銀河漂流バァイファム~開戦秘話


                            『 捕虜達の運命 』


                                  「 戦端 」


 地球人は侵略者であった。
 殖民した民間人の大部分は知らないが、イプザーロン星系の第3惑星クレアド、第5惑星ベルウィックの両惑星は、すでに入植を開始していた異星人たちを強制的に排除(無論の事、それには多大なる軍事力が使用され、多くの犠牲者を出した)した末に、地球人は入植という名の侵略を開始したのだ…
 だから、異星人たちのこの奇襲攻撃は、彼らにとっては当然の事であり、正統な戦いであり正義であった…それ故に彼らは、幾らでも残酷になることが出来たのだ…


                           
「 ヴェルウィック星の捕虜達 」          


 遺跡文明をヴェルウィック星で調査していた女性科学者…メイアー・ステイシアが、遺跡調査中にARV(アストロゲーター・ラウンド・バーニアンの略称)に襲撃されたのは、別に彼女達が目的と言うわけではなく、遺跡(実は惑星再生を目的に設置された異星人のシステム)を重要戦略目標として確保するために派遣された異星人部隊であり、降り立ったARVが、施設を破壊し、作業員や学者達を武力により制圧し、遺跡の周りにいる地球人を排除したのは、純軍事的に当然の事であった。
 科学調査が主目的の遺跡調査団に抵抗の手段は皆無であり、ARVの制圧後に現れた異星人の部隊に生き残ったメイアー・ステイシアの他、十数名が連行された。

 生き残った地球人は、数名ずつ数箇所に集められ、尋問される…所属は?ここに居た目的は?何を見たか?…いくつかの質問と調査の末に彼らは、捕虜収容所にへと送られていった…ただ一人…メイアー・ステイシアを除いて…

 急造に作られた軍の施設の一室、独房といって差し支えのない小部屋に彼女…メイアー・ステイシアは、ただ一人で収容されている。
 何もない室内…ただ一つ置かれているのは、大きめなバケツが一つだけ…
 この独房に放り込まれた初日に出された食事…まさか、毒が入っている筈も無いだろうと思い、それを食べた…直後に、グルグルと腹が鳴り、腹部から下半身にかけて痛みを感じ、強烈な便意を覚える…
 独房のドアを叩き、トイレに行かせてと訴えるメイヤーに監視の兵が、冷やかな視線で答える…視線の先には、大きなバケツが一個置かれているだけであった…
 屈辱と羞恥の中で、メイヤーはバケツに跨り、大便を排泄する…ブリブリと言う烈しい音と、強烈な臭気…メイヤーは泣きながら、排便を続けた…

 独房の中に備え付けられている監視カメラが、メイヤーの排便の一部始終を捉え、その映像をある場所に送っている、監視所ではない、送られた先は、この急造された基地の司令官の私室にあるモニターへであり、映し出されている画像は録画され記録されている。
 屈辱に震え、泣きながらバケツへと排便するメイヤーの姿を見ながら、司令官は己の一物をズボンから引きずり出して扱き…驚くほど大量の濁液を吐き出した…
 たとえ異星人でも、これほど美人なら問題あるまい…どうせ員数外に捕らえた捕虜だ、どのようにでも処分できる…
 司令官は、机の上に置かれている通話装置に向かって命令を出す…
「2時間後に、独房の捕虜を第4取調室に連れて行け、それと、連れて行く前に風呂に入れて、清潔にさせておけ…」
 第4取調室…それは、指令の趣味で設置された特別な取調室であった…


                              「 死鬼隊 」


 死鬼隊と呼ばれる、司令直属の小隊が、この部隊に存在していた。
 その小隊が、捕虜とした者達を収容所に連れて行くという名目で連れ出したのは、数時間前である…連れ出された捕虜達の内訳は、男性が12名、女性が4名であった。
 その部隊が帰還した…本来捕虜収容所が設けられている場所までは、片道だけで12時間はかかるのに…大半の部隊の兵士は、何が起こったかを理解したが、それを口に出す事はなかった。

「司令閣下!死鬼隊、帰還いたしました!」
 帰還を報告に現れた、死鬼隊の小隊長…ヘンシル・ギュラン大尉が直立不動で司令官に報告をする。
「うむ…満足したか?」
 司令官の問い掛けに、ヘンシルは笑みを浮べる…飽食した肉食獣の笑みを…そして、ポケットから棒状の記憶媒体を取り出すと、司令に差し出す。
「詳しい報告を、記録を見ながら頼む…」
 司令に言葉に、ヘンシルはその記憶媒体を器械に入れて、記録された出来事を再生する…

 最初に現れた映像は、荒涼とした場所に立たされている十数名の男女…死鬼隊が、捕虜収容所に連れて行くとして、連れ出した地球人捕虜達である。
 不安そうな捕虜達の中から、4人の女性達が引き出される、何事か抗議の声を上げる残された男性達に、銃火が襲い掛かり、次々になぎ倒していく、逃げ出そうとした者も、背後からくわえられた銃撃で逃げ切ることは適わなかった…

 機器が、一時停止される。
「ふむ…ご苦労、続きは期待しても、良いのだな?」
「勿論です…司令閣下、必ずやご満足できる出来だと自信を持っております」
 ヘンシルの言葉に、司令は頷くと、続きを再生するように目で合図をし、ヘンシルはその合図を受け取り、続きを再生した。

 ARVの強力な銃火により、引き千切られバラバラなった死体が散らばっている光景が映し出される。
 そして次には、前もって引き出された女性達の姿が…この惨劇を目撃し、次に行われるであろう自分達の運命に恐怖し、脅えながら震えている女性たちの姿を映し出しす…

 モニターを見ている司令に、ヘンシルが数枚の報告書らしき物を手渡す。
 手渡された司令が、その調査報告書を見る…

☆ 識別№0013:名前・パオラ・スチュワート:年齢・19

☆ 識別№0014:名前・グロリア・ハインライン:年齢・25

☆ 識別№0015:名前・ナターシャ・リピンスキー:年齢・31
 備考…ターニャ・リピンスキーの母親

☆ 識別№0016:名前・ターニャ・リピンスキー:年齢・11
 備考・ナターシャ・リピンスキーの娘

 名前と年齢、そして申し訳程度の備考が書かれた報告書には、貼り付けられた各人の顔写真と全身写真図が張られている。
 モニターに映し出されている、恐怖に震えている女性達の表情と、報告書の貼り付けられている写真を見比べて、その名前と顔を司令は覚えこんだ…これから始まるであろうショーを楽しむために…


                          
「 凌辱の記録映像~壱 」


 その惨劇を記録していたのは、偵察用ARV-C:BAZZAM(バザム)であった。
 バザムは、その全てを記録して記憶媒体に収録した…

 最初の犠牲者になったのは、ターニャ・リピンスキーであった。
 これから始まる事から娘を守ろうとして、自分の身体の下に抱え込む母と、恐怖に脅え母にしがみつく娘…
 近づく死鬼隊のメンバーが、母のナターシャを持っている銃の台尻で殴るが、それでも娘を放さずに抱え込んだまま、何事か叫んでいる。
 異星人の言葉などわかる筈も無いが、叫んでいるであろう意味は想像できる…
 娘に手をださないで!…もしくは、娘を見逃して!
 その様な意味の言葉を叫んでいるのは、確実であろう…実に母性溢れる行為だ。思わず顔に笑みが湧き上がって来る。
 むろんの事、そのような叫びや哀願を聞く意思などありはしない…何度目かの殴打の末に、娘のターニャの身体は、母親から引き剥がされて男達の手に身体が移る…
 頭部や唇から血を流し、倒れているナターシャ…それでも引き離されたターニャを求めるかのように這いずりながら、男達に捕まっているターニャの方に近づこうとしたが、数人の男に押さえ込まれ、顔だけがターニャの方に向けられた姿勢で拘束されてしまう。
 11歳…子供である…大人との圧倒的な体格差と体力差で、抵抗する事すら出来ずにターニャは死鬼隊の男達の、玩具として嬲られ凌辱された…

 ターニャのか細く華奢な身体が、男達の間で次々に舞される…そして、舞されながら着ている服を次々に剥ぎ取られていく…ピンク色のブラウスが、ボタンを弾けさせて大きく広げられ、一気に剥ぎ取られる…赤いスカートが引裂かれ、荒地に落ちる…白いキャミソールが、何枚もの布切れになり散らばる…
 泣きながら何か叫ぶターニャ、それを見せ付けられているナターシャが血を吐くような叫びを張り上げている…親娘が、互いの名を呼び合いながら叫び続ける。
 膨らみを感じさせない、小さく色付いている乳輪が見えるだけの扁平な胸が、男達の手により疵付けられて行く…舌が、ターニャの身体中を舐め回しながら、キスマークや歯形を刻み込んでいく…
 そして、最後の残されていた布切れが、脱がされていく…何の発達も見ることが出来ない、無垢なる股間…唾液を吐けた男達の指が、まだ筋でしかないターニャの股間を執拗に嬲りながら、筋を押し広げ内部を露出させていく…それでも、それは性器でもなんでもなく、ただの筋であり穴であり、女性ではなく…子供であったが、それに男達の指が捻じ込まれた…
『ひぃっ!ぎぃぎゃぁぁぁぁーーーーーーーーー!!』
 言葉の意味は不明でも、悲鳴は全宇宙共通なのかもしれない…
 口を限界まで開け広げ、泣き叫ぶターニャ…その姿を見ている、母のナターシャも壊れそうになるほどの叫びを吐き出し、同様に叫び続ける。
 押し込まれた指が、埋没している…そして、クニョクニョと指が蠢く…その度に、ターニャは新たな叫び声を吐き出し、泣き叫び続けた…
 ズルリ…と指が引き抜かれる、指先にまとわりつた鮮血を舐め、男は笑う…終わりではない、これから本番が始まるのだ。

 寝転んでいる男…屹立した男根が、天を向きそそり立っている。
 寝転がっている男の上に、全裸のターニャが運ばれてくる、すでにグッタリとしたターニャは、抵抗する気力も失っているように見えるが、ただ記録されている画面の片隅の方で、ナターシャが狂ったように叫んでいるのが見て取れた。
 屹立した男根の上…その男根の先端をターニャの股間にあてがわれた姿勢で、ターニャの身体が一気に下ろされた!
『ぎゃぁぁぁーーーーーーー!!』
 全宇宙共通の苦痛の悲鳴が、ターニャの口から吐き出されいく…肺の中の空気が無くなるまでターニャは叫び声は続いた…
 突き上げられたターニャの小柄な身体が、男の上で跳ね上げられる、そして一艘深く胎内へと男根が捻じ込まれ、押し込まれ肉体を引き裂いて行く、裂けた股間からは血が流れ男の身体を紅く濡らし、それによる滑りで更に男根が押し込まれ続ける。
 この時点でターニャは、半分失神状態となっており、白目を剥きながら口から泡を吹き出していると言う状態であった。
 やがて、ターニャは抱え上げられ男の上から退かされていく…ズルリとターニャの股間から引き出される男根、それが抜け切った瞬間に大量の精液が、膣から溢れ出し垂れ落ちて行く…
 失神状態のまま放り出されるターニャ…まだ終わりではない、そのターニャの上に男が覆い被さり、未発達な肉体を弄び始める。
 半開きとなった口に挿入される男根、頬を摑み頭を動かさせながらジュボジュボと扱かせ、男根から吐き出された精液が顔面に吐き出される、膨らみの無い乳房が絞り上げられ、引き伸ばされた乳房と言うよりも皮膚で男根を扱く…持ち上げられ…押し付けられ…逆さにされ…身体中を弄ばれ嬲られ続けるターニャ…時折、痙攣するように動かされる手足だけが、彼女がまだ生きている事を母親に知らせている。
 母であるナターシャは、すでに哀願の悲鳴も尽き果てたのか、叫ぶ事すらせずに犯され…壊されて行く娘の姿を強制的にいた。

 大地に投げ捨てられたターニャの肉体…男が、そのターニャの尻を左右に分ける…アップにされるその場所…それはターニャの肛門であった。
 少しだけ色の違うその場所に、膣から溢れ出している精液が塗り込められ…そして男根が添えられた。
 グジュリ!…その場所に男根が捻じ込まれる、いままで死んだように身動きをしていなかったターニャの身体が、爆ぜるようにビクビク動き出し、新たな悲鳴を吐き出す。
 その動く身体を押さえ込み、持ち上げる男…繫がったままの状態で男は立ち上がり、更に肉の奥へと男根を埋め込みながら、激しく突き動かした末に、その身体から腕を離した。
 ドサリと大地に転がりターニャの身体に、男の男根からいまだに溢れ出している精液が吹き掛けられ、その身体をドロドロに汚して行く……
 再びアップになるターニャの股間…膣と肛門…その二つの穴は裂け広がり、まるで一つの穴のようであり、そしてその両方の穴から、注ぎ込まれ逆流してきた精液が溢れ出していた。


                  「 凌辱の記録映像~壱の終…そして弐の始 」


 この時点で、ようやくに母親であるナターシャを押さえている手が緩む…投げ出されたままの娘の下へと駆け寄るナターシャ、だが娘の元に辿り着く直前に足を引っ掛けられ、その場に倒れこんでしまう。
 そして、倒れたナターシャを取り囲む男達の姿があった。
そう…次はナターシャが犯される番であった。



                                           つづく  


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