「 CYNTHIA THE MISSION 」
【 比企先生の絶望… 】
『 擬態 』
「先生、自分から脱いでくれたら助かるんですけど」
無邪気とも言える笑顔を浮べ、私に頼みごとをする彼女の足元には、ボールペンで急所を一突きにされ、絶命している監視員が血を流して倒れている。
「侑美子ちゃん……あなた…」
声をなくし、私は目の前にいる少女…中塚侑美子と言う名前の怪物を、そう少女の姿をした怪物を見る。
関東医療少年院――そこには、いろんな少年少女達が、肉体的・精神的な治療を目的とされ収容されている、その中でも飛び切りの怪物と言われている少女が中塚侑美子であった。
外見は、小柄な中学生の少女だが、その内部の巣食うのはIQ300を超える高い知能と、生まれながらに痛覚を無くした肉体に宿る限界を超える怪力、その二つの特質が作り上げた異常な精神構造、彼女が実験と称して人を殺したのは小学生の時であった。
それ以来、彼女はこの関東医療少年院に治療を目的として収容されているが、実際には彼女を世界から隔離する為に、収容し続けているのである、事実この関東医療少年院に収容されてから何人の職員達が、彼女の擬態に騙されてしまったであろうか?
その人形を思わせる天使のような可愛い外見と、計算され尽くされた言動に騙され裏切られ、死亡したり重傷を負った職員は何名も居るのだ、その事実を知っていても彼女と接触した職員達は騙される、まるで騙されるのを喜ぶように……
そして私も騙された、私が半年間に渡るカウンセリングで築き上げたと思っていた二人の間の絆は、この怪物が仕組んだ罠であり、彼女を信じた結果がこの状態なのだ、頭の中で院長の言葉が蘇る、半年間の交流から私が得たと信じきっていた彼女との絆を否定する院長の言葉を…
『わたしもね 二年間毎日会って――あなたと寸分たがわぬ感想を彼女に抱いた』
そう言いながら院長が、着ているセーターの喉元を引っ張り、喉を私に見せる……
『その結果がコレです』
そこには、引きつり抉られた様な傷痕と、潰された生態を補助するために埋め込まれた機械が見える、私がこの関東医療少年院に来て、中塚侑美子を担当する以前に彼女を担当していた院長が、彼女を信頼した結果である。
「比企先生、早く服を脱いでください、血で汚れた服を着るのは嫌なんです」
ズイッと侑美子が、すねた様な顔をして私に近寄ってくる、手には一本のボールペンを握り、無邪気なと言える天使のような笑顔を浮べながら…私は殺されるんだと思った瞬間に、身体がさっきからガタガタと震え続けている。
「まって侑美子ちゃん、いま服を脱ぐから近寄らないで!お願い!」
叫ぶように言いながら、震える身体で着ている服を脱いでいく…そして、下着だけを残して全部の服を脱いだ。
「これで…これで、いいわよね?これ以上先生に酷い事は、しないわよね?」
半年間に作り上げた絆、たとえそれが偽りであったとしても、私はその絆にすがりつき、目の前の少女に哀願する。
「そうですね、比企先生にはお世話になったし…それじゃ、私が逃げたのを皆に、すぐ知らせないように、手と足を縛らせてもらいますけど、良いですか?」
殺されないで済む、半年間の二人の関係は無駄ではなかったのだ……その安堵感が、冷静な判断力を鈍らしてしまう、比企先生は侑美子に言われるままに、後手を監視員が締めていたベルトで硬く戒められる。
手を縛り上げて、次は足を縛ろうとしていた侑美子が、比企先生の下着だけにされた身体を見て言う。
「比企先生の胸って、意外に大きいんですね」
そう言いながら、胸へと手を伸ばしてくる。
「侑美子ちゃん!」
予想外の侑美子の行動に声を上げる比企先生であったが、侑美子の圧倒的な力と後手を縛られた状態では、満足な抵抗をする事もできない、その比企先生の胸を隠していたブラジャーが、侑美子の手によって引き千切られる。
「ひっ!」
引きつった悲鳴を上げる比企先生とは対照的に、笑顔を浮べ続けながら侑美子は言う。
「実はですね、少しだけ嫉妬してたんですよ、比企先生の大きなおっぱいに…だから自由になったら、思う存分に触ってあげようと決めていたんです」
「そんな…やめて、おねがいだから、冗談はよして…お願い、侑美子ちゃん!」
侑美子の信じられないような言葉に、比企先生は頭を左右に振る、セミロングの美しい髪が乱れ、端整な出理知的な美しい顔を恐怖に引きつらせながら、必死に哀願するが、侑美子はそれを面白そうに眺めながら、言葉を続ける。
「比企先生、わたしね大人の女の人って、アソコの部分がどうなっているのかも興味が、あるんです…教えてくださいますよね?」
少女は無邪気な笑みを浮べながら、比企先生の身体を調べ始めた…あきるまでの、十数分と言う短い時間であったが、好奇心を満足させるには充分な時間であった。
『 知的探究心 』
「えへ!先生のおっぱいて、柔らかいんですね もう誰かに揉ませた事があるんですか」
無邪気な声で淫靡な質問をしながら侑美子の小さな手が、比企先生の白く美しい乳房を強く揉んでいく、痣が出来るほどの強く揉まれれ形良い乳房がへしゃげる。
「いっ、痛い!お願いやめて、侑美子ちゃん」
「だ〜め!」
乳房を揉む手が更に強くなり、乳首も指先で抓り上げるようにしながらクリュクリュと捻じり上げる、そして膨らんできた乳首を小さな舌で、ペロリと舐める。
「あうっ!」
乳首の先に感じる舌の感触、この異常な状況下でも反応の声を出してしまう。
「あっ、先生て感じやすいんだ、それじゃ…こうした、どうなるのかな?」
先ほど舐め上げた乳首を、今度は噛んだ……血が滲み出すほど強く!
「いっ!痛い!」
指先で嬲られて、舌で愛撫され、敏感になっている乳首に食い込む歯の感触、噛み千切られるかと言うほどに強く噛まれ血が滲む、苦痛の悲鳴を上げるのは当然であった。
侑美子は比企先生の乳房を弄び続ける、揉む―捻る―引っ張る―噛む―玩具のしてその反応を確かめながら、笑顔を浮かべて弄ぶ
「お願い……侑美子ちゃん、もうやめて、お願い…お願いよ……うっぅぅ…」
子供のような少女に自分の乳房を弄ばれ続ける屈辱と、乳房に走る痛みの中で比企先生は、涙ぐみながら哀願の声を漏らすが、侑美子は更に興味を別の場所に移して行った。
「大人の人の、アノ部分て毛が生えているんですよね?私も少し生えてきてるけど……比企先生は、どうなんだろうと思ってたんですよ、だから見せてくださいね」
「嫌っ!侑美子ちゃんやめて、これ以上酷い事をしないで、お願い!」
抗いの悲鳴を上げる比企先生の脳天に、侑美子が持っていたボールペンが突きつけられる。
「先生、あんまり騒いだら、殺しちゃいますよ?」
楽しげな口調で、非常な言葉を紡ぎだす侑美子に比企先生は強張り、声を出す事すら出来なくなる、ここで自分が抵抗すれば迷う事無く、彼女は自分の頭にボールペンを突き刺すだろうと確信したのだ。
スッと比企先生のストッキングとパンティーが引き脱がされる、白く滑らかな太腿が剥き出しとなり、隠されていた張りのある柔らかそうな腰部が正面から侑美子の眼に晒された。
「あはっ!先生て毛深い方なんだ、でもキチンと手入れはしているみたいですね」
黒く密集している陰毛、それなりに手入れはされているものの、濃密な大人の女性の股間部である、その大人の部分に侑美子の手が伸びて行き、黒く茂っている陰毛を引っ張る。
「くっ!」
一つまみの陰毛をクイックイッと引っ張るようにしながら弄ぶ侑美子……
「そう言えば聞いた事があるんですが、女の人のアソコの毛て、お守りになるそうですね、少し貰いますけど…いいですよね?」
そして返事を聞く前に、引っ張り弄んでいた陰毛を一気に引き抜いた。
「あうっ!」
敏感な部分に生えている毛を、一気に十数本も引き抜かれたのである、苦痛の呻き声を上げる比企先生を面白そうに見ながら、侑美子は引き抜いた陰毛を掌に乗せて、それを比企先生の眼前に持っていく
「ん〜と、やっぱりいらないです」
そう言うと、掌の乗せた陰毛をフッ!と比企先生に向けて吹き吐ける、これまでの拷問のの様な侑美子の甚振りで、顔に汗を浮かべていた比企先生の顔に吹き吐けられた陰毛が、数本張り付き滑稽な表情を作り出した。
「あははは!先生の顔っておもしろ〜い!」
キャラキャラと笑い転げる侑美子を、比企先生は強張った顔のまま見続けることしか出来なかった。
「さて、大人の人のはどうなってるのかな?」
侑美子の指先が、陰毛を掻き分けて、その奥に隠されている秘部を剥き出しにさせる。
「へ〜こうなってるんだ、大人の人のは……なんだか、切傷みたいに裂けているんですね、それにヌルヌルしているし」
指先が、膣口に触れてその内部へと差し込まれて行く、生と死の狭間とも言えるこの異常な状況下で、乳房を嬲られ股間を嬲られ続けている比企先生は、股間を濡らし始めていた。
人は死を感じる時に、自分の子孫を残そうという本能の元に子供を創ろうとし始める、市に対する恐怖が比企先生の股間を濡らしたのである。
「はぁぐっ!」
ヌプリと差し込まれた二本の指が奥へ奥へと潜って行きながら、膣壁を刺激して行く、クパリと開かれた膣口からは、透明な液が流れ出して侑美子の掌を濡らして行く
「なんだか、オシッコみたい……先生て、エッチなんですね」
差し込まれている指の数が、何時の間にか増えている……そして、膣の内部で蠢きながら、小さく細い侑美子の腕が、比企先生の膣口へと捻じ込まれていこうとし始めていた。
「いっ!痛い!いやっ!お願い無理、無理よ!入らないから、お願い侑美子ちゃんやめてぇぇ!」
「先生!静かにしてください、次に大きな声を出したら……本当に殺します」
こうして比企先生は、悲鳴を上げる事も出来なくなり、自分の膣口から侵入してくる侑美子の腕を胎内に飲み込まれて行くのを、激痛の中に感じながら必死に耐え忍びことしか出来なくなった。
「ああ…先生のお腹の中って、温かいんですね、」
差し込まれた細い腕が、胎内で蠢く、そして快感から程遠い苦痛のみを与え続ける。
「ぐぅぅ…ひぎぃぃ!」
大声で叫べば少しは楽になるであろうが、死に対する恐怖が悲鳴を上げさせず、飲み込ませ辛うじて呻くような声だけが、少しだけ絞り出される。
ずぼり……と侑美子の腕が、比企先生の胎内から引き抜かれた。
「大人の人って凄いんですね、私の腕が入っちゃうんですから、でもこれは全部入るかな?」
そう言うと侑美子は、警備員が持っていた特殊警棒を持ち出し、それを伸ばして、いま引き抜いたばかりの比企先生の膣口にあてがったかと思うと、一気に突きこんだ!
「あがっ!」
身体を仰け反らせ、口から音を吐き出した比企先生、叫べば殺されるという恐怖で、吐き出す悲鳴を必死に押さ込む。
突き込まれた特殊警棒が、胎内でグリグリと動き回される。
「はははっ!おもしろ〜い」
突き込まれた特殊警棒を伝い落ちる血が、床へと垂れて行く…必死に悲鳴を堪え続ける、殺されない為だけに比企先生には、耐え続けるしかなかった。
『 後始末 』
後手を縛られたまま、身体中を少女の手で弄ばれる、大人の女性として耐えがたい苦痛であった。胸は強く弱く揉まれ尽し嬲られ、股間は監視員が身に着けていた警棒で、捏ねる様に捻じ込まれ、出血をしている…特殊警棒自体もそのまま、股間に突き刺さったままと言う状態であった。
「比企先生、ありがとうございました」
満足させた好奇心、すでに精神と肉体共にボロボロになった比企先生は、呻くように泣きじゃくるだけで、何も言わない…
「それじゃ、比企先生…最後に後始末をします」
侑美子は、そう言うと、予め用意していた監視員が身に着けていた、もう一本のベルトを比企先生の首にかけた。
「ひっ!侑美子ちゃんなにっぐぅっ!」
首にかかるベルトの圧迫感、そして上へと引き上げられて行く自分の身体…比企先生は、この時にようやく悟る、この娘は私を最初から殺す気だったと言う事に!
愚かにも、比企先生は最後の瞬間まで、ギリギリで侑美子を信じていたのだ、そしてその最後の信頼も見事に裏切られた。
息が出来ない、意識が遠くなる、頭がガンガンして来る、目の前が赤くなり…そして、暗くなって行く、その最後の瞬間に比企先生は、無邪気な声を聞いた。
「比企先生、おやすみなさい」
それが、比企先生が聞いたこの世の最後の言葉であった。
そして、数時間後に比企先生を含めた5人の人間の死体が発見され、最悪の怪物が脱走した事が発覚された。
終了
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