魅羅…凌辱のアルバイト


                            
「 ペットボトル 」


「うげぇっ!」
 胃からせりあがって来た吐瀉物が、喉を逆流し口から吐き出される、酸っぱいような味を残しながら、口からボタボタと溢れ出す自分が吐き戻した吐瀉物を、涙で滲んだ瞳で見ながら彼女…鏡魅羅と言う名の少女が、呻くように哀願する。
「ぐふぅ…御願い、もう殴らないで…お願いだから…御願い……」
 腹部に叩き込まれた男の拳、そのたった一発が彼女の持つプライドの全てを叩き壊した。
 キャップに開いたペットボトルのウーロン茶が差し出され、飲み口を口の中に突っ込まれる、ゴボゴボと流れ込んでくる中身に咽返り、流れ込んできたウーロン茶を吐き出してしまう。
「口の中が、綺麗になったら、丁寧にしゃぶれよ…」
 ペットボトルの代わりに、眼前に突き出された男根、魅羅はそれを咥え込み…ペチャペチャと音を立てながら、しゃぶり始める…涙を流しながら必死に……


                           「 アルバイト 」


 最初の切っ掛けは、穴の開いた弟達の服であった。
 弟達の服に開いている穴、それも一つではなく継宛に混じって何ヶ所もある…何せ弟達は、小学6年を頭にして、一学年に一人ずつで合計六人もいるのだ、ただでさえ悪戯盛りで元気一杯に飛び跳ねているのが六人ともなると、服一つとっても消耗が激しい、古い服に継をあてたり、仕立て直したりしても、どうにもならなくなって来る、我家があまり裕福ではない…と言うよりは、貧乏なのは弟達も理解しているので文句は言わな、それどころか逆に私の事を気を遣ってくれたりする…それでも、流石に穴が開いたり継の当たった古着ばかりでは、弟達が可哀相に思えてくる……

 そう考えた彼女が、弟達に新しい服の一つでも買って上げたいと考えた末に、選んだ割の良さそうなバイト先(家で家事一般もしなければいけないので、どうしても時間的な余裕が無く、割の良いバイトを探さざる得なかった)を訊ねたのは、ほんの一時間前の事であった。

 物事を外見で判断するのは愚かな事であると知っているつもりだったが、自分でも知っている企業が入居している立派なビルの一室にあると言う事で、安心してしまったのかも知れない、面接にと奥の部屋へ通され時には、微かにあった警戒感も無くなっていた。
「短期のアルバイトですね」
 予め書いて来た履歴書を両手に持ちながら、面接官の男性が履歴書と私を交互に見る。
「はい」
 再び面接官が、私を見る…上から下へ、下から上へと値踏みでするようにジロジロと…
 その視線に多少の不快感を覚えないでは無いが、自分の容姿と言う物に対して、かなり自信がある事もあり、何時もの事と気にはしなかった。
 そして何問かの質問が私に問いかけられ、それに私は答える、そして面接官は履歴書をその場に置くと、立ち上がり私の方へと近づいて来た。
「ところで、履歴書によると接客希望とあるけど、君ならもっと割りの良いバイトの口があるんだが、そちらに変更する気は無いかな?」
 肩へと男の手が乗せられる、何か危険信号の様な物が頭の中に警報を鳴らし始める。
「い、いえ…すいません、やはり私…このアルバイトには向いていないようです…失礼します」
 危険信号が鳴った場合、それに従うのが一番良いと経験的に知っていた。だから私は、座っている椅子から立ち上がり、この場から逃げ出そうとしたが、肩を押さえつけている手は緩まない、それどころか身体をがっちりと拘束するかの様であった。
「慌てなくてもいいから、本当にいいアルバイトなんだ…何なら、専属と言う手もあるし、有名にもなれるよ」
 ガチガチと身体が震え出すのが判る、早くこの場から逃げ出さなければと言う危険信号が強く鳴り響く、強引に肩に置かれている手を振り解き、入ってきたドアから外へ逃げ出そうとした時、ドアが突然に開け広げられた。
「今日の獲物は、この娘か?なかなか良さそうじゃねえか…いい売りもんが出来るぜ」
 そう言いながら入ってくる男達の手には、ビデオカメラが握られていた。

「いやぁぁ――!」
 何がこれから行われるのか、それを本能的に知った魅羅が男達の間をすり抜け、何とか逃げ出そうとしたが、それは無駄な努力だった。
 腕を掴まれ、部屋の真中へと放り出される、そしてドアの鍵が閉められる。
「なにを、何する気なのよ、だして!この部屋か私を出してよ!」
 元々気が強い方である魅羅は、多少震えながらも気丈に、自分の方へと近寄ってくる男達に罵声を浴びせかける、だが男達はニヤニヤと笑いながら、手に持ったビデオカメラのスイッチを入れ、叫んでいる魅羅の姿を撮影し出した。
「やめて!撮らないでよ、なに考えてるのよ、止めなさいよ!」
 叫び続ける魅羅、その魅羅の目の前で男達はジャンケンを始めた。
「なっ!何してるよ、やめてよ、そこを退いて私を家に帰しなさいよ!」
 喚く魅羅を横目に無視しながら男達はジャンケンを続ける、そしてジャンケン終えた男達の中から一人が、魅羅の前に近寄って言う。
「俺が一番だ」と…


                           「 撮影開始 」


「ひあぁ!」
 逃げる間もない、そのまま男は魅羅をその場に押し倒す。
「いやっ!はなして、いやぁぁ―――!!」
 押し倒され、身体の上に覆い被さって来る男を何とか引き放そうと足掻く魅羅、だが男を跳ね除ける事は出来ない、逆に男の身体は密着し魅羅の服を引き剥がしていく
「ぐっ!やめて、放してよ、いやぁっ!」
 魅羅の口が男の腕に噛み付く
「あちっ!」
 思わず男が怯み、魅羅の身体を掴んでいいた力を緩める、その一瞬の隙をついて逃げ出そうとした魅羅であったが、すぐに引き戻され腹部へ強烈な一撃を叩き込まれてしまった。

 突き出された男根を必死にしゃぶり続ける魅羅、その姿をにやけた笑いを浮べて見下ろし、頭を押さえつけながら快感を貪る男…
 魅羅の端整な唇から抜き差しされる男根、唾液に濡れジュパジュパと激しく突き動かされていた動作が激しくなって行く、そして男は掴んでいた魅羅の頭を時分の股間へと、思いっきり押し当てる。
「おっ!おぉぉっ――――!!」
「んぐぁぷ!」
 ビクビクと頭を動かし、身体を震わせる魅羅、そして叫ぶような呻き声を出す男…
 押し付けられていた魅羅の頭が、股間から離されて行く…そして、口から男根が引き抜かれた時に、その後を追うように口に吐き出された精液が、溢れ出し口から毀れ出して行く…
 涙を溜めた目で男を見上げる魅羅、その哀れな表情を見下ろしながら男は、魅羅が着ている服を剥ぎ取るようにして脱がして行く、ボタンが跳ね跳び、布地が引き裂かれ、素肌が曝け出されて行く、ブラジャーの肩紐が外され毟り取られたブラジャーが、軽い音をたてて床に投げ捨てられる、そして豊満な乳房が剥き出しにされ、その胸が思いっ切り握られ、沈み込んだままの乳首が掘り出されるように嬲られる。
「あひぃ!」
 グリグリと乳首を摘みあげ、膨らませて行く…同時に乳房も念入りに揉まれ、捏ね繰り回され嬲られる、豊かな膨らみに食い込んでいく男の指先が、膨らみ出した乳首を刺激しながら乳輪にそって動かし、その刺激で更に膨らみ起って来る乳首を摘み上げ捻る。
「あっ!あぁぁ、いやっ!がぁっはぁ!」
 精液に塗れた口で抗いの声を出す魅羅、乳房を揉まれ続け身体を嬲られ汚されて行く嫌悪と屈辱、抗いの声を出した瞬間に、強烈な蹴りが魅羅の肉体へと再び叩き込まれ、叫びを強制的に中断させる…強烈な暴力は肉体の抵抗を封じ込め、抗いの声を出すことしか出来なくさせた。
「うっ…あぁぁ…やだ…」
 スカートが引き下ろされ下着が剥ぎ取られる、その露になった股間へと手が伸びて、乱暴に弄りながら秘部を確認しながら、その部分を嬲り始める。
「うぐぅ、ひぃぃ、やめて…おねがい、お願いだから……」
 大きな声を出せば、再び加えられるであろう暴力…その恐怖によって、呻くような哀願の声しか出せなくなっている魅羅の股間を嬲り続ける手の動き、恥毛を毟り取りながら股間の割目を押し広げ、その間に指を捻じ込んで内部を弄びながら湿らせて行く、ネチョネチョとした湿りを指先に感じさせながら嬲り続け、呻くような抗いの声を上げさせ男はそれを楽しむ。
「あっ!ああぁぁ…助けて…誰か、お願い…だれかぁぁ…たすけてよぉぉ……」
 助けは来ない…この場所で行われている行為を知っている人間は、この場所にいる魅羅と男達だけであった。
すべては仕組まれていた事…割の良いバイトの応募してきた娘を捕らえる罠、それがこの場所と言えた。
 器量が悪ければ不採用にすれば良い、そして何人かに一人でも器量の良い娘が応募してくれば、この場所はすぐに撮影現場へと変り、撮影が開始され始める、そして男達はプロであった。
 どの様に女を甚振り犯すシーンを撮影すれば、如何に高く売れるかを熟知している、そして前もっての段取り通りに女を犯し、それを撮影し続けていたのだ。

 背後から抱きかかえられ両足を広げられる、剥き出しとなった魅羅の股間が何もかも曝け出され、正面のビデオカメラに記録されて行く、指先で掻き分けられた恥毛の奥の部分、そこが押し広げられ肉色の内部を曝け出す。
「いやっ!いやぁぁ―――!!」
 自分ですら見た記憶の無い秘密の部分、それが曝され撮影されて行く…指先が肉の内部を嬲り、意思とは関係なく透明な汁を滲み出させて行き、垂れ出した透明な液体が下へと零れだす。
 指先に塗りつけられた液体…それが魅羅の口へと運ばれ、中に差し込まれ舌を嬲りながら口を犯す。
「ふぁめ…らぁめてぇ…らめぁれぇぇ―――!!」
 口から引きぬかれた指先…背後から首筋へと流れ、胸を嬲りながら下へと降り、臍の中を指先で嬲った後、再び股間へと戻り押し広げ液を滲み出させる…喘ぎ…呻き…嗚咽を漏らし…涙を流し…屈辱の息を吐き出し続ける魅羅…濡れた股間へと、背後から男の男根が添えられた……
「ひぃあがぁぁ――!!あぁぁ!ヴぁぁ―――!!」
 濡れた股間は、意外なほどスムーズに男根の全てを、一気に飲み込んだが、それは身体を引き裂かれるような、激しい苦痛を魅羅の肉体に刻み込んだ。
 魅羅の端整な美しい顔が激痛で歪む、開け放たれ口から悲鳴が涎と共に飛び出し、無限に吐き出されて行く、息を吸う事も出来ずにパクパクと陸に上がった魚のように、口を開け閉めさせながら身体を痙攣させる事しか出来ない、背後から股間に捻じ込まれた男根が突き動かされ乱暴に、そして激しく膣内を抉る、その柔らかで熱い位に締め付ける膣内の感触を貪りながら、男は魅羅の肉体を嬲り続け破瓜の悲鳴を上げさせ続け、欲望を満足させて行く
「ひぐぅ!ひぐぅうっ!はぐぁ…がぁ!」
 声にならない呻き声を出し続ける魅羅、その肉体に打ち込んだ男根を突き動かし快感を貪り続ける男、まだ出さない……自分には快感を、そして魅羅には耐え難い苦痛を与えながら、その肉体を貪り続けながら蹂躙し続ける、自分の身体の下で足掻き続け呻いている魅羅の姿が面白い、もっと苦痛を与え汚し続けたかった。
 突き込んだまま体位を変える、そして一層深く男根が捻じ込まれるようにする。
「あがぁぁ!」
 押し倒され、持ち上げられ、掴み上げられて、人ではなく欲望を満たすための器として嬲られ続ける魅羅、足を抱え上げられ深く捻じ込まれる男根、裂けた股間から流れ出す破瓜の血が身体を伝い落ちて行く
「そろそろ…順番だぜ?」
 魅羅と、魅羅を犯し続ける男を見ていた周囲の男が焦れたように言う。
 男としては、もう少し楽しみ続けたかったが、順番では仕方が無い…
「よし、中出しをしてやるからな…子宮でたっぷりと、男の味を飲み込んで楽しみな!」
「いやぁぁ―――!」
 拒絶の悲鳴を上げる魅羅であったが、そんな魅羅を抱え上げ起ったままの姿勢で男は、魅羅の肉体の一番深い場所へと欲望を吐き出した。
「あっ!ああぁぁ……ぐぅぅ……」
 ビクビクと注ぎ込まれ染み込んでくる欲望、それを感じながら魅羅は呻くような声を出し続けた……
「おらよ!」
 魅羅を支え持ち上げていた腕が放される、同時にドチャリと言う感じでは魅羅が、その場に落とされる…刺し貫かれた股間から精液を溢れ出せながら、その場にうずくまり呻くような声を出し続ける魅羅に、二人目の男が近寄り声をかける。
「次は、俺だ」
「うっ…あぁぁ…」
 這いずり…何とか逃げ出そうと足掻く魅羅、その尻が抱きかかえ上げられ持ち上げられる…
「俺は、こちらの方が好きでな…力を抜とかないと、裂けちまって使いもんにならなくなっちまうぜ!」
「うぎゃいぃやぁぁぁ―――――!!」
 問答無用の一撃が、魅羅の肛門に突きたてられる、吐き出される悲鳴…無論の事、そのシーンもビデオカメラに撮影され続けていた……


                          
「 服従の日々 」


「ふぅ…うんなぁっ!うわんぁぁぁ…」
 口に突き込まれている男根が膨らみ、射精の瞬間が近いのを知る…寝転がりながら膣を突き上げる男の動きで射精が近い事を知る…背後から腰を掴み、責め上げて来る動きから射精が間近であると知る…膣…口…尻の穴…三ヶ所の穴が同時に男根で犯される、既にそれを受け入れる事に魅羅は慣れていた…
 あの日、バイトの面接先で犯され、その全てをビデオで撮影され裏DVDとして売られてしまった魅羅、一応は約束どおりに彼女に金は支払われたが、専属の再契約を強制的(半場脅迫的)に結ばされてしまい、ことあるごとに呼び出されては、契約を盾にして安い金額で撮影を強要され続けられる事になってしまう。
 更には裏DVDの内容紹介のためという名目で、売春も強要させられ始めており、すでに学校は自主的に退学している。
 三本の男根から、同時に吐き出される濃い精液…その全てを飲みこみながら、魅羅はその全てを撮影しているビデオカメラに向かって笑顔を見せる…強制された笑顔…すでに諦めてしまった笑顔…そして絶望の笑顔を…

 そんな彼女が、有名裏DVD女優として、世間に知られ出すのは一年後の事であり、更に二年後には三面記事片隅に麻薬取締法違反の犯人として登場する事など、この時点で知りえている人間は誰もいなかった。  



                                           おわり




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