腕を取ると、注射器を押し立てた……それが、俺がこの世で覚えている最後の記憶であった。



                                             終




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