『 おジャ魔女どれみ 外伝 YUKI之章 』


               

                             【 聖夜の凌辱 】


                               「プロローグ」


 都内にあるホテルの一室で、一人の男がダブルベットの上に座り込んで、ビデオカメ
ラやその他、数台のカメラを広げて手入れをしている、そしてベッドの傍らでは別の数名の男達が大きな鞄から取り出したライトやら反射盤などの器具を組み立てている真っ最中であった。
 カチャリ、という音と共に、部屋のドアが開かれる、そして部屋の中に三つの人影が入ってくる、二つは若い男で残るは、サンタクロースのような、紅いオーバーコートを身に着けている若い女性、その女性が二人の男達に両脇から抱きかかえられ、部屋の中に連れて来られた。どうやら、彼女はほとんど意識がないらしく、半ば引きずられるような格好であった。
「ほ〜、上玉だな、どこで拾ってきた?」
 ベッドの上に居た男が、広がっているカメラやビデオを片付けながら聞く
「いつもの場所さ、何時もの如く薬入りのコーヒーでちょちょいとね、しかし本当にこれだけの上玉は久しぶりだぜ、良い値段で売れるぜビデオは、それに上手くすりゃその後も楽しめそうだし…」
 男の手が、オーバーコートの上から彼女の胸の辺りを撫でさする。
「結構稼いでくれるだろうぜ!」
 そう言いながら、カメラやビデオが片付けられたベッドの上に彼女と持っていた紙袋を放り出す。彼女がかけている眼鏡が、その拍子に外れてベットの上に落ちる。
「おい、あまり手荒にするなよ、目を覚ましたらうるさいぞ」
 落ちた眼鏡を再びかけさせながら、別の男が言う。
「な〜に、あと30分は目を覚まさないさ、多少手荒に扱ってもな…」
 男が笑いながらベッドの上に放り出されてる紙袋の中を探る…紙袋の中にはクリー
ニングされてる白衣と、何か手帳のような物があった。男は手帳を取り出すと、パラ
パラとページをめくり中を見る。
「ふ〜ん、こりゃ手帳か、身分証明書も入ってら、なになに…未空小学校・保健教員…ゆきゆきえ…ね…」
 男が手帳に書かれている、彼女のプロフィールを読む、手帳には、彼女の事が全て書かれている、住所、氏名、その他の個人データーそして、手帳に挟み込まれていた写真が一枚…
「ほ〜、ガキの写真か…」
 写真には、彼女の他に若い女性と何十人かの子供達の姿が写し出されている…興味
深げに男は写真を見る、そして二ヤリッと、笑みを浮かべると、他の男達に言う。
「さて、撮影をはじめようぜ、上手く行けば、本当にかなり楽しめそうな事を思いついたしな…」
 男の言葉に促されるように、他の男達が動き始める、ある者はカメラを確かめる、別の者は照明を調整する、言った本人は着ている服を脱ぎ捨てパンツだけになると、ベッドの上に横たわる彼女、ゆきの上に馬乗りにって、オーバーコートのボタンを外しはじめる、熱い位にギラつく照明が、ゆきにあてられビデオカメラがその様子を撮影していく、それと同時にデジタルビデオの録画スイッチ入り、オーバーコートを脱がされていくゆきの姿を克明に録画していく…
 オーバーコートのボタンが全て外され、その下の衣服が現れる、良く似合っているピンク色のセーターがゆきの呼吸に合わせて、緩やかに上下している、男の手がセーターの裾にかかり一気にセーターを捲り上げると中央に小さな飾りリボンの着いている、薄いベージュのブラジャーが露になる、男の手がブラジャーの上から乳房を揉み上げ、その柔らかさを確認するかのように弄ぶ…
「う…ん…」
 微かにゆきが声を漏らすが、意識は戻らない…ブツン!とブラジャーが乱暴に引き千切られ、ただの布切れに変化し投捨てられる、その下から、どちらかと言えばボリュームのある、軟らかそうな乳房が剥き出しになり、その乳房に半ば埋もれている、小粒な薄いピンク色の乳首が男達の目に曝される。
 男の舌が、その埋もれた乳首を舐めあげる、乳首に男の唾液が丹念に塗り込まれていく…舌が乳首から離れる…舌と乳首の間に、涎の線が一筋だけ延ばされていく、プツン!と涎の糸が切れる、男が何か名残惜しそうに口のまわりを舌でベロリ…と、舐めた後に男の指先が唾液で濡れている乳首にのばされていく、乳房に半ば埋もれている乳首を、男の指
先が穿り返すようにしながら、クリュクリュとゆきの乳首を指先が弄ぶ、すると刺激された乳首が、半ば埋もれてる乳房からゆっくりと勃起してくる、男の手がさらに乳房を揉み上げ刺激していく…
「あっ…くっふん……」
 意識はない、しかしゆきは男の愛撫に反応する…
 乳房を嬲っていた手が、下半身へと移動していく、スカートの縁に手がかかり、はいていたスカートが乱暴に引き降ろされ、ブラジャーと揃いのフリルの着いたパンティーが露になる、そしてパンティーも脱がされる、脱がされたパンティーが小さな布切れとなり、放り捨てられる、今まで布切れに隠されていた秘所が剥き出しになり、頭髪と同じ栗色の恥毛が茂る股間が男達の目に晒された。
 デジタルカメラが、その全てを撮影している、また傍らではデジカメのフラッシュが何度も焚かれ、ほとんど全裸に剥かれたゆきの姿をメモリーに記録していく、デジカメのモニターに、ゆきの無残な姿が画像に浮かび上がる…
「ほ〜、意外と生えてるもんだ、いっそのこと剃るか?」
 男の言葉に、無言のまま待機していた男の一人が部屋の片隅に置かれていたバックから電気カミソリを取出し、ゆきを嬲っている男に無言で手渡す。
「クククッ、綺麗に剃り上げていた方が、奥のほうまで良く見えるだろうからな」
 低いモーターの唸りが部屋の中に広がる、チリッ!チリッ!という音が聞こえ始め
る、その音はやがてジョリ!ジョリ!という音に変わる、少しして、音が止む…男
が、ゆきの両足を抱えあげ大きく股を広げさす、まるで母親が小さな子供に小便をさ
せるかのような格好であった。ビデオが、ゆきのその姿を撮影して行く、大きく股間を剥き出しにしているゆき…奇妙な事に剥き出しにされているゆきの股間の恥毛は半分、ちょうど秘所の割目から右半分だけが剃りあげられ、左半分には淡い恥毛が残されていた。
「なあ?なかなか、芸術的だろ?」
 男がニヤニヤ笑いながらビデオを回している男に言う。半分だけ残された恥毛が、奇妙な…それでいて妖しいまでの淫靡さをかもし出す。
やがて、半分だけ残されていた恥毛も、ジョリジョリという音と共に剃り上げられて行く、後にはまるで赤ん坊のように、綺麗に股間を剃り上げられたゆきがベッドに横たわっていた。
 ベッドに横たわるゆきの股間を男の手が大きく広げる、秘所を剥き出しにした股間がビデオカメラのレンズの前に晒される…男の指先がゆきの口唇に指し込まれる、指先がゆきの口唇を嬲り唾液を絡みつかせる、ゆきの唾液で濡れる指先が口唇から引き出され、ゆきの秘所にあてがわれる…指先が秘所を嬲り始める、指先がゆっくりと秘所を弄り肉襞を押し広げ、その奥に隠された美肉をカメラのレンズに曝け出させる、なにか内臓を思い起こさせる薄いピンク色の肉がヒクヒクと蠢き、嬲る指先の動きにあわせて粘液を滲み出させている…
「充分に濡れたな…」
 男がゆきの股間から染み出し、指先に粘りついた粘液の臭いを嗅ぎながら言う。男の頭がゆきの股間に埋められていく、男の舌がゆきの秘所を嬲る、ベロリと秘所を舐め上げながら、すぼませた舌先を膣壁の割目に指し込み敏感な肉芽を刺激していく。
「あ…ふぁ…んんっ…」
 微かにゆきが声を漏らし、艶しい吐息を吐く…男は更に、溢れ出してくる粘液を舌で掬い取り、音を立てて啜り込み口の中で唾液と混ぜ合わせ、再び秘所へ塗り込んでいく、べチャべチャと淫靡な音を立てながら、執拗に股間を舐め、弄ぶ…やがて男は埋めていた頭をゆきの股間から持ち上げる、口の周りにはテラテラとした粘液がこびり付き口元を妖しく濡らしている、男がニィ〜と笑いゆきからはなれる。
傍らで待機していた男が、全裸に剥かれているゆきに、ゆきが持っていた紙袋に入っていた白衣を引きずり出して着せる、ボタンはかけずにただ袖を通した位にだ、そして意識のないゆきの鼻先に何かの薬瓶があてがわれる、瓶には「キンカン」という文字が書かれていた。 


                             「待ち合わせ」


 クリスマス…その昔、神の子と名乗る男が生まれた日…人々は、その誕生を祝福して祈りを捧げる聖なる日…なのだが、現代日本では、商魂たくましき人々の活躍もあり、もはや御祭りと化しているのは周知の事実であり、まるで祭囃子のごとく流れるジングルベルのクリスマスソングに合わせるかのように、街の人達は恋人と甘く、楽しいクリスマスを過ごすべく、肩を組み、手をつなぎ、寄添いながら街を歩いている、無論、全ての人達が楽しきクリスマスを過ごすわけではないが…

 どこの街にも、待ち合わせ場所のポイントがある、ここもそんな場所の一つであった。
 中央に立てられている巨大なクリスマスツリー、それを中心に何人もの男女が立っている、ある者はイライラとタバコを吹かし、別の者は時計を一分ごとに見て、それでも、大抵は数分位、遅くても十数分で待ち合わせの者がやってきて、待ちわびた者達は、来た者に抱きつき、甘えて、肩を組み、手をつないで夜の街に連れ添って消えていく…一部の例外を除いては…
 彼女が、その場所に着いて30分…立ってる場所から見える電光掲示板の時計は
『6:20』を示している。
 空から白いものがチラチラと舞い落ちてくる、手に吐きかけた息も真っ白にフワフワと広がっていく……
「遅いな…」
 彼女はつぶやく、約束の時間は、6時ちょうどなのに、待ち合わせの人は、まだ来ない…彼女は、手に持ったクリーニングから受け取った白衣の入ってる紙袋から小さな手帳を取り出す。そして手帳をパラパラと捲り、今日の予定を書いてあるページを調べる。予定欄には、彼女の書いた可愛い文字で、こう記されていた…
『関先生と待ち合せ時間…7時…』と…
 自分の手帳に書かれている、自分の文字を眼を点にしながら、もう一度見る…
『…待ち合わせ時間…7時…』…
 当然の事ながら、何度見ても手帳に書かれている文字に変化はない…彼女は、疲れた様に一言だけ自分に言う。
「約束の時間…間違えた……」と…

「はぁ〜…」
 彼女はため息をつく、手帳を見てから、約10分…時間が過ぎるのが、やけに遅く感じる、電光掲示板の時計は『6:30』を示している。
約束の時間まであと30分、なんだか自分の間抜けさに涙が出てくる。
 携帯電話に連絡を入れようかと考えたが、何だか自分が間抜けすぎるので止めた…まあ、いいか…そう自分にい聞かせることにする。
 そして少し考える、魔女界からこの世界に来てからの年月の事などを…
 色々な事があった…この世界で出会った沢山の人達の事、魔女界の女王と言う立場を離れて出会った人達、どれみちゃんを始めとする美空小学校の生徒達や、ある意味初めての親友と呼べる関先生や同僚の先生方…全てが、良い人達であり、本当にこの世界に来て良かったと思う、当初の目的であった魔女界とこの世界に関係も修復が適い、より良き未来を築き上げていく事が、どれみちゃん達のおかげで適いそうである。
 ただそれは同時に、自分が魔女界に戻らねばならないと言う事であり、この世界にお別れをしなければならないのだ、だからその残された日々を思い出に残すために、関先生と【クリスマスを一人ですが寂しい女の集い!】と言うことで、一晩遊び倒す予定を組んで、こうして待ち合わせをしているのである。
(考えれば、寂しいといえば寂しい話かも知れないが…)
などと言う事を考えていたゆき先生に、突然に声がかけられた。 
「はぁ〜い、彼女、お茶を飲まない?」
 突然の呼び声と、目の前に突き出された、湯気の立ち上る紙コップに、ゆきは驚きの声を出す。
「えっ?」
 驚いて顔を上げた先に、見知らぬ男の人が湯気の立ち上る紙コップを、差出し笑っていた。その男は軽い人好きのする笑顔を顔に浮かべながら、機関銃のようにペラペラと喋り始める…さっきから見てるけど彼氏と待ち合わせ?…彼氏、来ないの?…暇だったら一緒お茶でも飲まない?…等など、矢継ぎ早に喋り、ゆきをナンパしようとする。
「いえ、違うんです」
 ゆきは、男の機関銃のような言葉が一瞬、途切れた瞬間に慌てて否定して言う。
待ち合わせをしてる人が、まだ来ないのは私が待ち合わせ時間を間違えたから…でも、もうすぐ、その人が来るから、お茶に付き合えません…ごめんなさい…
 男は、意外なほど、アッサリとゆきをナンパするのを諦める、でも諦めながらも、手に持った紙コップを、強引にゆきに手渡して言う。
「そうか、それじゃ、仕方ないや…でも、せめてものお詫びの印として、れ飲んでよね?」
 手渡された紙コップ、その中からゆらゆら立ち上る湯気、甘いコーヒーの香り…ゆきは、ペコリとお辞儀をすると礼を言う。
「すいません…それじゃ、頂きます」
「うん、それじゃ早く飲んで、紙コップ投げ捨てるのもなんだから、こっちで自分の分とまとめて捨てるから」
「ああ、そうですね」
 ゆきは、コクンと頷くと紙コップのコーヒーを飲み始める、甘い味、コーヒーの独特の苦味、ミルクの芳香…そして、それ以外の何か?妙に舌を刺激するような味をゆきは微かに感じた…ゆきはコーヒーを飲み干しながら男の方をチラリッと見る…男は笑っている、しかし、その笑い顔は、今までゆきに見せていた、陽気な軽い調子の笑顔ではなく、妙に邪悪で厭らしい笑顔だった…
 紙コップのコーヒーを飲み干したゆきが、空になった紙コップを男に手渡そうとするが、
ストン!と紙コップが手から落ちる、そのままクラリ…と、ゆきは、よろける様に男に持たれかかる…倒れ込んで来たゆきを、男は抱きかかえるように抱きとめる、フッ!と、横から別の男が出てきて、その男もゆきを抱きかかえる…
「しょうがないな〜…もう、酒に酔ったのかい?」
「クリスマス・イブは、まだこれからだよ?ほら、しっかりして…」
 クリスマスの夜、酔った女性を介抱しながら歩く…ある意味、ありきたりな光景だった。
 ゆきを抱きかかえたまま、雑踏の中に消えて行く男達に注意をはらう人は誰もいなかった。
今までにゆき先生が出会った人達は、程度の差があれ全て良い人達であった。
それは非常に幸運な出来事であっただろうが、同時に不幸な事でもある、ゆき先生は知らなかったのだ、知る機会がなかったのだ、人が持ちうるであろう影の側面を、自分と言う存在…美しい女性に対して男達が持ちうる欲望の数々を、そして初めて遭遇してしまった悪意は、最悪の存在であったのだ。


                             「陵辱の宴〜壱」


「んっ…?あれ…?…なに…」 
ツン!と、刺すような刺激臭が鼻の奥に突き刺さる、その刺激臭により、ゆきは目を覚ますが、何が起こったのか?頭がふらつくようにクラクラして、考えがまとまらない…
「ほい、お姉さん…いや、ゆきちゃん?目が覚めたかい?」
 男の声に、ゆきは声のほうを見る、そこにはパンツ一枚だけを身に着けた男が、ニヤニヤとした嫌らしい笑い顔を浮かべ、自分を見ている。
「なっ!」
 ゆきは驚き絶句する、ふらつく頭で周囲をあらためて見まわす、ラギラと自分に当てられてる照明、自分のほうを向いてるビデオカメラとカメラのレンズ…そして、自分が白衣一枚だけしか身の纏ってない事に気がつく。
「なっ!何をしたんです!私を…どうする気なんですか、いったいどういう事なんです!」
 ベッドの上、白衣の襟を身体に抑えつけるようにし、身を縮こませ男達の視線やビデオカメラから少しでも身を隠そうとゆきは硬く身体を丸まらせるが、正面の男はそんなゆきの姿をニヤニヤと面白そうに見ながら言う。
「まだ、ほとんど何もしてないよ…せいぜい、下の毛を少々刈らせて貰ったくらいさ」
「えっ?」
 ゆきが自分の股間を、男達から見えないようにしながら確かめる…そして、気がつく自分の股間の恥毛が剃り上げられてる事に…
「あっ…ああっ…くっ!…変態!キチガイ!何を!何を考えてるんですか!こ、この…
変質者!」
 男を罵倒するゆきの言葉を、面白そうに男は聞く…そして、ゆっくりとした口調で言う。
「そうだな…たしかに、俺は変態の変質者で、それにキチガイだな、そのキチガイがこれからゆきちゃんを目にあわせるか…わかるだろ?」
 男の言葉に、ゆきは背筋にゾッとしたものが走るのを感じる、ゆきは立ちあがると、ベッドから飛び降り逃げ出そうとするが、クスリが完全に抜け切ってないのか、ベッドから飛び降り2〜3歩、歩いた時点で足が萎えてヘナヘナと、その場にへたりこむ、あわてて魔法を使おうとして気がつく、魔法が使えない事に…
「なんで…」
 ゆきの口から、驚きの声が漏れる…これは偶然の事なのだが、盛られた薬の副作用により、ゆきはその強大とも言える魔法界の女王として使う事が出来る魔力の全てを、使用不可能な状態陥ってたのである、無論ゆきがそのような存在である事を知らない男達は、ゆきが呟いた言葉に、笑いながら別の答えをする。
「あんたが飲んでくれたコーヒーには、一服盛ったからな、しばらくはフラフラ状態が続く筈だ、まあその間に楽しませてもらおうかな?」
そして、男は倒れこんでいるゆきを抱え上げ、再びベッドの上に放り出す。放り出された、ゆきの足が大きく開き股間を曝け出す。ゆきは、慌てて白衣の裾を直し、涙をためて目を男に向け、哀願の声をだす。
「やめて、やめてください!たすけて、こんなの…こんなの、いやです!」
人間界に来て数年…関先生に話を聞いたり、本を読んだりして、またこの世界での職業である保健教師と言う立場から、人間界の男と女がどの様な関係を持つ物であるかは、知識としては知っており、また多少の憧れにも似た思いはあったが、このような乱暴な目にあうとは夢にも思ったことは無い、魔女界の女王ではなく無力な人間の女性である、ゆきがベッドの上で弱々しい、哀願の声を出す。しかし、男は身体を縮こませ白衣で身体を隠しているゆきの上に圧し掛かる、白衣の胸元が大きく広げられ、ゆきの素肌が男達の視線に晒される、組み伏せられたゆきは泣きながら哀願の言葉を出す事しか出来なかった…涙が頬を伝い零れ落ちる…
男の長い舌がゆきの唇を犯す、ゆきの小さな口中が舌により完全に塞がれる、息をする事も出来ない、息苦しさのためゆきがくぐもった声を漏らす。
「ぐ、ぐむ……むっんーーー」
男は、ゆきの苦しそうな声を無視をする、それどこか一層その長い舌をゆきの口の中で蠢かせ舌を絡ませてくる、明らかにゆきが苦しみ抵抗する事を楽しんでいるのだ。ゆきの手が男の厚い胸を叩く、蚊ほどにも感ぜずに男はゆきの唇を犯し続ける、やがて胸を叩く手の力が弱くなっていく、その時になり男は、ようやく唇から口を離しゆきの右胸の方に口を持っていく、そして口一杯に愛の薄いがしかし十分な柔かさと豊かさを持った乳房を頬張り残った左胸を荒々しく揉みし抱く。
「はぁー、はぁー…うっうう、だれか…たすけて、うっううぅぅ……たすけて……」
泣きながらゆきは助けを求める、しかしそれはまるで無意味な事であった、誰が助けに来る筈も無く、その声はホテルの室内に消えていくだけだある、それでもゆきは呼び続ける、それがいまのゆきに出来るただ一つ事であるのだ、ただしそれは儚い無駄な抵抗であるのだが……


                             「陵辱の宴〜弐」


乳首を中心に乳房を頬張っている男の歯が乳房に食い込む、薄っすらと乳房に血が滲みだす。
「いたっ!やめて、噛まないで!おねがい、痛いの、はなして、おねがい!」
息も絶え絶えにゆきが哀願する、そんなゆきの声を聞きながら男は思う。
『このまま乳房を食いちぎってやろうか?』と……
勿論、本気で思っている訳ではない、しかし歯に食い込む乳房の柔かな歯ごたえに何とも言えない快感を感じる、このまま歯に力を込めて乳房を食い千切り柔かな肉を咀嚼する…その事を想像するとゾクゾクとする快感が脳味噌の奥から背骨を伝わり尾骨の端まで貫く…
男が乳房から口を離す、乳首を中心に上下に血の滲んだ歯形がくっきりと刻み込まれている、歯形にそって男の舌が滲んできている血を舐めとり、音をたてて滲み出す血を啜る。
「ひっ、つっ!」
おぞましい舌の感覚と血を吸われる異様さにゆきは悲鳴を漏らす、しかし抵抗する事は出来なかった、乳房の血を啜る男の表情は尋常ではなかった、もしたとえる事が出来るならそれは蛇であった、それも獲物を眼の前にし残虐な本性を剥き出しにした人の姿をした巨大な毒蛇であった。
乳房をしゃぶっていた口と舌が下腹部に降りてくる、そして綺麗に刈り取られた恥毛のザラザラした感触を味わいながら、舌をゆきの敏感な花園の中に捻じ込んでいく。
「かっはぁっ…」
ゆきは声を漏らす、無論それは快感や悦楽とは無関係の誰にも触れさせた事の無い秘所を舐られた事に反応し思わず出した声であった。
そんなゆきの反応を見て男が言う。
「今に気狂いのようによがり狂わしてやるから楽しみにしていな、その前にここを丹念に嬲ってやるからせいぜい艶っぽい声を出して悶えるがいいや」
舌が秘所の肉襞を舐る、舌全体を使い入口を丹念に舐めるかのように刺激をしたかと思うと次には舌を細く丸め膣の中に舌自体が別の生物であるかのように蠢かしながら挿入させてくる、唾液を愛の秘所に入念に注ぎ込むように塗り付けたかと思うと次には逆に秘所に溜まった唾液を音を立てて啜る。
「イヒッ!…クククッ…アハァ!」
快感などと言うものはなかった、ただ耐え難いおぞましさだけがゆきを襲う…巨大な蛇かナメクジが股間を這いずりまわっている…そんな気がして触れられている肌に、いや全身に鳥肌が立つのが解る……
「うっ!やめて、そんなことしないで、いやっ!」
すすり泣くかのような小さな声をあげるゆきの秘所から男が顔を上げる、涎が糸を引き秘所と口を一本の糸で繋ぐ、その涎の糸を舌で舐めとりながら男は、白衣をまだ身に着けたままのゆきを抱え上げ、俗に言う騎乗位の態勢を強引にとらせる。男は、ゆきの両足を抱え込み己のペニスを秘所にあてがった。
「今から俺様が、お前に俺のモノを食らわしてやるからな、気持ち良いぞ…まっデカイから、最初は痛いだろうがその内これ無しじゃ生きていけない身体に仕込んでやるからタップリと味わいな」
「ひっ、やだっ!やめて、ゆるして…おねがいします…かんにんして…」
必死に哀れみを乞うゆきに男は、とびきり残酷な笑顔を向けると一言だけ言う。
「遠慮するなよ…」
次の瞬間、男のペニスがゆきのヴァギナに突き込まれる、唾液により濡らされていたとは言え強引な挿入は、ゆきのヴァギナを引き裂く、ゆきの耳に何とも形容しがたい音が聞えたような気がした、めちっっ!、めりっっ!肉が無理矢理に引き裂かれるようなそんな音が聞えたような気がした…勿論、本当にそんな音がした訳ではない、破瓜の激痛による肉体の痛み、想像していたのとはまるで違う苦痛、処女を無理矢理に奪われた心の痛み、それらの思いがゆきにそのような音を聞かせる、形容の出来ない激痛がゆきに覆い被さる、それは魔女界の女王として暮らしていた数百年と言う時間の中で感じた肉体的にも精神的にも最大のそして最悪の痛みであった。
「うわっ、がぁぁ!ぐぅぅ」
灼熱した鉄棒が、股間の秘肉を焼きながら、引き裂いていく、耐えがたい苦痛が、ゆきの肉体を責め苛んでいく、ゆきは叫び声をあげようとした、しかし口から出たのは形容しがたいぶつ切りの音でしかなかった。
「なんだ、初めてだったのか?嬉しいね、タップリとサービスしてやるよ…ほらっ!まだ半分も入っちゃいないぜ、お楽しみはこれからだ」
男のペニスが、ゆきの裂けたヴァギナにさらに深く突き込まれる、強い抵抗感をペニスに感じつつ男は強引に突き込む、ペニスを伝わって紅い血が滴り落ちベットのシーツを染める、深々と突き込まれたペニスがゆきの身体の中で蠢き、その度にたとえようのない激痛がゆきを襲う。
「ひっう、はぁっ、やめ…て、ぬいて…もう…いやぁぁ―――っ!」
男は楽しんでいた、突き込んだペニスを絞めつける感触は、ただきついだけで変化に乏しく今まで、何人も犯してきた女達どうようにに在り来たり感触でしかなかった、しかし身体を刺し貫かれ激痛に身をよじり、泣き叫びながら自分に哀れみと許しを乞うゆきの無残な姿を見るのは肉体で感じうる以上の快楽を男にもたらした。
「ククク…こりゃ、良い反応だ…久しぶりに、商売抜きに楽しめるぜ…ひゃはぁっ、どうだ痛いか?痛いよなぁ…安心しな、いま引き抜いてやるから安心しな……」
ペニスがゆっくりと引き抜かれる、それに合わせるかのように膣の肉壁が捲れ上がり新たな痛みをゆきに与える。
「ひっ、くっっ…」
激痛に呻き声を出しながら必死に耐えるゆきの耳元に男が囁く。
「お前、今日は安全日か?」
「えっ?」
突然の事にゆきが反射的に聞き返す、しかし何を言っているのかは激痛みのために朦朧とした意識では理解出来ない。
「お前の中に俺様のザーメンをぶち込んでも大丈夫かと、わざわざ親切に聞いてやってるんだよ、赤ん坊が出来ちまったら困るだろうが?」
そう言うなり半分ほど引き抜いたペニスを再び深く、ゆきの中に突き込む、破瓜の血が潤滑剤の役目をはたしたのか今度は意外なほどスムーズに再挿入される。
「かはっ、いっぎぃ!」
激痛に喘ぐゆきにお構いなしに、男はゆきの腰を抱かかえて、自分の腰を激しく上下に動かしてピストン運動させる、男は騎乗位のままでゆきを嬲りながら叫ぶかのように言う。
「いいぞ、もっと悲鳴を出せよ、泣き叫べよ!俺様に哀れみを乞うんだ!そして、くっくくく…ひゃーはっはははーーーーーっ」
ゆきの握り締めた手から血が滴る、堅く噛み締めた唇から血が滴る、レンズごしの眼から激痛のためだけではない涙が零れ落ちる。
「いや、いや…もう…」
ペニスが根元まで深く突き込まれる、ユサユサとゆきを揺すりながら言う。
「さてと、今からゆきちゃんの中に俺様のいいものをタップリとぶち込んでやるからな、せいぜいガキが出来ないように気をつけな」
「ひっ、やめて!ぬいて、ぬいてください、せめて外に、外で出して!おねがいします、赤ちゃんが出来ちゃう!」
 はたして魔女である自分と人間の間に子供が出来るかは、不明であるが、もしもと言う恐怖がゆきを叫ばせた。
「ほ〜、外ににかい?よしよし、俺だって鬼じゃないんだ…おい!」
 男の言葉に、傍にいた別の男が手を上げて応える、そして着ていた服を全て脱ぎ捨て、隆々と怒張したペニスを、騎乗位で犯されているゆきの鼻先に突きつける。
「いひっ!」
 突然に、突き出されたペニスにゆきは顔を背ける、そのゆきに下のほうから騎乗位で犯している男が言う。
「先に、こいつのモノを口でいかせたら、膣出しは勘弁してやるよ、早くしないと出しちまうぞ、ククク…予想以上に、お前の具合が良いからな」
 中出しをされたくなければ、フェラチオをしろと男は、ゆきにそう命じたのだった。
 ゆきは迷う、突き出されたペニスは、ビクビクと蠢き透明な液体を滲み出させている、ゆきは、助けを求めるような顔で回りの男達を見るが、周囲の男達はニヤニヤと笑うか、無表情のままカメラを回してる、ゆきは、諦め…決心する…
 ゆっくりと、ペニスにゆきは奮える口唇を近づけていく…ゆきは、無言で差し出されたペニスを、口に含もうとする。
「おい、おかしな事は考えるなよ、下手に噛んだりなんかしたら、容赦はしないからな…」
ゆきを下から、騎乗位で犯している男が言う、男のペニスを口に含もうとしていた、ゆきがビクンッと身体を震わせる、考えていた…大人しく言う事を聞いたふりをしながら、隙を見て男のモノを噛むか潰して逃げ出す事を、しかしその考えを見透かすかのように言う男の言葉にゆきは、それが不可能だと、あまりにも、無謀な事だと気がつき諦めるしかなかった。
そして ゆきは、男のペニスを口に含んだ……
「おひょ、あったかいな〜…ゆきちゃんの口は、チンポがとろけて行くようだぜ、でもそれだけじゃ駄目だ、舌を上手に使わなきゃな!」
ゆきにペニスを含ませてる男が、ペニスをゆきの口中の奥に差し込み、腰をグラインドさせながら言う。
「おら!舌をチンポに絡ませるようにしゃぶるんだよ、手抜きなんか、しやがったら蹴り入れてやるからな、気合を入れてやれよ!」
ゆきの舌が、男の命ずる間々に口中のペニスに絡みつき、しゃぶり上げる…
「うぶぁ…ぐぐっぅぅ…んあっ!」
摩羅の差し込まれたゆきの口唇から声…と、言うよりも音が漏れる、恥辱に満ちた…悲しみの音が………
ペニスに絡みつく、ゆきの柔らかな舌がペニスを包み込む、湿った口の暖かさ、漏れ聞こえる、ゆきの恥辱の声、流れ出た涙で濡れ、ペニスを口に含みながら、悲しく歪むゆきの素顔、それらの事すべてが、男達を興奮させ、更なる欲望に火を点ける。
男のの股間が、ゆきの顔面に押付けられ、ペニスがさらに喉の奥深くに差し込まれる、散々にゆきの口唇を汚して柔らかく、暖かい唇の感触を充分に堪能したあと、男は驚くほど大量の濁液をゆきの口に注ぎ込み、嚥下させた。
「えほっ!けぇはぁっ…」
 ゆきの手が、ペニスを掴み口から引き抜く、ペニスの先端から、白い濁液がポトポトと零れてる、そのペニスとゆきの口の間にねっとりとした濁液の糸の橋を形作り、零れた濁液が身体に落ちていく…
口中に吐き出された濁液を、苦し気に咳込みながら吐き出すゆきの姿を、騎乗位の体位のまま、ゆきの体内の奥深くにペニスを捻じ込み見ていた男が言う。
「いや〜…少し、遅かったな…」
「えっ?」
 次の瞬間、ゆきは胎内その子宮の奥深くに注ぎ込まれる、おぞましい濁液の感触を感じた。
「出ちまったよ…」
「そ、そんな…いや―――!!」
 ゆきが、男のペニスを引きぬこうとするかのように、腰を蠢かしながら立ちあがろうとして、暴れる…しかし、まだ完全にクスリが抜け切ってないのか、じたばたともがくかのようにしか動けず、逆に男の腰を突き上げ、ザーメンを注ぎ込む動きを助ける格好になる、濁液が更にゆきの体内の奥深くに注ぎ込まれる…ゆきには、どうする事も出来なかった。
 男が更にゆきを突き上げ、その体内の奥深くにペニスを捻じ込ませていく、1度はゆきの体内に己の欲望の濁液を放出したのに、硬く怒張したペニスは萎えずに、執拗にゆきの身体を蹂躙する。
「もう…やめて…おねがい…ぬいて…ぬいてください…」
 ゆきが息も絶え絶えに漏らす哀願の言葉を無視して、男は腰を突き上げながらゆきを嬲り犯す。ゆきの髪を結んでいた、紅いリボンが解ける…ゆきの豊かな黒髪が振り乱れ、ねっとりとゆきの身体にまとわりつく、男が腰を迫り上げるたびに、ゆきの頭がガクガクと揺れ動き、振り乱れた髪が空をのたうった。
「へへへっ……抜かずに、たっぷりともう一発、注ぎ込んでやるからな…ガキが、出来ない様に祈ってな!」
「ひっ!やだ、やめて!やぁぁ―――――!」
 男が体位をいれかえ、ゆきを組み伏すかのようにベッドに押し倒す。そして、そのままゆきの両足を担ぎ上げるようにして、腰をグラインドさせながら、己のペニスをゆきの体内の奥深くに突き込む…男の腰の動きに合わせて、抱え込まれてるゆきの両足がブラブラと揺れ動く…それは、滑稽でもあり…それゆえに、酷く残酷な光景であった。
「おっしゃ――――!」
「あああぁぁやぁぁ―――――!」
 男が、奇妙な掛け声と共にゆきの体内に、再び濁液を放出する、一適も漏らさないように、ぴったりとゆきの身体に自分の身体を押しつけながら……

 涙が瞳からこぼれ落ちる…涙が視界を歪める…歪んだ天井の光が容赦なく自分を晒し出す。
 明るい部屋の真中、白いシーツが引かれているベッドの上…その場所でゆきは仰向けに横たわる…コ・ワ・レ・タ・ニ・ン・ギ・ョ・ウ…のように……
 虚空を映し出す瞳…乱れた髪の毛が白いシーツの上に広がる、その髪に、眼鏡に、頬にこびりつくかのように男の精液が滴る。
 首筋から胸にかけて、そして両の乳房に刻みこまれた、薄っすらと血の滲む歯型と唾液の痕…
 腹の上に滴り落ちている濁液と臍の下、綺麗に刈り取られている股間から滲み出した愛液と男の精液が混じり合った汚物、そして引き裂かれた痕からの出血、それが混ざり合って剥き出しになってる陰部を赤黒く濡らし汚す。
 股間に刻まれた焼け付くような痛みが教える、夢ではなかったことを、あの悪夢のような出来事が現実であったことを……
「あっ…うぁ…ひぁ……」
 わずかに開かれたゆきの唇が震えて声が漏れる、しかしその声は誰にも、ゆき自身にも聞こえないほどに小さく、細く悲しい声であった。
 男の手が、閉じ合わされてるゆきの足を、大きく広げる、開かれた剥き出しの股間、その、割目から…破瓜の血と濁ったザーメンの白が膣の中で混じりあい、薄いピンク色になった濁液が、ゴポリと溢れ出してくる、カメラのフラッシュが閃き、股間のアップを写し込んでいく……
「さてと…バスルームに、行こうか…」
 無残な姿を曝すゆきの恥辱の姿態を存分に写し取ったカメラが仕舞われる、入れ替わりに男達が、ベッドの上で虚脱状態のゆきを、強引に立ちあがらせ引きずるようにバスルームに連れ込んでいく…
 バスタブには、すでに湯が張られているバスルームの床に力なくへたり込むゆき、男達がそんなゆきを四つんばいにさせる。
「これ以上…何をする気なんです!やめて、もう帰して…お願い…」
 ゆきの、呻くような言葉は無視され、男達はゆきの尻を高く突き出させる、結果として剥き出しの肛門が曝される。
「へへへっ、今から、良いもんを尻の穴にプレゼントしてやるからな、タップリと味わいな」
 男の手に、ガラスで作られている特大の注射器に似た物が手渡される、透明のガラス管の中には、薄い黄色味を帯びた液体が大量に満たされている、男はそれをゆきに見せた。
「?」
 それが、何なのかゆきには理解できなかった。男は、その注射器に似た物の先端部を舐める、そして、尻を突き出してるゆきの後ろに回りこむ、ゾクリとするような悪寒が、背筋を走る、根本的な、人としてされてはならない事をされる恐怖と嫌悪感…それが、ゆきの途切れかけていた抵抗の意思を再び復活させた。
「いや!やめて!何を…なにする気なの!放して!放してください!」
 ゆきは、その場を逃げ出そうとするが、すでに男達の手は、ゆきを四つんばいにさせたままの状態で抑え込み、突き出されている尻は肛門を剥き出しにしている。
 特大注射器…正確には、医療機器の一種である…一般的は、『浣腸液注入器』と呼ばれてる、その物体の先端がゆきの尻の穴に減り込み、中に満たされている浣腸液をゆきの内臓に注ぎ込んで行く…
「あっっっ…ああっ―――!やぁ――!」
 内臓に染み込んで行く液体の冷たい違和感に、ゆきは恐怖に似たものを感じ、悲鳴を上げる、チュポン!内容物の全てを注ぎ終わった浣腸器が、ゆきの尻の穴から引き抜かれた。
「しばらくは、我慢しときな…」
 しばらくして、ゆきを抑えつけていた、男達の手が放され、ゆきは一応解放される…
しかし、ゆきは身動きもせず、正確には身動きをする事が出来ずに、その場にうずくまり、苦しげに腹を抑えながら言う。
「おねがい、御トイレに…お願い…出ちゃう…お願い…」
 ゆきが弱々しく、恥ずかしそうに言う。内臓に注ぎ込まれた浣腸液は、ゆきの身体に劇的な作用を及ぼす…グルグルと腹の中では、強烈な刺激が暴れまわり出口を求めいる…ほとんど、痛みにも似た欲求が、通常なら決して口に出さない言葉を、ゆきの口から漏らし出されていた。しかし、男達はニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべ、そんなゆきを面白そうに見ているだけであった。
「腹が苦しいか、苦しいだろうな、糞をしたいか?ん?どうなんだい、ゆきちゃん?」
苦しそうに腹を抑え、便意を必死に我慢してるゆきに男の一人…先ほど、1番にゆきを犯した男が、ゆきの頤に手を当て顔を向けさせ聞く、グルグルと激しく鳴る腹を押さえてゆきが苦しげに哀願する。
「お、おねがい、トイレにいかせて、おねがい…します…」
 男が、ひどく残酷な笑みを浮かべて言う。
「苦しいか?だろうな…いまトイレに連れて行ってやるよ、まあその前に風呂に入ってもらうがね…」
そう言うと男は、他の奴に合図をするのと同時に、男達はうずくまるゆきを担ぎ上げ湯のみたされているバスタブに入れる。
「あっ!なにを…出して!くっ!おトイレに、御願い!うっ…おトイレに…いかせてください!」
 生理的な苦痛に顔を歪めながら、ゆきは男達に哀願する…しかし、男達はニヤニヤと笑いながら、バスタブで苦しげに顔を歪めるゆきを見ているだけであった。
「遠慮せずにゆっくりと暖まりな、でちまうまでゆっくりとな…」
 男の手が、バスタブから出ようとするゆきの身体を湯の中に沈める。
「あっ…あああっ……いやーーー!」
 ゆきの顔が、泣き出しそうに歪む…やがて、ゴポリ…という音と共に、バスタブに泡が浮き出る、そしてバスタブの湯の色が茶色とも黄色とも言えない色に染まり、茶色い固形物が数個、バスタブの湯面に浮かび上がってくる。
 呆然としているゆきの目に、そんな自分の姿を撮影しているビデオカメラの姿がうつる。
「いやぁぁー!撮らないで、こんな格好みないで!だれか、たすけてぇぇーーー!」
ゆきが悲痛な声で哀願する、しかしビデオカメラのレンズは、ゆきの姿を写し撮っていく、やがて湯の中で全てを出しきったゆきに男が声をかける。
「たくさん出して気持ちが良かったかい?いま綺麗に洗ってやるからな、さすがに糞まみれじゃ突っ込む気も無くなるからな」
男はそう言うとケタケタと笑いながらゆきをバスタブから引きずり出し、洗い場に無造作に放り出す、そしてゆきに容赦無く冷水のシャワーを浴びせかける…・
「きゃっ!いや、もう…うっううぅぅぅ…・・」
冷水がゆきの身体にふりそそぐ、顔面、胸、股間、尻…その他ありとあらゆる場所に男の手が伸び触れる、水の冷たさと鳥肌の立つような手の感触にゆきは小さな悲鳴と鳴咽の声を上げ身を縮みこませる、やがて身体についていた汚物がすべて洗い流される。
「さてと、仕上げだ…」
 男はそう言うと、ゆきの尻を再び持ち上げさせ、尻の穴を剥き出しにさせる、ポンッと男の手に、ペットボトルサイズのコーラが手渡される、男はそのコーラの栓を空けると、飲み口を指で抑えてシェイクする、そして噴出しそうになるコーラの飲み口を、ぐったりとしているゆきの尻の穴に突っ込む。
「あがぁ!…あっあつ……」
 ゆきの内臓にコーラが存分に注ぎ込まれる…やがて、尻の穴からコーラのボトルがズボリと引き出さる、引きぬかれたボトルを追いかけるかのようにゆきの内臓に注ぎ込まれていたコーラが噴出する、内臓に残されていた糞便も一緒に噴出した。
「いや、もう…うっううぅぅぅ、もう…ころして…いっそのこと…ころして…ころしなさいよ!」
 ゆきは、叫ぶ!執拗に続く責め苦、ゆきの身体と心…女王としてのプライドはズタズタに傷つけられていた。
「ほ〜…殺して欲しいのか?」
 男が、叫ぶゆきの髪を掴み上げ、顔を睨みつけるように見る…ゆきは、何も言わずに見つめ返す…ある意味、ゆきに出来る最後の抵抗だったのかもしれない…男は、髪を掴み上げたまま、ゆきの排泄物が浮かんでるバスタブまでゆきを引きずっている。
「殺してやるよ、俺様に礼を言いな!」
 そう言うと、バスタブの中にゆきの頭を突っ込む、驚いたゆきが暴れる、しかし男は、暴れるゆきを抑えつけながら、さらに深くバスタブの中にゆきを沈める!
「おい!本当に殺す気か!」
 周りにいた、他の男達が驚いたように言う…
「黙ってろ!」
 男の迫力に、周りの男達は黙り込む、30秒が過ぎる…男が、ゆきをバスタブから引きずり出す。
「死にたいんだろ?キッチリと殺してやるから、感謝して死にな!!」
 何事が叫ぼうとしたゆきを無視して、再びバスタブの中にゆきの頭を沈める…バシャバシャと糞が混じっている湯を撒き散らしながら、ゆきがもがく…1分が過ぎる…男が、再びゆきをバスタブから引きずり出す。眼鏡がバスタブのなかに落ちたのかかけられていな
い…
「安心しな、俺はな屍姦も好きなんだよ、お前の死体を、タップリと犯してやるよ、そして死体は送ってやるよ、御前さんの勤めている学校にでもな!」
「ひっひっ…いや―――!!やめ―アバァグゥゥ――…………」
 またもや、ゆきの頭はバスタブに沈められる…30秒…1分…1分30秒…バシャバシャとバスタブを叩くゆきの手が弱々しくなる…ゆきの抵抗する力が、だんだんと弱くなって行く…2分が過ぎた頃には、ゆきは完全に動かなくなり、頭から手を放してもバスタブの中に顔をつけたままの状態になる……
「おい…本当に、殺しちまったのかよ…」
 一部始終をビデオカメラにより撮影していた男が、引きつったような声で聞いてくるが、男はその問いに答えずに、バスタブの中のゆきを引きずり出し、床に寝転ばせる…そして、人工呼吸をし始める…数十秒後、ゴボリと大量に飲み込んだ糞混じりの湯を吐き出して、ゆきは蘇生する。
「おい、まだ死にたいか?」
 男の問いに、ゆきは応える……
「お願い、殺さないで…死にたくない…お願い!」
 その言葉を、口に出した瞬間に、ゆきの中で何かが折れた。それは魔女界の女王としてのプライド…自尊心…誇り…言葉にするとすれば、そういうモノかもしれないが、もっと根本的なモノ…彼女と言う存在が、彼女でいられる根本が折れた…その事を自分でも理解してしまう。
 男がニヤリ…と笑う…人が創り出せる笑顔ではなかった…蛇のようなと、言えば蛇が怒り狂うような、獣のような…と、言えば引き合いに出された獣が唸り声を出し抗議するような、悪魔のような…と、言えば悪魔が地獄の底から汚された自己のプライドを守るために出現するような、そんな笑顔を浮かべ男は、バスタブの中から眼鏡を拾い出すと、ゆきにかけながら命令する。
「四つんばいになって、尻をこちらに向けろ…」と…
 ゆきは、男の命令に従う…雌犬のように四つんばいになり、尻を男に向けた…男は、更に命じる、入れやすいように自分で尻の穴を広げてろと…
「はい…」
 ゆきが、尻を左右に押し開き、尻の穴を露出させる…男は、その剥き出しの肛門に、自分のペニスの先端を添えて言う。
「はい、だけじゃねい!ご主人様と言え!」
「はい、ご主人様」
 ゆきの返答に、満足そうに頷くと男は、自分のペニスを手で添えるようにしながら、先端を触れさせているゆきの肛門の中に、ゆっくりとペニスを埋没させていく。
「ぐうぅ―――っ・・・んぐぅぅっ――― !」
くぐもった声が、ゆきの口から漏れる、ゆきは尻の力の出来る限り抜いて男のペニスの侵入を許す…
「んぐぅ――― !」
肛門を引き裂きながら、男のペニスが半分近く減り込み、捻じ込まれていく、ゆきの悲鳴が漏れる、ゆきの眼は大きく見開かれ、苦悶の形相を浮かべる。
「へっ!まだ半分も入ってないぞ、お楽しみはこれからさ!せいぜいお互いに楽しもうぜ!」
男が肛門に挿入したペニスを、腰を使いながら肛門に埋め込んでいく、少しずつ、少しずつ、ペニスがアナルに飲み込まれるかのようにめり込んでいく、そして裂けた肛門から血が滴り、ペニスを紅く染め上げる…やがてペニスが、ゆきの肛門に完全に埋没すし、男は腰をゆっくりと前後に動かし、ゆきのアナルをさらに引き裂いた、その度にゆきは、押さえつけられたままの姿で、苦痛と屈辱の入り交じった呻き声を絞り出し、苦悶の形相を浮かべ男の行為に耐えていた…いや、すでに男に犯される事に対して快感を感じ初めていた。
 尻の穴を犯している男が、目配せをする、別の男がゆきの前に回りこみ、ゆきの眼前にペニスを曝す。ゆきは、突き出されたペニスを口に含むとしゃぶり始める、誰に命じられることなく、背後から肛門を犯されたまま、口も同時に犯される。
 上下を二本の肉棒で貫かれ、それが一本の杭のようにゆきの肉体を貫き通す、ゆきは前後から犯され、嬲られる続ける、前と後ろを犯している男達が声を出しながら、調子を合わせてゆきの肉体にペニスを杭のように打ち込む、前の男は、喉の奥深くペニスを突き込み、くぐもった苦鳴を上げさせ、後ろの男は、グチュグチュという、淫靡な音を立てながら肛門にペニスを捻じ込ます。
 ゆきの肉体を人形か何かのように手荒くあつかい、男達は同時にゆきの口と内臓に大量の濁液を注ぎ込み、果てた…


                             「終わりなき悪夢」


 夜の街…紅いオーバーコートだけを羽織ったゆきがフラフラと彷徨う…バスルームで尻を犯された後…ゆきは、他の男達にも散々に犯された。
 いったい、何人の男達に犯されたのか、覚えてもいないし、思い出したくもない…ただ、気がつけば手に数枚の壱万円札を握らされ、街の中にオーバーコートだけで、放り出されていた…どうやって自宅に帰りついたのか…ゆきは覚えていなかった…

 その日から…ゆきは学校を休む…すぐに冬休みに入ったのは運が良かったのかもしれない…関先生や子供達が心配をしてやってくる…しかし、ゆきはみんなを避ける…怖かった…会えば、自分の身に起こった事を知られてしまうような気がした…誰にも知られたくなかった…知られるわけにはいかなかったから…

 あの悪夢のような日から数日、電話がかかってくる、ゆきは電話に出る。
「はい、ゆきですが…」
「郵便受けの中を見な…ゆきちゃん」
 電話は、すぐに切れた…しかし、ゆきは凍りついたようにその場に固まる、電話の声に、覚えがあった。でも…ゆきは、よろめくように玄関の郵便受け開けて見る。
 郵便受けの中に紙袋がある、ゆきは震える手で紙袋を空けて中を見る、写真が入っていた、自分の写真が数枚…男のモノを咥えてる写真…刈り上げられた股間がアップになってる写真…オマルの中に糞を垂れ流してる写真…深々と男と結合している写真…それと、携帯電話が1台…その、携帯電話が突然に呼び出し音を奏でる…

「………」
「わかるよな…」
 電話の主が誰なのか…わかっていた。
「………」
「わかったら返事をしろ」
 私は、返事をした。
「はい…ご主人様…」
 ゆきの悪夢が、地獄の日々がこうして始まった。




                      HADUKI之章に…つづく…?






                                          





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