人妻輪姦する〜3


                            抗いと受容     



 弱々しく……しかし執拗に抗い続ける律子と、その抗いを力尽くで押さえ込もうとしている男の争い、その姿を見ていた別の男が妙に軽い、からかいを含んだ口調で言う。
「おい、あんまり人妻さんに乱暴な事をするのはやめておけよ、乳首を噛んで傷跡を残したり、おっぱいにキスマークをつけたりして、下手に体に犯った痕が残る事になったら、旦那さんにこの事がばれちまうかもしれないからな」
 その男の言葉を聞いた瞬間、男の腕の中から逃れようと、最後に残った力と理性によって抗っていた律子の動きが止まる。
 男の言葉は、律子を犯そうとしている男に向けて言われただけではない……これ以上の抵抗をすれば、律子の肉体に傷痕が残る事となり、結果としてこの事が夫の知る事となってしまう……その事を意味した言葉であった。
 抗いが止んだ律子の身体、すでに衣服は剥ぎ取られて全裸にされている。しかも股間に這わされた指により、律子の身体は意思に反して濡れ始めていた。
「はぁう! くぅぅぅ……ひぃんぁっ!」
 再び股間へと延びる指先が、律子の肉体の内側から刺激をくわえ、何とも言えない官能に満ちた声を吐き出せる。
「うぅぅ……いやぁ……やめてください、おねがいだから……おねがぁあひぃ! やぁぁ……」
 咽び泣きを漏らしながら、哀願を繰り返す律子……漏れ出しそうになる嗚咽を堪えるように指を噛み、くわえ続けられる刺激に耐え続けるが、その抵抗は脆くも崩れだす。
「へへへ……奥さん、あんた本当に可愛いぜ、あったかくて、やわらかくて……指を咥え込んでいる締まりも最高だし、濡れ具合もちょうど良い感じになってきてるぜ」
「くぅ……ちがいます! やめ……あふぅふぁっ!」
 加えられる刺激は快感となり、律子の肉体を貫き反応させていく……出すまいとする声が漏れ出し、反応するまいと強張らせた肉体が痙攣し、ビクビクと肉体を震わせる。
「肉体は正直……てやつだな、生じゃなくて悪いんだが、遠慮なく入れさせて貰うぜ」
 男の指が抜かれる……そして入れ替わりとでも言う様に、指よりも遥かに太く大きな物が、律子の肉体へと挿入される。
「あっ! だめぇ!」
 ずろり! と、挿入されて行くコンドームに包まれた男のペニス……濡れ切った律子の肉体は、それを何の抵抗を示す事無く受け入れてしまった。
 挿入されてしまったペニス、律子の肉体は意思に反して、挿入されたペニスを受け入れ包み込む……度重なる陵辱によって、律子の肉体は抵抗よりも受け入れる事を学んでしまっていた。
「はぁひぃ!……くくくっぅぅ……ひやぁうっ!」
 自分の肉体の内側へと突き込まれたペニスの感覚、夫……あの男……新たな陵辱者……今までに経験する事となった三人の男のとは違う、別の新しいペニスの感触、それが律子の肉体を犯しながら、同時に心すら侵して行く
「はぁん、はぁくぅぅ……ひいぅっ!」
 突き込まれた膣の中で蠢くペニス、そして別の男の手によって胸も嬲られ続け、強く柔らかく柔軟に揉まれ続け、乳首を刺激され続ける。
「くぅんんぁっ! いあぁぁ……おねがい、やめて……うごかさなぁ……はぁぐすんぁっ!」
 漏れ出す喘ぎ声と、それを必死に押さえ込もうとする律子、口から吐き出される喘ぎ声は、律子の理性と意思で無理やり途切れさせられるが、それを抉じ開ける様に喘ぎ声は、閉じ合わせた唇を本能が押し開き、結果として切なくも艶ややで官能的な喘ぎ声が、その唇から漏れ出してしまう。
「ひくぅんぁっ! うそだぁわぁ……うそ、こんなっこぉ……うんぁっ……ことぉぉ……あひぃ!」
 男のペニスに反応し始めている自分、それを信じたくない……その事実を否定する律子であったが、その否定の言葉すら官能的な喘ぎ声に変わりはて、膣を貫く男のペニスに、胸を嬲る男の手の動きに、その肉体の動きを合わせ始めている自分に気がつく
「くぅぅ……こんなんぉ、ちがぁっ! ひぐぅぅ、あくはぁんんぁっ、いい……ちがぁひぎぃ!」
 理性と本能が、肉と心の両方でせめぎ合い、その狭間で律子は、少しずつ男達を受け入れ始めていた。
「いい声を出して、気分を出している所を悪いが、口の方も使わせてもらうぜ」
 二人の男のペニスと手によって嬲られている律子の肉体に、三人目の男が加わり、その剥き出しにしたペニスを、喘ぎ声を漏らし続けている律子の唇に突き込む。
「はぁんぶふっ、んぐぅぅ……ごぉふぅ! おあぁぁ、ほぅ、ごぶぉぅぅっ…… んぁ、んぁぁんぁ! んぶぁ、はぁぐぅんっあっ、んんんんっ……」
 口にへと突き込まれたペニスには、コンドームを装着していなかった。その生のペニスが、律子の口中で暴れまわる。
 深く浅く、固く柔らかく、舌の上、下の舌、歯茎の内と外、右の頬、左の頬……縦横にペニスは、律子の口中で動き回り、その唇を犯し続ける。
「噛むなよ、噛むなよ……噛んだりしたら、乳首を喰いちぎってやるからな、だから噛まないで上手にしゃぶれよ!」
 男としても、無防備な自分のペニスを口に突っ込むと言う事に対して、多少の不安が無いわけではなかった。何せ無防備の肉体の一部を、その無防備な肉体をどの様にでも出来る場所へと曝すのだ。しかも相互に納得した上と言うか、合意の上での行為ではない、幾ら脅迫した上での事とは言え、口の中に突きこんだペニスを喰いちぎられる……と言う事は、充分に考えられる事であった。
 ならば危険を避けて、口になど突き込まねば良い……だが男は辛抱できなかった。漏れ出す喘ぎ声を必死に堪える唇、まるで自分のペニスを誘う化の様に濡れた唇、閉じられては開かれ、開かれては閉じあわされる唇、その開かれた微かな隙間より見える柔らかな下の蠢き……我慢出来る筈が無かった。
 だから男は、喰い千切られるかもと言う恐怖を押さえ込み、律子の口を犯す事にし、その生温かく、柔らかい口の感触を堪能する。
 突き込まれたペニスの生暖かい感触を感じた時……その突き込まれたペニスを喰い千切る事を考えなかったと言えば嘘になる。だが結果として、律子は突き込まれたペニスを受け入れた。
 理由は簡単だ……怖かった……男達によって加えられるであろう暴力が怖かったわけではない、その暴力行為の結果として、夫の今までの事が全てばれてしまうと言う事が怖かった。
 だから律子は、男のペニスを受け入れた。
「あふっ、はぁひぃひゃっ……んぐぅあぁっ! んんん、んふっ、むふーっ、ふーっ、ふぅぅーっ……! 」
 閉じ合わせた瞳から涙が溢れ出し、律子の屈辱に歪んだ顔を濡らして行く……流れ落ちる涙が、ペニスを突き込まれている唇に触れ、突き込まれているペニスと一緒に口の中へと染み込み捏ね回され、細かな泡となって唇から垂れ落ちて行く……
「こっちの方も留守にするなよ!」
 胸を嬲る男の手が動き、片方の手で乳房を揉みながら、もう片方の空いた手で律子の手を掴んで、剥き出しにしていた自分のペニスを握らせ、それを扱かせる。そして更に一人、残された片方の乳房へと手を伸ばし、先程の男と同じ様に残されていた律子の手に、同じ様に剥き出しにしていたペニスを握らせる。
「くぅぐくくぅぅ……はぁがぁっ! あぶっ、もうぅぅうっ……はゃぁめぇ……てぇぶぅ! んばぁんぐぅぅひぐっ!」
 膣、口、右手、左手……4本のペニスによって、犯され責め立てられる律子の肉体、快感と嫌悪、屈辱と歓喜、汚される肉体と満たされる肉体……嵐の様な陵辱に、律子の心と肉体は翻弄され続ける。
 そして男達は、次々に欲望を吐き出して行く……膣を犯していた男が、歓喜の呻き声を上げ放出する……口を犯していた男が、低い笑い声を出しながら口の中へと欲望を吐き出す……左右の手でペニスを扱かせていた男達も、ほぼ同時に絶頂へと達し、律子の身体へと欲望の精液を叩きつける。
 ヌポリ……と膣から、コンドームに包まれたペニスが引き出される。ネチョリ……と口に突き込まれていたペニスが引き抜かれ、ポタポタと先端から毀れだす精液の残滓が、律子の顔を濡らす。ニチャ……と左右の手が開かれ、握られていたペニスが放されると同時に、力無く両腕がベッドの上に落ちる。
 膣を犯していた男が装着していたコンドーム、ペニスから外したソレを、男は呆然としている律子の眼前に曝す。
「最高だったよ、こんなに出したのは久しぶりだ……お礼に、あんたに俺のモノの味を教えたくなったよ」
 そう言うと律子の顎を掴み、強引に口を開け広げさせる。
「はぁぐぅ、はぁにほぉ、しゅるきぃなんれぇすきゃ!」
 口を開け広げさせられたままの律子が、呻くように叫ぶ……その開け広げられた口へと、男はコンドームを逆さにし、中に溜まっていた自分の精液を垂らし込んだ。
「んぐあぁ、ひゃめてぇ! ひぃやぁぁ――!」
 口の中に垂れ込む精液、先に口へと吐き出された他の男の精液が、新たに加えられた精液と混ざり合い、口の中に溜まって行く……そして、その溜まった精液がゴクリと嚥下させられる。
「んやぁ! やぁぁ……もうやめて……おめがい……」
 口の中から、絡み付きながら喉へと滑り込み、胃の中へと入っていく精液の生臭い味と苦塩辛い感触……哀願を繰り返す律子に向け、男達は言う。
「まだまだ順番待ちをしている奴も居るんだ。奥さんには、もっと頑張ってもらうぜ」
 そして再び律子は、男達に犯される事となった。



                                     人妻輪姦する〜3…終

                                     人妻輪姦する〜4…へ続く


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