冷凍保存少女の処理法
【 講義〜壱 】
広い教室のような場所、周囲にいる人間達の視線が一番集中する場所に自称教授は立ち、浪々と通る声で講義をしている、本日の講義内容は…「冷凍睡眠(コールドスリープ)技術の問題点と今後の課題」であった。
自称教授の講義の内容を簡単に言えば、現在の冷凍睡眠技術に置いての一番の問題視されている、解凍時における細胞の破壊についてである。冷凍保存者の再生を念頭に置いての冷凍保存処置と言う作業は、対象となる人間を単に凍らせるだけという事ではなく、凍らせるまでの過程に置いて幾つかの作業が必要とされるのだ。
まずは体組織を冷凍による破壊から保護する為に、血液を含む体液の中に特別な保存液を注入しなければいけない、これは死者に対しては注入することは出来ない、血液を含む体内の組織液に濃度を高めながら注入して行かなくてはならず、冷凍保存される対象者が生存している段階でしか交換する事が出来ないのだ。
当然の事ながら、この交換作業には非常な苦痛が伴う事となる、本来なら苦痛を緩和する麻酔薬が同時に注入されるのだが、冷凍保存液の持つ特性と言うか作用により、麻酔の類は一切効力を失ってしまい、対象者に言わせるならば……
『麻酔処置無しで、歯を削り取られていくような激痛が、全身に延々と刻み込まれ続ける…』そうである。
当然ながら対象者は、特殊なベッドに暴れないように固定された上での処置言う事になる…それでも、あまりに激しい苦痛の為に、固定されている金具が引き千切られる場面も珍しい事では無いと言う。
ここまで自称教授は喋ると、テーブルに置かれている水差しからコップに水を注ぎ、それを一息に飲み干した後、テーブルに置かれていたリモコンを操作する、すると室内が暗くなるのと同時に上から巨大なスクリーンが降ろされてきた。
そしてスクリーンに自称教授個人が資料として保存していると言う記録映像が映し出され始めた。
スクリーンに映し出されたのは、年の頃なら10歳前後と言う感じの少女の姿であった。
名前と写真付きの記録データーが、前もって渡されていたプリントに表記されている…名前・ヒルディガルト・リルケ、性別・女、国籍・独逸、年齢・11歳、身長・141cm、体重・33kg、バスト (B/bust) ・68cm、ウエスト(W/waist, ウェイスト)・54cm、ヒップ (H/hip)・71cm、瞳・青、髪・金…
そしてスクリーンの少女の姿が正面、横、背後、上、下と、あらゆる角度から撮影された…しかも全裸での姿がスクリーン一杯に映し出される。
顔がアップになり、眼鏡をかけている大きな瞳が不安そうに揺れているのが解る、薄いソバカスの残る表情も同じく不安げだ、長い睫毛とやや太めの眉毛、細く長い首筋と華奢な鎖骨の線、長く伸びやかな腕と繊細な指先、やや肋骨が浮き出ている胸は膨らみを感じさせず、小さな粒のような乳首が微かにあり、それを中心に淡く小さく広がる乳輪、ストンとしながらプクンとしたお腹の線と、ようやくに柔らかな線となりつつあるお尻は、それでも骨ばり皮膚から少し飛び出たような腰骨、その腰から伸びている白く長い足が身体を支えている……そして長い金髪が身体に掛かり揺れていた。
自称教授の説明によれば、この少女は当時の医療技術では治療不可能の難病に掛かっており、両親の強い希望により難病の治療法が確立されるまで、冷凍保存体として保存される事になったと言う事であった。
ちなみに少女には、詳しい治療内容と言うか、冷凍保存されるという事は説明されておらず、言うならば両親の我侭な愛情の犠牲者と言えるかも知れない……
すでに羞恥心と言う感情が芽生え始めている年齢だ、全裸にされその裸体を何人もの男性医師達によって見られると言う状態で、顔と全身は羞恥で赤く染まり、両手で身体を抱くようにしながらモジモジさせているが、医師達に促されるままにベッドの上へとあがり、かけている眼鏡を横にいた医者に手渡した後、その身体を大人しく革ベルトと金具で拘束されていった。
そして固定されたベッドの脇に、血液中と体液に冷凍保存液を注入する機器が設置されるが、その機器をどう表現すれば良いのであろうか?
医療機器で人工透析装置と言うのが在るが、それを基準にするならば遥かに大きく複雑な機器であり、それ故にか禍々しい程の威圧感と恐怖感を見る者にあたえる装置……それが、冷凍保存液を注入する機器であった。
それを見た瞬間、ベッドに固定されていた少女が、逃げ出そうかとするかのようにもがき始める、これから自分に何が行われるのか知らず(または偽りの事を教えられていたのであろう)突然に現れた禍々しい機器、それは眼鏡を外した少女のぼやけた視界の中では、悪魔のように写ったに間違いないだろう。
足掻く少女の腕に、機器から伸ばされた先端に針が着いているチューブが二本伸ばされる、そしてブスリと針が深々と少女の腕に突き刺さる!
その瞬間に少女は大きな口を開き、何かを大声で叫び始めるが、素早くその口に口枷が嵌め込まれる、別に叫び声を封じる為ではなく、これから行われる冷凍保存液の注入における苦痛のあまり、舌を噛み切らない為の必要な処置である。
突き刺された二本のチューブに少女の血液が逆流してくる、そしてそれを確認した後で機器のスイッチが入れられた。
機器に吸い込まれていく少女の血液は、その機器の中で冷凍保存液が混入された後で、少女の体内へと戻される事になるが、戻された瞬間に強烈な拒絶反応状態となり、少女の肉体に激しい苦痛を与え始めた。
少女の肉体が、固定されているベッドの上で弾ける様に動く、口に噛まされている枷がギリギリと噛締められる、見開かれた蒼い瞳の中にある白目の部分が、切れた毛細血管により薄く朱に染まる、握りこまれた拳があらかじめ持たされていたタオルを突き破り皮膚に喰い込み血が流れ出す。
全身は電撃にあっているかのように、ビクビクと激しく痙攣を繰り返しながら、身体を歪めながら固定されたベッドの上でのたうつ、鼻血が噴出し汗の代わりに全身から血が滲み出し始める、それでも作業は止まらない……逆に一層ペースが早くなっていき、少女が受ける苦痛は一層激しく強くなっていくようであった。
華奢な少女の肉体の何処に、その様な激しい力が隠されていたのであろうか?少女が固定されているベッドが軋み、揺れ動き始める……いっその事、意識を失う事が出来れば幸福かも知れないが、あまりに激しい苦痛は意識を失う事すら許さない、美しかった少女の端整な顔は醜く歪み、華奢な肉体は異様に捻じ曲がり続ける、記録画像には音声は入っていないが、聞こえる筈の無い少女の悲鳴……いや断末魔の叫び声が、聞こえない筈の画面の中から聞えてくるように思えた。
たっぷり10分間、苦痛の中で足掻き続ける少女の姿が映し出され続けた後、いったん画面が切られる。
「あっ…」
講義を受けている教室のあちらこちらから、画面が切られた事に対する残念さを訴えるような声が起こるのを見越したかのように、再び画像が映し出され始めた。
【 講義〜弐 】
冷凍保存液の注入処置は、時間を置いて数回に渡って繰り返し続けられる、何故なら一回で注入した場合、患者の体力が持たないからだ。
最後の処置が終った少女の姿が映し出されるが、それは最初に見た少女の姿とは隔絶した姿であった。
映し出されたその顔……表情は、見事なまでに壊れていた。
激しい苦痛に苛まれ続けた果ての、引き攣り強張り歪んだ顔に浮き出ている青紫に変じた血の汗(冷凍保存液を注入される事により、血液の色が変色したのだ)、限界以上に見開かれこぼれ出しそうになっている瞳は、白目の部分は切れた毛細血管からの青紫の血に染まり、細く長い首筋と華奢な鎖骨は筋肉の収縮に耐え切れず骨折しているようだ、長く伸びやかな腕も握り締まられた掌を含め噴出した血汗により青紫に染まり、浮き出ていた肋骨の何本かも折れているように見える、そして激しい体力の消耗は少女の身体を一回り小さくしてしてしまっている、そして長い金髪すらくすんでしまったように見受けられた。
その少女の身体に医療が施されていく、骨折箇所が固定され、傷口が消毒され身体が拭かれて行く、そして最後に少女の憔悴しきった顔に眼鏡がかけられて画像は終る。
記録によれば少女は、この後すぐに冷凍保存処置になったと言う。
ちなみにこれは、今から20年以上前の記録だ、そして手元の記録が間違いなければ、いまだに少女は冷凍保存処置をされ眠りについている、そう少女の病気の治療法は確立されていないのだから……
ところが20年と言う長期の冷凍保存と言う事について、問題が一つ起こっている……技術的な問題ではない、少女に冷凍保存処置を施す事にした、少女の両親が先日死去したのである。
周知の通り冷凍保存処理にかかる金額は莫大だ、そしてその冷凍保存処置を維持し続ける金額もかなりの額だ、それらの金額を支払い続けるのは、よほどの資産家でもない限り無理であろうし、大切な人を喪失した直後ならともかく、月日が経つに連れて負担だけが徒労感と共に圧し掛かってくる事になる、その結果として冷凍保存の契約を打ち切る者達が出始めるのも当然の事かもしれない、その結果法律が整備される事になっていった。
だが今回は違う、その冷凍保存体の依頼者は、裕福な資産家であり幾ら金が掛かろうと、失われた娘が再び生を取り戻す可能性があるのなら、幾らでも金を支払い続けたであろう。
だが、冷凍保存処置された少女を見た事も無い親戚達にとっては、単に金食い虫でしかない存在であり、結果として遺産を受け継いだ相続人は、一枚の書類にサインをしたのだ。
冷凍保存処置され続けている少女の廃棄確認書に、それは当然の事と言えたし整備された法律上では何の問題は無かった。
結果として冷凍保存された少女は、廃棄物扱い…単なる生ゴミとして捨て去られる寸前に、この場所へと引き取られる事になった。
ガラガラと旧式の冷凍カプセルが引き出されてくる、そしてカプセルの扉が開かれた。
冷凍保存処置の為に注入された冷凍保存液のせいにより、身体は死人のように薄い蒼紫色に変色しているが、生と死の境界線…その狭間に少女は存在していた。
すでに体温は30℃前後まで復活し、この後に必要な処置を施せば、少女は見事に20年の眠りから蘇生する筈だ。
だが、この後の処置をする予定は無い、仮に蘇生処置を施したとしても、少女がかかっている病気の治療法がいまだ無い現在、数ヵ月後には確実に死亡するだけだ、無駄な事をする位なら、蘇生処置に掛かる金が勿体無い……と言う所だろう。
とにかくこの状態で少女が蘇生したとしても、すぐに少女は生命活動を停止する事になる、すなわち今度こそ本当に死亡するのだ。
本来なら、ただ廃棄されるだけ少女の冷凍保存体を、わざわざ引き取った目的……それは、蘇生し死亡するまでの短時間に、少女の肉体を犯して凌辱すると言う欲望の為であった。
無論の事、これは背徳的な行為であるが、非合法と言う訳でもない、法律的には死者扱いされているので、特に問題の無い事なのだ…ただし、それが世間にばれた場合は、道義的な問題は引き起こされるであろうが、それでもこの場に集まった自分を含めた連中は、期待と欲望に目をギラつかせながらカプセルの少女を見ている、これから行われる素晴らしいショーをに参加して、存分に楽しむ為に……
【 蘇生 】
カプセルから引き出された少女が、テーブルが片付けられた後に運ばれたベッドの上に横たえられる……20年もの間、眠り続けた少女の目覚めを促すのは、王子様のキス等ではなく、入札により一番高値をつける事に成功した私の凌辱によってである…無論キスも含まれるだろうが……
膣口に挿し込まれた体温計によって判明した少女の体温は約30℃、だが肌に触れた時に感じた感触は、意外な冷たさであった。
手渡された資料や映し出された画像の少女が、いま前の前で眠りについている、眼鏡をかけ…長い金髪…眼は閉じられたままなので蒼いかは確認できない、肌の色は死者のような青紫色だが、注入されている冷凍保存液により柔らかく弾力と張りがある、そして肌の細やかな感触も当時のままだろう。
ゆっくりと膨らみの無い乳房へと手を這わせる、弾力は感じられないが柔らかな感触はある、薄い皮膚一枚を通して感じる柔らかな肉の感触と微かな脂肪の層、その感触が掌を通し伝わぅえくる。
胸を擦るようにしながら、閉じあわされたままの唇を貪る、舌で唇を抉じ開け中へと入れて行く……冷たい咥内の感触を、私の体温で温めながら解して行き、舌を貪るように吸っていく、私の舌をネチョネチョと這わせ啜りながら、無反応と言う反応を楽しみながら、ゆっくりと冷たい身体に舌を這わせ皮膚を舐め上げて行く……
「かぁふぅ……」
小さな吐息のような息が、少女の口から漏れ出す……蘇生が開始されたようだ。
胸へと押し当てた耳に、トクン……トクン……と緩やかに鼓動を再開させ始めた心音が 聞え始める、それを聞きながら私は舐め上げる舌先を下半身の方へと下ろして行った。
何も生えていない股間、その未成熟なまま閉じ合わされた部分に舌を捻子込み、緩やかに押し広げて行く……冷たかった身体に、ほのかな温かさを感じ始めるたのは、私の勘違いであろうか?
両足を大きく押し広げ、スジを押し広げながらその部分を丹念に舐める、緩やかな蘇生に合わせる様に湿り気を滲み出させ始める部分…既に脱ぎ捨てている私のズボンと下着、剥き出しにした私の下半身は欲望に満ち溢れ、少女の肉体と言う結果を求めている。
「ふぅぅ…ふぐぅぅ……」
少女の呻くような蘇生の息が、さらに漏れ出し始める……私は、それを耳にした時に我慢する事をやめた。
「いぎゃぁっ!」
それが蘇生した少女が口に出した、第一声であった。
未成熟な少女の股間へと突き込まれている私の男根、大きく裂かれ股間の破瓜の激痛と急激な蘇生による苦痛、はたしてどちらの痛みによる叫びなのか、少女は悲鳴を吐き出した。
後編に続く
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